凧と書いてイカと読む！？新潟県三条市で開催されるお祭り5選！

鍛冶技術が盛んなことで知られる三条市は、新潟県の中央に位置しています。平野部では農業が盛んで、山間部には数多くの自然が残っています。世界的にも認められる鍛冶技術を誇る三条市では毎年さまざまなお祭りが開催されます。それでは、三条市で開催される有名なお祭りを紹介します。

1.三条祭り

「三条祭り」は三条市の鎮守として知られる、三条八幡宮で行われる春のお祭りです。1822年に村上藩主の内藤信敦が京都所司就任を祝い、10万石の大名行列をしたのが、現在の三条祭りの始まりと伝わります。

5月中旬に行われるこの祭りでは、大名行列が名物。高下駄を履いた天狗が練り歩く時は、あまりの高さに天狗役の人を支える人も一緒に歩きます。間近で見物できるのでぜひ足を運んでみてください。

2.三条凧合戦

三条の名物イベントの一つ「三条凧合戦」です。毎年6月第一土曜日に開催されます。実は三条では凧のことを「いか」と呼びます。

このお祭りは、赤組と白組に分かれ、相手の凧の糸を切ろうとしたり、落そうとしたりします。そのために糸には木製の道具で相手の糸が切れるように仕掛けがあったり、糸同士を摩擦させることで、糸を切ったりします。この切ったり、落ちたりによって、点数が異なっています。

江戸時代から続く伝統的な行事なだけあり、非常に盛り上がりを見せます。三条ならではのお祭りなので、ぜひ一度見物してみてください！

3.花菖蒲まつり

しらさぎ森林公園で開催される「花菖蒲まつり」は、6月初旬から下旬まで開催されます。公園内にはたくさんの菖蒲が咲いており、いたるところで綺麗な花を観賞できます。ちょうどホタルの季節でもあるため、夜になると菖蒲の間を飛ぶホタルの光を目の当たりにできます。

昼間明るいうちに見る菖蒲も美しいですが、夜は菖蒲とホタルが両方見られるので、お得感があります。ホタルを驚かさないよう静かに見て回るようにしましょう。

4.本成寺鬼踊り

新潟県三条市の節分には、珍しいお祭りが開催されます。「本成寺鬼踊り」は室町時代に本成寺の僧兵の農民が盗賊を追い払ったという昔話から、節分に厄払いということで行われるようになりました。

鬼たちが声を上げて暴れる姿は近くて見ると、圧倒される勢いがあります。その鬼を豆を投げて退治することで、生活の平安を願います。また、赤ちゃんが鬼に抱かれるというのも伝統です。鬼に抱かれた子は、立派に成長するといわれるので、子ども連れで賑わいを見せます。

5.燕三条駅県央祭り

燕三条駅で開催される「燕三条駅県央祭り」は、芸能ステージをはじめ、ご当地キャラが勢ぞろいするなどの楽しいイベントが魅力です。

燕三条駅で行われるイベントとあって、現美新幹線の展示なども行われています。現美新幹線は、新幹線の中に美術館を取り入れた、上越新幹線越後湯沢から新潟間を走る世界最速の美術館です。現美新幹線内では、地元で人気のツバメコーヒーが飲めるカフェもあるから、贅沢な時間を過ごせます。

国内でも駅でお祭りが開催されるのは非常に珍しく、祭り開催中は弥彦線の臨時列車運行もあります。「燕三条駅県央祭り」は鉄道ファンもファンでない方も楽しめるお祭りですよ！

◎まとめ

新潟県新潟県三条市で毎年開催されている有名なお祭りを5つ紹介しました。三条市には夏の風物詩となっている花火大会や、全国でも珍しい駅で開催されるお祭りなど、子どもから大人までが楽しめる工夫がいっぱいです。

三条市まで行く機会があったら、ぜひ訪れてみてください。三条市は交通アクセスにも便利なので、新幹線でも車でも行きやすいのがポイントです。

凧と書いてイカと読む！？新潟県三条市で開催されるお祭り5選！