山形県・米沢市には上杉家ゆかりのお祭りがたくさん！おすすめのお祭り3選

山形県にある米沢市は、上杉氏の城下町として知られている市です。そのため米沢市内では上杉氏にゆかりのあるお祭りを多くみかけます。米沢市のシンボルである米沢城の近く「上杉神社」で開催される例祭を筆頭に、四季を通じた様々な祭りをみることができる地域です。

そんな米沢市にあるおまつりの中から上杉氏と関連あるおすすめのお祭りを3つご紹介します。

1.米沢上杉まつり

山形県米沢市にある上杉神社。その上杉神社の例祭日に行われているお祭りのことを「上杉まつり」とよびます。

ちょうどお祭りの時期は、桜が咲き、米沢にも春が訪れる頃。花見を兼ねて楽しむことができるお祭りとなっています。祭りの会場となる上杉神社は、上杉謙信を祀る神社で、米沢駅より徒歩圏内です。

お祭りの期間中には、様々な催しものが開催されます。そのうちのひとつが、上杉軍と武田軍の戦いを再現した「川中島の戦い」です。米沢市にある松川河川敷を川中島にみたて、甲冑をきた上杉軍、武田軍に扮した人々が戦闘シーンを再現します。

絵巻物の世界でしか知りうることができなかった、当時の合戦が、リアルに目の前に再現されるさまは、迫力満天。

祭りの期間中には、民謡流しに合わせた歌と踊り、上杉軍に扮した人々による武者行列なども行われます。合戦前に開催される武禘式軍団行列も、このお祭りに外せない一幕。千人もの市民が甲冑を身にまとい上杉、武田の両軍に扮します。

歴史好きには見逃せない米沢上杉祭りです。

2.愛宕の火祭り

米沢市内遠山町にある愛宕（あたご）神社は、愛宕山山頂に建てられています。上杉鷹山が雨乞いを祈願した神社としても知られています。

そんな神社の例大祭が開催されるのは8月1日。早朝から標高555メートルの山頂にある神社を目指して多くの市民が参拝へ訪れます。

この神社の祭りのみどころは、松明行列。松明には、松岬神社の御神火を採火し、500人の松明に渡されます。そのあと市内の目抜き通りを移動し、愛宕神社へと届けられます。このあと、愛宕神社に設けられた芝舞台には、松明が灯され、明神太鼓などの行事が奉納され、神輿が渡卸されます。

500人もの人による松明の明かりが山頂を昇っていく様がたいへん美しく、とても神秘的なお祭りです。ぜひ訪れてみてください。

3.笹野観音十七堂祭

最後に紹介する米沢市の祭りは、米沢市内にある笹野観音で開催される十七堂祭り。本尊に千手千眼観世音菩薩を祀っています。秘仏とされているこの本尊を上杉の歴代藩主は、7日、17日、27日と訪れては、祈願したと言われています。

そんな上杉家の祈願日にちなんだのか、十七堂祭も、1月17日に行われます。もともとは、年越しの祭りだったので、12月17日開催されていました。お祭りの期間は、護摩祈祷などが行われます。

このお祭りの最大のみどころは、無病息災などを祈って行われる、火渡りの荒行です。この荒行は境内で行われます。火渡りの荒行は、小学校3年生以上の方ならどなたでも参加可能（要ご祈願料）となっています。ぜひ参加してみましょう。きっと、米沢の旅の良い思い出となることでしょう。

◎まとめ

米沢市には、一年を通して様々なお祭りが開催されています。今回ご紹介したような上杉藩主にゆかりのあるものも多くありますので、米沢市に旅行に訪れるさいには、事前にイベント・お祭り情報をチェックされてから旅行を計画されると、より米沢市を知ることができるかと思います。

山形県・米沢市には上杉家ゆかりのお祭りがたくさん！おすすめのお祭り3選