名称:王子神社
住所:東京都北区王子本町1-1-12
公式・関連サイトURL:http://ojijinja.tokyo.jp/
都心北部に位置する王子は、JR京浜東北線、東京メトロ南北線、そして都電荒川線が交わる交通の要所です。その「王子」というロイヤルな響きと利便性から、観光でも人気を集める多彩な魅力を持つ街です。また、江戸時代から風光明媚な観光名所として庶民に親しまれ、多くの人が訪れてきた歴史あるエリアでもあります。
今回は、そんな歴史と現代が融合した「プリンスなタウン」王子のおすすめ観光スポットを10選でご紹介します!
目次
東京「王子」には何がある?魅力的な観光スポット10選!
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1.王子神社

王子の地名の由来となった王子神社は、11世紀に源義家が奥州征伐の前に参拝し、甲冑を奉納したとされる由緒ある古社です。江戸幕府が開かれた後も歴代将軍の篤い信仰を集め、江戸時代には「王子権現」として多くの人々に親しまれる観光名所となりました。
もう1つの見どころは、末社である関神社です。これは滋賀県大津市の関蝉丸神社を勧請したもので、芸事や髪の神様として知られています。境内には毛髪への感謝を表す「毛塚」もあり、特に理美容業界の人々から篤い信仰を集めています。王子駅のすぐ目の前に位置するアクセスの良さも魅力で、観光客にとっても癒やしのパワースポットとしておすすめです。
2.飛鳥山公園

王子のシンボルともいえる桜の名所、飛鳥山公園。その起源は、八代将軍徳川吉宗が庶民の行楽地として桜を植え、開放したことにあります。そして明治6年には、上野公園などとともに日本で最初に指定された公園の一つとなりました。
春には満開の桜が咲き誇るのはもちろん、約1万5千株のツツジが彩る名所としても知られています。さらに、公園東側ふもとにあるあじさいの小径も見逃せません!ここには約1300株のアジサイが植えられており、開花シーズンには京浜東北線の車窓からもその美しさを楽しむことができます。
江戸時代から続く都会のオアシス、飛鳥山公園。東京滞在中にはぜひ訪れたい観光スポットの一つです。
名称:飛鳥山公園
住所:東京都北区王子1-1-3
公式・関連サイトURL:https://www.npd.jp/asukayamapark/
3.飛鳥山公園にある3つの博物館
飛鳥山公園の南には、王子の歴史を語る上で欠かせない3つの博物館が隣接しています。3つの博物館を訪ねて回るなら、3館の共通券を利用するとオトクです。
◆渋沢史料館

「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一の業績を紹介する博物館「渋沢史料館」は、旧渋沢邸の跡地に建てられています。隣接する旧渋沢庭園には、大正時代の建物が2棟現存しており、歴史の趣を感じながら散策を楽しめます。
名称:渋沢史料館
住所:東京都北区西ケ原2-16-1
公式・関連サイトURL:https://www.shibusawa.or.jp/museum/index.html
◆紙の博物館

「紙の博物館」は、全国でも珍しい紙に特化した博物館です。ここ王子は、現在の王子製紙の前身となる製紙工場が建設された地でもあります。世界中の紙に関する資料が集められており、普段目にする紙の製造過程を楽しく学べます。
名称:紙の博物館
住所:東京都北区王子1-1-3
公式・関連サイトURL:https://papermuseum.jp/ja/
※2024年12月1日~2025年2月28日まで、館内設備工事に伴い臨時休館しています。最新情報は公式サイトでご確認ください
◆北区飛鳥山博物館

出典: Suikotei - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87106366による (CC BY-SA 4.0)
北区飛鳥山博物館は、王子や飛鳥山周辺の歴史と自然を深く学べる施設です。縄文時代から現代までの展示が充実しており、特にこの地にあったとされる古代の行政施設「豊島郡衙」に関する資料や、江戸時代の飛鳥山の賑わいを伝える展示が見どころ。地域に根ざした文化や歴史をわかりやすく紹介しており、大人も子どもも楽しめる内容となっています。
名称:北区飛鳥山博物館
住所:東京都北区王子1-1-3
公式・関連サイトURL:https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/index.html
4.飛鳥山公園モノレール「アスカルゴ」

王子駅前から飛鳥山山頂までは約250m、徒歩で5分ほどのハイキングコースですが、お年寄りや小さな子どもには少し大変かもしれません。そんな観光客の強い味方が、飛鳥山公園モノレールです。
「あすかパークレール」や「アスカルゴ」の愛称で親しまれるこのモノレールは、なんと無料!名前の通り、カタツムリのようにゆるやかなカーブを描きながら、約50mの距離を2分かけてゆっくりと昇降します。斜めに進むユニークな車窓からの眺めは、ここでしか味わえない特別な体験です。王子を訪れる際は、気軽に乗れるモノレール「アスカルゴ」で飛鳥山を楽しんでみてはいかがでしょうか?
名称:飛鳥山公園モノレール「アスカルゴ」
住所:東京都北区王子1-1
公式・関連サイトURL:https://www.city.kita.tokyo.jp/jutaku/koen/asukayamapark/parkrail.html
5.都電荒川線

かつて日本各地の都市交通を支えていた路面電車。東京にも数多くの路線がありましたが、現在唯一残っているのが「都電荒川線」です。路面電車とはいえ、実際に車と並走する区間は少なく、王子駅前とJR大塚駅前の2か所のみ。その中でも、王子駅前の区間は飛鳥山を半周する坂道になっており、路面電車ならではの雰囲気を存分に味わえます。
地元では親しみを込めて「王子電車」と呼ぶ人もいるほど愛されている荒川線。王子を訪れたら、東京で最後の路面電車をぜひ体験してみてください。特に、王子駅前電停から飛鳥山電停までの短い1区間でも、その魅力をしっかりと感じられます。
名称:都電荒川線
住所:東京都北区王子1ほか
公式・関連サイトURL:https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/
6.名主の滝公園

