「こんぴらさん」で親しまれる金刀比羅宮のお膝元!香川県琴平町のお祭り

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「こんぴらさん」で親しまれる金刀比羅宮のお膝元!香川県琴平町のお祭り

香川県琴平町には「こんぴらさん」として知られる、海の神様・金刀比羅宮(ことひらぐう)があります。参道には旧跡や文化財がたくさん。また、1997年に発見されたこんぴら温泉郷があり、心身ともに清められる心地よさがあります。春は桜舞う下歌舞伎で賑わい、夏は熱い夏祭りにホテル、秋は見事な紅葉と伝統ある金刀比羅宮例大祭、冬はほっこりと温泉祭りが開催され、年間を通して様々な顔が楽しめる場所です。今回は、そんな琴平町で開催される主なお祭りを4つご紹介いたします!

目次

「こんぴらさん」で親しまれる金刀比羅宮のお膝元!香川県琴平町のお祭り

1.四国こんぴら歌舞伎大芝居

香川県琴平にある旧金毘羅大芝居は、江戸時代の1836年(天保6年)に建立された現存する日本最古の本格的芝居小屋で「こんぴら歌舞伎」として親しまれています。 年に一度、4月にだけ行われる歌舞伎公演が「四国こんぴら歌舞伎大芝居」で、四国路の春を告げる風物詩として昭和60年から毎年開催!

江戸時代そのままの芝居小屋なので全て人力によって操作されます。舞台転換時に使う回り舞台やセリ、スッポン、そして窓の開閉によって調光される自然光のみの照明にも、ぜひ着目してみましょう。2017年は中村雀右衛門が出演しました。

2.奉納蹴鞠

香川県琴平町の金刀比羅宮で行われる古式ゆかしい伝統行事で、1400年の伝統を持つ蹴鞠(けまり)が書院前の鞠庭で行なわれます。香川県での形文化財となっています。

毎年5月5日、7月7日、12月下旬の年に3回行われ、平安装束をまとった鞠足(神官)たちが「アリヤー」「オー」などの優雅な掛け声で、鞠を地面に落とさない様に蹴り続けます。これには天下泰平・国家安泰・五穀豊穣など、平和の意味が込められており、趣のある光景を鑑賞することができますよ。

3.金刀比羅宮例大祭

古くから「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮は、香川県琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社です。海上交通の守り神として信仰されており、長く続く参道の石段の数はなんと1368段!そんな金刀比羅宮の数ある祭典の中で最も厳粛な祭典が10月9日~11日の3日間開催される金刀比羅宮例大祭です。

最大の見所は、10月10日の21時から執り行われる「御神幸の神事」で平安絵巻さながらの光景。総勢約500名の神輿行列が、御本宮から御旅所までを練り歩く姿はただただ圧巻です!琴平では古くから「おさがり」という俗称で呼ばれ、沿道は数万人の参拝者や見物客で例年賑わいます。また深夜の御旅所(おたびじょ)では、管弦の演奏と大和舞が天に捧げられます。

4.こんぴら温泉まつり

香川県琴平町にあるこんぴら温泉郷では毎年11月~12月の2ヶ月間、日帰り入浴の湯めぐり手形を限定販売する「こんぴら温泉まつり」を開催しています。参加施設は琴平花壇、紅梅停を始めとした8施設で、大浴場の日帰り入浴が3館巡りセットで1500円とお得な価格!温泉郷のタオルも1枚セットで付いてきますよ。

また、同時期に開催されるまんのう公園のイルミネーションも見逃せません!主要温泉施設とJR琴平駅発のシャトルバスが運行されているので事前にご予約の上、ぜひ「美人の湯」とも言われるこんぴら温泉の湯めぐりとセットでお楽しみください。

◎まとめ

香川県琴平町で開催される主なお祭りを4つ紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?歌舞伎に蹴鞠、御神幸の神事など、金毘羅宮のお膝元ならではの伝統的なお祭りが特徴的です。琴平でしか体験することのできない貴重なイベントですので、観光がてらぜひ足をのばしてみましょう!

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