熊野路の深い歴史を肌で感じてみませんか?和歌山県田辺市のお祭り4選

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熊野路の深い歴史を肌で感じてみませんか?和歌山県田辺市のお祭り4選

和歌山県田辺市といえば世界遺産の熊野本宮大社と熊野古道のある近年注目の観光地。そんな田辺市には、当然ながら熊野参詣の歴史にまつわるイベントがたくさん。とくに夏から秋にかけて多くのお祭りが行われているんですよ。

今回は、そんな田辺市でとくに人気のお祭りを一挙にご紹介しましょう。ぜひ夏のイベント探しの参考にしてくださいね。

目次

熊野路の深い歴史を肌で感じてみませんか?和歌山県田辺市のお祭り4選

1. 田辺祭

出典: miamiwatase

田辺市で450年以上の歴史をもつ「田辺祭」。毎年7月24・25日に行われるお祭りで、田辺市をあげての一大イベントとなっています。「お笠」と呼ばれる山車が町中を練り歩くさまは、和歌山の祇園祭といわれることも。お祭りの舞台となる闘鶏神社も歴史深く、かつては皇族や貴族が熊野参詣する際に、心願成就を祈祷した場所といわれています。

お祭りは2日目の夜遅くまで続き、毎年県外から泊まりがけで訪れる人もいるほどの賑わいをみせます。山車の先頭を行く「住矢」や闘鶏神社に現れる馬など、最初から最後まで見どこたっぷり!熊野詣でで栄えた田辺ならではのお祭りをぜひ体感してください。

2. 熊野本宮大社例大祭

毎年4月13日から15日にかけて行われる熊野本宮最大の神事「熊野本宮大社例大祭」。とくに、無形文化財に指定されている「湯登神事(ゆのぼりしんじ)」が行われる13日に合わせて、大勢の観光客が田辺を訪れます。古くから、熊野の神は稚児の頭に宿るという言い伝えがあり、馬役の父親は衣装に身を包んだ男児を肩車して山中を練り歩きます。

男の子だけでなく、お祭りのクライマックスには美しい衣装を纏った女の子たちの出番もありますよ。ほかにも神輿や伝統芸能など、見どころはたっぷり!参加者の一般公募もありますので、田辺市以外の方もぜひ参加してみてください。

3. 八咫の火祭り

うっすら夕焼けのなか、頭に乗せた笠からふんわりと揺れるヴェール、白や赤の美しい衣装を纏った女性たちがゆったりと歩く…そんな時代行列を何かのポスターで見たことはありませんか?それこそがこの「八咫(やた)の火祭り」です。歴史の深い熊野と田辺の地にあっては比較的新しいお祭りで、熊野本宮の長い歴史を後世に残すため、若者たちも参加しやすいお祭りを考案したのが始まりです。

18時半から始まる時代行列に続き、19時には地響きのするような迫力満点の和太鼓が。老若男女みんなで八咫踊りを奉納した後は、いよいよクライマックス!色とりどりの花火が熊野本宮の夜空を彩る、ダイナミックなお祭りです。

4. 田辺花火大会

田辺市の秋の風物詩といえば「田辺花火大会」!一般的に花火大会は夏に行われることが多いですが、田辺では涼しくなってくる10月に、「弁慶まつり」のフィナーレとして開催されます。約3000発と数は多いとはいえませんが、観覧席目の前の田辺湾で上がるので、大迫力の花火を楽しむことができるんですよ。

なかでも、直径500メートルにもなろうかという2尺玉が打ち上げられた時の迫力と歓声は、ほかの花火大会ではなかなか味わうことはできません。田辺の秋の夜長を、毎年3万人以上の見物客が集まる花火大会で楽しんでみてはいかがでしょうか。

◎まとめ

今回は和歌山県田辺市でオススメのお祭りをご紹介しました。有名な熊野本宮大社があるということもあり、やはり深い歴史を感じられるような荘厳なお祭りが多いですね!

熊野古道や世界遺産の温泉など、お祭り以外にも見どころ豊富な田辺市へ、ぜひ一度観光に来てみてください。

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