奇祭「手力の火祭り」や道三にまつわるお祭りなど、岐阜市のお祭り3選

画像出典:Yuya Tamai/Flickr

奇祭「手力の火祭り」や道三にまつわるお祭りなど、岐阜市のお祭り3選

岐阜市は、岐阜県中南部に位置し、戦国時代には斉藤道三や織田信長の城下町として栄えた歴史ある町です。また、日本三大清流一つと言われる長良川が流れる自然豊かな町でもあります。そんな岐阜市には歴史をもとにしたイベントや伝統的なお祭りがたくさん!ここでは、岐阜市のお祭りやイベント3選をご紹介します。

目次

奇祭「手力の火祭り」や道三にまつわるお祭りなど、岐阜市のお祭り3選

1.手力の火祭り

手力の火祭りは、毎年4月の第2土曜日に行われる手力雄神社の例祭。このお祭りの起源は不明ですが、300年以上もの歴史を持つといわれ、岐阜県無形民俗文化財に指定されています。

手力の火祭りは、夜7時ころ境内に設置された高さ20メートルの滝花火が点火され、境内に爆竹音が響き渡る中、上半身裸の男たちが、花火が仕掛けられた神輿を威勢よく担ぎ、激しく火の粉が降り注ぐ滝花火の下を乱舞する、という正に奇祭。さらに手筒花火や仕掛け花火も一斉に火を挙げ、観客を圧倒させます。

勢いよく降り注ぐ滝花火の火の粉、神輿から吹き上がる火の粉、爆竹の轟音に男たちの鳴らす鐘の音。音と火による大変勇壮なお祭りは見ごたえがありますよ!

2.岐阜まつり・道三まつり

「岐阜まつり」は、伊奈波神社の例祭。「道三まつり」は、岐阜市の街づくりの基を築いた斉藤道三の偉業をたたえて始まったお祭り。毎年4月の第1土曜日と翌日曜日に開催されています。岐阜まつりの見どころは宵宮。桜が満開に咲く伊奈波神社の参道に提灯が灯ると、各町内から市の重要有形民俗文化財に指定された4台の山車と神輿が曳かれてきます。

山車につけらえた提灯が前後左右に揺れるさまは、夜桜の咲く参道とも相まって幻想的な雰囲気を作り出し、迫力ある掛け声で担がれる神輿は躍動感のる動きをみせ、対照的な姿を楽しめます。鳥居前に山車が据えられると、山車の上でカラクリが披露され、クライマックスには花火も!見どころたっぷりの神事です。

道三まつりは、NHKの大河ドラマ『国盗り物語』がきっかけになり、昭和48年から始まりました。毎年岐阜まつりの協賛行事として開催。道三ゆかりの寺・常在寺での道三公追悼式に始まり、みこしパレードや音楽隊パレード、フリーマーケットなど様々なイベントが行われ多くの人で賑わいます。この2日間、岐阜市内は祭り一色!お祭りの雰囲気をたっぷり楽しむことができますよ。

3.長良川の鵜飼い開き

『古事記』にも記されている歴史の古い「鵜飼い」。中でも代表的なのが長良川鵜飼です。日本三大清流の一つと言われる長良川で行われる鵜飼いは、宮内庁の管轄で、とれた鮎は皇居に献上され、明治神宮や伊勢神宮に奉納されている由緒あるもの。その歴史は1300年にも及びます。長良川鵜飼は10月16日~5月10日が禁漁期間、解禁日の5月11日には、「鵜飼い開き」が開催されます。

この日は鵜飼いが観覧できるだけでなく、花火も打ち上げられるので、鵜飼いの様子と同時に楽しめてお得!観覧船に乗らなくても橋の上などから気軽に楽しめますよ。風折烏帽子に漁服、胸当てや腰蓑をつけた伝統的な鵜匠の装束も必見。一人の鵜匠がたくさんの鵜を同時に操り漁をする様には目を見張りますよ。船の舳先で焚かれるかがり火が川面を照らし、幻想的な雰囲気も味わえます。

◎まとめ

いかがでしたか?古い歴史ある手力の火祭に長良川鵜飼い、戦国時代の歴史にちなんだ道三まつりなど、岐阜市の歴史や伝統を肌で感じられるお祭りを3つご紹介しました。岐阜市の歴史やお祭りに興味をもっていただけたでしょうか。ご紹介したお祭りはどれも大変見ごたえがあり、一見の価値あるお祭りです。ぜひ足を運んでみてくださいね!

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