グアム島南西部とココス島でスキューバダイビングを楽しもう!
グアム島南部は中心部から離れているため、あまりメジャーなエリアとはいえません。しかし、だからこそダイバーの数が少なく、手つかずの自然を楽しめるのが魅力的で、有名なダイビングスポットを潜ったダイバーが好んで南部を訪れています。
ここではグアム島南西部と、グアム島の南西に浮かぶココス島周辺を中心に、上級者はもちろん初級者にもおすすめのダイビングスポットをご紹介します。洞窟や緩やかなドロップオフなど、グアム島南部の個性的なスキューバダイビングポイントへ行ってみましょう。
目次
グアム島南西部とココス島でスキューバダイビングを楽しもう!
1.グアム島南西部のスキューバダイビングスポット
まず、グアム島の南西部、ニミッツ・ビーチ・パークに隣接するアガットマリーナ周辺のダイビングポイントからご紹介します。
◆アナイケーブ
「アナイケーブ」は、アガットマリーナからほど近い無人島の海中にあるケーブポイント。比較的浅い所に小さな洞窟がいくつもあるので、経験の浅いダイバーでもOK。ロブスターが生息しているほか、夜行性の魚や生物を観察できます。洞窟から見上げるブルーが美しく、いろんな楽しみが詰まったエリアです。
◆コーラルガーデン
「コーラルガーデン」は、アナイケーブの近くにあるダイビングスポット。その名の通りサンゴが一面に広がっていて、サンゴに群れて生息している色鮮やかな熱帯魚のほか、ハゼなども多数観ることができます。のんびりとフィッシュウオッチングを楽しみたいダイバーにおすすめのポイントですよ。
◆ハップスリーフ
アガット湾沖にある、イルカウォッチングツアーでも人気のエリアです。フラットな水底にある巨大なサンゴ礁の根には無数のリーフフィッシュが生息していて、まるで天然の水族館。天気の良い日には広大な白い砂地に射し込む陽射しが美しく、海の青と砂地の白だけの世界を堪能できます。
砂地をよく観察してみましょう。きっと、細長いガーデンイール(チンアナゴ)が顔を出していますよ。ハップスリーフは比較的浅いので、初心者でも安心してスキューバダイビングを楽しめます。
◆ピーツリーフ
ダイバーがあまり入らず自然の姿が残っているポイント。白い砂地にサンゴという景観のそこかしこに観られるイソギンチャクにクマノミが生息していて、穏やかなドロップオフの水底の根の下にはサメが寝ています。ナイトダイビングなら、ロブスターやカニを観ることができますよ。
2.ココス島周辺のスキューバダイビングスポット
ココス島は、グアム南端沖に浮かぶラグーンに囲まれたリゾートアイランド。パラセーリング、シーウォーカー、バナナボード、ウェイクボートをはじめ、インストラクターが海中の世界へいざなう体験ダイビングなど、マリンアクティビティが充実。ここに来れば海で思いっきり遊びつくすことができます。
スキューバダイビングのライセンス保持者なら、マリンアクティビティを満喫しつつ、ファンダイビングも楽しみませんか?
島の北側は穏やかな海と白い砂地。ラグーンに囲まれた透明度の高いエメラルドグリーンの海は、湖のように穏やかで水深も浅く、色鮮やかな熱帯魚たちが出迎えてくれます。対照的に、南側はアウトリーフの荒々しい海と岩礁。運が良ければイルカやマンタの姿を見ることもできますよ。異なった景観のダイビングポイントを楽しみましょう。
◆ココスアイランド・ラグーン
グアム島南西部のメリッソ村とココス島との中間あたりにある「ココスアイランド・ラグーン」は、緩やかなドロップオフが広がる透明度の高いダイビングポイント。魚は少なめですが白い砂地と青い海のコントラストに癒されます。潮流はそれほど早くないので、初心者にもドリフトダイビングが楽しめるポイントとしておすすめです。
◆ココスウォール
水深は10mほどと浅めですが、潮流が速い「ココスウォール」は、上級向けのドリフトダイビングポイント。ダイバーがあまり入っていないので自然のままの美しい景観が保持されています。色鮮やかなサンゴやイソバナが多く観られ、ロウニンアジやバラクーダの群れに遭遇できることもありますよ。
◎まとめ
グアム南部には手つかずの自然がたくさんあり、タモン地区周辺の中心部とは全く異なった表情を見せてくれます。そんな贅沢に大自然を満喫できるグアム南部やマリンアクティビティの島「ココス島」で、スキューバダイビングを堪能しましょう。