江戸時代末期、王子村の名主(なぬし)が自らの屋敷内に滝を作り、それを公開したのが始まりとされています。その後、上野の有名料理店「精養軒」が買収し、観光地として整備を進めました。一度は空襲で焼失しましたが、戦後に公立公園として再整備され、現在に至ります。
園内には男滝、女滝、独鈷の滝、湧玉の滝という4つの滝があり、涼やかな水音が都会の喧騒を忘れさせてくれるオアシスです。王子駅から徒歩約10分という好立地に加え、入園は無料なので気軽に訪れることができます。
途中には王子神社や王子稲荷神社といった観光名所もあるので、散策しながら立ち寄るのもおすすめ。園内にはモミジやカエデの木が多く、初夏から秋にかけて特に美しい景色が楽しめます。
名称:名主の滝公園
住所:東京都北区岸町1-15-25
公式・関連サイトURL:https://www.city.kita.tokyo.jp/jutaku/koen/koenichiran/na-no/nanushinotaki.html
7.「扇屋」厚焼き玉子

王子を訪れるなら、1648年創業の扇屋名物の卵焼きをぜひ味わってみてください!扇屋は、江戸落語「王子の狐」の舞台としても知られる名店で、落語に登場する厚焼き玉子の味を今も忠実に守り続けています。
たっぷりのこだわり卵と一子相伝のダシを合わせ、ふっくらと焼き上げた厚焼き玉子は、B6サイズほどの大きさ。ほんのり甘く、どこか懐かしい江戸の味わいです。
なお、大判サイズの「釜焼玉子」は予約制となっています。落語に登場する狐が逆に人間にだまされるお噺の舞台を訪れたついでに、扇屋の卵焼きを買って帰りましょう。お店は駅前のビル内にあり、アクセスも抜群です。
名称:扇屋
住所:東京都北区岸町1-1-7 新扇屋ビル1F
公式・関連サイトURL:https://www.ouji-ougiya.jp/
8.音無親水公園

隅田川の支流である「石神井川(しゃくじいがわ)」は、王子付近では「音無川(おとなしがわ)」と呼ばれ、かつては音無渓谷という名勝を形成していました。現在ではコンクリートで護岸された都会の川となっていますが、その旧流路に昔の景観を取り戻そうと整備されたのが音無親水公園です。
岩々の間を縫って水が流れ、周囲を樹木が覆う様子は、まさに都会の渓流。再現された木製の「舟串橋」から眺めると、ちょっとした山の中に迷い込んだかのような気分になりますよ。
駅からほぼ直結しており、両脇には王子神社と飛鳥山という王子の2大観光地もあります。日本の都市公園百選にも選ばれたこのミニ水郷は、王子観光の休息に最適なスポットです。
名称:音無親水公園
住所:東京都北区王子本町1-1-1
公式・関連サイトURL:https://www.city.kita.tokyo.jp/jutaku/koen/koenichiran/a-o/otonashishinsui.html
9.音無もみじ緑地

石神井川沿いの親水観光スポットをもう一つご紹介します。音無親水公園から静かな川沿いの道を遡ること約10分、コンクリート護岸が一部欠けた場所があります。
「音無もみじ緑地」と呼ばれるこの場所には、風光明媚な景色を再現するため、石神井川と繋がった人工の入り江が設けられています。付近の地名は「滝野川」ですが、これはかつて「王子七滝」と呼ばれるほど幾筋もの滝があったため。階段を下りて水辺まで行くことができ、水面を覗き込めば魚の姿を見かけることもありますよ。
隣接する金剛寺は、今でも紅葉と桜の名所として隠れた観光スポットになっています。王子観光の際には、ぜひ足を延ばしてみてください。
名称:音無もみじ緑地
住所:東京都北区滝野川4-2
公式・関連サイトURL:http://www.kanko.city.kita.tokyo.jp/spot/423-2/
10.お札と切手の博物館

出典: お札と切手の博物館 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47456126による (CC BY-SA 4.0)
王子の観光スポットで最後におすすめするのは「お札と切手の博物館」です。なぜこのような博物館があるのかというと、すぐ隣に国立印刷局王子工場があり、紙幣や切手などが製造されているからです。
紙幣の印刷は、偽造防止のためにさまざまな特殊技術が使われています。この博物館では「偽造防止技術の歴史」をテーマに、貴重な現物資料とともに印刷技術の進化をたどることができます。
展示室の2階では、歴代のお札や世界の珍しい紙幣、切手、さらには旅券や官報・収入印紙など、豊富な金券コレクションを展示しています。駅から徒歩約5分とアクセスも良好なので、王子観光の一端としてぜひ訪れてみてください。
名称:お札と切手の博物館
住所:東京都北区王子1-6-1
公式・関連サイトURL:https://www.npb.go.jp/museum/index.html
◎王子のおすすめ観光スポットまとめ

落語に製紙、桜、渓谷。あちらこちらにさまざまな見どころが詰まった王子の魅力をご紹介しました。王子は都心の多くのターミナル駅と直結しているため、観光にもとても便利!
東京観光に訪れる方も、首都圏にお住まいの方も、王子を歩けば都会で忘れがちな自然と人々の息遣いを感じることができます。
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