京都からすぐ!東海道と中山道の宿場町草津市で開かれるお祭り3選

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京都からすぐ!東海道と中山道の宿場町草津市で開かれるお祭り3選

滋賀県南部、大津市のお隣草津市は、かつて東海道と中山道の分岐点として栄えた宿場町。今では貴重な存在となった旧本陣が残るほか、草津市内のいたるところに、街道沿いならではの観光スポットが点在しています。

また、近年では京都大阪へ電車一本で行けるベッドタウンとして急成長している草津市。さらに立命館大学をはじめとするいくつかの大学キャンパスがあることから、学生街としても発展しています。

そんな今も昔も京滋地域の重要な都市であり続けている草津市には、どんなお祭りがあるのでしょうか。今回は、滋賀県草津市のお祭りを3選に凝縮してご紹介します。

目次

京都からすぐ!東海道と中山道の宿場町草津市で開かれるお祭り3選

1. 草津宿場まつり

毎年4月の最後の日曜日には、草津宿場まつりが開催されます。草津の春の風物詩としても知られるこのお祭りは、約50年の歴史をもっています。草津市内の人はもちろん県外からも、毎年のように何万人という見物客がやってきます。

お祭りのメインは時代行列!きらびやかな衣装や髪飾りがついたかつらを身にまとい、その年その年のテーマに沿った行列が町を練り歩きます。行列で中心的な役割を果たすキャストは、一般の人から公募で選ばれます。我こそはと思う人は、奮って応募してみてはいかがでしょうか。

行列は宿場街道ゾーンと市役所ゾーン、そして草津川跡地公園ゾーンをスケジュールに合わせて進みます。京都に鳴くよウグイス平安京が遷ってこのかた重要な街道筋であった草津の、時代を感じることのできるお祭りですよ。

2. 燈明祭

燈明祭は、草津市の少し北の外れにある伊砂砂神社で、毎年9月13日に行われています。旧中山道沿いの伊砂砂神社の本殿は、1468年に建立された歴史ある建物で、国の重要文化財にも指定されています。翌1469年に起きた旱魃の際、雨乞い祈願によって雨が降ったことから、神に感謝する意味で祭りが始まったといわれています。

燈明祭で奉納される渋川の花踊り(講踊り)は、花笠をかぶり手に団扇を持って踊ります。ちなみにこの花踊りは、草津市内に残る貴重な風流踊りとして、滋賀県の無形民俗文化財に指定されています。とはいえ誰でも自由に参拝・観覧できるほか、甘酒やポップコーンなども振舞われるので、ちょっぴりお得感もありますよ。JR草津駅から徒歩圏内にあり、気軽に訪ねられるのもポイントです。

3. びわ湖花火大会穴場スポット

びわ湖花火大会は草津市や滋賀県のみならず、全国的にも知られる有名な花火大会です。花火自体は大津市の沖合で打ち上げられますが、実は穴場の鑑賞スポットが草津市にあるのです!

草津市の西部、琵琶湖に浮かぶ矢橋帰帆島(やばせきはんとう)は、江戸時代に近江八景の1つに数えられた景勝地。花火大会のメイン会場の対岸に位置することから、今では穴場の花火観賞ポイントになっています。鉄道駅からは少し離れているものの、すぐ近くの矢橋帰帆島公園に無料駐車場があるので、車で行くにはかなり便利です。京都方面からは近江大橋を渡ってすぐのところにあるので、車ならアクセスも容易ですよ。

◎まとめ

草津駅は、京都駅からJR東海道線で5駅ととっても近いところにあります。近年草津の駅前には高層ビルも目立つようになりましたが、まだまだ宿場町としての古い面影を残しています。

草津市で伝統のお祭りを観覧したら、名物の姥が餅を購入しましょう。京都大阪から日帰りで気軽に行ける草津を観光するなら、ぜひお祭り情報もチェックしておいてください。

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