民族舞踊に日本酒祭りに妖怪祭りまで!徳島県三好市のお祭り4選

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民族舞踊に日本酒祭りに妖怪祭りまで!徳島県三好市のお祭り4選

三好市は徳島県の西端に位置し、周囲を四国山地の山々に囲まれた四国のへそとも呼べる地域です。祖谷のかずら橋や国定公園剣山、大歩危・小歩危など、この地域ならではの観光名所も数多く点在しています。

そんな三好市には、歴史と伝統に彩られたユニークなお祭りがたくさんあります。この記事では、三好市でオススメのお祭りを4つご紹介しましょう。

目次

民族舞踊に日本酒祭りに妖怪祭りまで!徳島県三好市のお祭り4選

1. 西祖谷の神代踊

平家の隠れ里とも呼ばれる秘境「祖谷(いや)」。山また山の渓谷が続く祖谷地域には、今も独特の風習やお祭りが残っています。そのなかの1つが、「西祖谷の神代踊」。なんと1100年以上前の平安時代の雨乞いが起源とされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

西祖谷山村善徳の天満神社を舞台に、毎年旧暦6月25日(新暦の7月25日頃)に開催され、三好市の人たちからは夏祭りとして親しまれています。太鼓の音色に合わせて歌ったり、花傘をかぶって踊る子供たちの可愛らしいようすは見ものですよ。日本三大秘境ともいわれる祖谷渓を訪れるなら、ぜひ神代踊のお祭りもチェックしてみましょう。

2. 四国酒まつり

三好市の中心となっている池田町は、「四国の灘」とも称される酒どころ。山深い三好市には、吉野川の伏流水と阿波の酒米を使用した美味しい日本酒の酒蔵がいくつもあります。そんな三好市では、新酒の仕上がる2月に、「四国酒まつり」が開催されています。JR阿波池田駅から徒歩3分の会場に、毎年たくさんのお祭り好きの酒好きが集結します。

三好市内の酒蔵が醸した純米大吟醸をはじめ、およそ40種類以上の四国の銘酒を飲み比べできます。また地元の老舗酒蔵が無料開放されるため、町中も大きく賑わいます。三好市の自然の恵みを味わうことのできるとっておきのお祭りですよ。

2月の定例の「酒まつり」のほか、7月の「夏の陣」や9月の「秋の陣」といった不定期の酒まつりも開かれるので、気になる人はHPをチェックしてみてください。

3. いけだ阿波おどり

徳島県のお祭りといえば、何をおいても阿波踊りが有名ですよね。もちろん最も規模が大きいのは徳島市の阿波踊りですが、ここ三好市の「いけだ阿波おどり」も負けてはいません。8月お盆の3日間、三好市の旧池田町内は本場の熱気に包まれます。

阿波踊りは「連」と呼ばれるグループを単位として踊られるのが一般的で、いけだ阿波おどりにはおよそ30の連が参加します。有料桟敷席のほかにも無料の演舞場が町内あちこちにあり、とくに阿波池田駅横のへそっこ公園では、各連が入れかわり立ちかわりで踊りを披露してくれますよ。

徳島市で阿波踊りを見るのは大変そう…という人には、こちらのいけだ阿波おどりがおすすめです。

4. 妖怪まつり

奇勝大歩危・小歩危のある三好市の旧山城町地域は、平家の落人伝説のほか、たくさんの妖怪の言い伝えがあることで知られています。旧山城町内には、妖怪村や妖怪街道、『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの児啼爺(こなきじじい)の像などの観光名所もあります。

そんな三好市旧山城町で2001年に始まったのが、この「妖怪まつり」。三好市の藤の里公園や旧上名小学校などで毎年行われるお祭りです。妖怪まつりでは、妖怪バンドや妖怪行列など、妖怪をモチーフとしたさまざまなイベントが楽しめますよ。恐ろしいような、ちょっと可愛いような妖怪たちと触れ合えるほか、三好市の地元の特産品なども販売されます。

◎まとめ

徳島県三好市のお祭りを4つご紹介しました。重要無形民俗文化財に指定されている伝統的なお祭りから、全国的にも珍しいユニークなお祭りまで、三好市では1年を通していろいろな興味深いお祭りが開催されています。

三好市を訪れる際には、観光情報と合わせてぜひお祭り情報もチェックしてみてくださいね。

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