明治の文豪、夏目漱石が愛した玉名市で見たいお薦めのお祭り4選

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明治の文豪、夏目漱石が愛した玉名市で見たいお薦めのお祭り4選

熊本県玉名市は、海の幸や山の幸に恵まれた自然豊かな街。国の史跡として指定されている古墳や神社などが多く点在し、観光地としても人気です。明治の文豪・夏目漱石が宿泊した前田家別邸があることや、小説『草枕』の舞台としても知られています。今回は、そんな玉名市で見たいオススメのお祭りをご紹介いたします。

目次

明治の文豪、夏目漱石が愛した玉名市で見たいお薦めのお祭り4選

1.玉名大俵まつり

熊本県玉名市は有明海に注ぐ菊池川の河口に位置する、地の利に恵まれた町です。そのため江戸時代から主要交通網の一つとして菊池川の水運を使用し、米の集積地として繁栄してきました。今でも河原には石畳の坂道「俵ころがし」と呼ばれる史跡が残っています。そんな歴史を反映して毎年玉名市の繁栄と五穀豊穣を願って行われるお祭りが「玉名大俵まつり」です。

このお祭りのメインはなんといっても「大俵ころがし」。重さ1t、直径2.5mもの巨大な俵を転がし、そのタイムを競うというものです。子供から大人まで、様々な衣装で行う大俵ころがしは迫力満点で会場は熱気に包まれます。この他にも出店はもちろんのこと、お米にまつわる「米グルメフェスティバル」なども開催されますのでお腹も満足すること間違いなしですよ。

2.火の神祭り

小天(おあま)神社、別名小天天子宮は713年の奈良時代に当時流行っていた疫病を治めるために建立されたといわれている、熊本県玉名市にある歴史ある神社です。そこで毎年10月上旬に行われているお祭りが「火の神祭り」です。

夜の帳が降りると神社の境内のやぐらに火が点火され、神社の拝殿になだれ込もうとする法被姿の男性達と、それを防ごうとする男達の迫力ある攻防から祭りが始まります。祭りの見所はクライマックスを飾る「火渡り神事」。神社を建立した道君首名が疫病を治めるため、火の中を火傷を負わずに3回渡ったという故事に由来します。

現在この火渡りを行うのは、なんと烏帽子に狩衣姿の少年なんです!大人でも躊躇してしまうような真っ赤になった炭の上を、火の粉を散らしてはしる姿には感動をおぼえるのでは?歴史ある玉名市のお祭りは必見ですよ。

3.梅林天満宮の流鏑馬

地元、玉名市の人々に「ヤクサンドン」と呼ばれ親しまれているお祭りが梅林天満宮で行われる「流鏑馬」です。ご存知流鏑馬とは馬で疾走しながら的に向かって矢を射るというもので、例年11月25日の梅林天満宮大祭に際して奉納される行事なんです。

神社南側の馬場400mの距離に3カ所的が立てられます。その後馬を全力疾走させ矢を射る姿は迫力満点で、矢がうまく的に当たれば周囲からの拍手喝さいが湧きあがるんです。この際射た的の一部は縁起物として観客が持ち帰ることが許されており、以前は奪い合いにまでなっていたとか。

流鏑馬を奉納する梅林天満宮の本殿・拝殿・楼門・鳥居は国の有形文化財にも登録されているほど貴重な物です。そんな歴史ある玉名市の梅林天満宮の流鏑馬を見て、ぜひ的もお守り代わりに手に入れて下さいね

4.繁根木八幡宮秋季大祭

熊本県玉名市の961年に建立されたという「繁根木八幡宮」で、毎年10月の終わりに行われるお祭りが「繁根木八幡宮秋季大祭」です。五穀豊穣に感謝するお祭りで、武者行列からよさこい踊り、郷土芸能に和太鼓など様々なイベントが行われます。

なかでも見所は節頭馬と呼ばれる行列です。節頭稚児と呼ばれる子供が白く化粧をされ馬に乗って町を練り歩きます。節頭稚児とは神馬に乗った稚児と言う意味で、今では小学校1年から3年の男子と決まっているのだとか。接頭行列は繁根木八幡宮で神事を行ったあと、町を練り歩きます。そんな不思議な雰囲気を持った、玉名市の秋のお祭りを見てみませんか。

◎まとめ

神社が多く残っている玉名市では、神社ごとの例祭も多く催されています。5月下旬から6月にかけては美しい花菖蒲が目を楽しませてくれ、夏には菊池川の河原で美しい花火が打ち上げられます。ぜひ漱石が愛し「桃源郷」とまで呼んだ玉名市をじっくり観光してみてくださいね。

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