名称:Two Lovers Point
住所:Harmon Village, Tuming, Guam
公式・関連サイトURL:http://theguamguide.com/two-lovers-point/
美しいビーチに充実した設備のリゾートホテル、更には免税でのショッピングと、常夏の島グアムはこの世の楽園ともいえる場所。しかしちょっと待ってください、現代の楽園は一朝一夕にできたわけではありません。
今は豊かで美しいグアムですが、その陰には征服者の上陸、戦争、統治政府の交代等々、さまざまな困難を乗り越えてきた歴史があります。今日はそんなグアムをより深く知るために、この島の代表的な歴史スポットをご紹介しましょう。
目次
南海の楽園をもっと知ろう!グアムでおすすめの歴史観光スポット4選
1. 恋人岬

グアムで最も有名な観光スポットといえば、この「恋人岬」!タモン湾の北端に突き出た岬で、グアムのシンボルともいえる観光のハイライトです。海抜123メートルの断崖の上にある展望台からは、タモンの美しい海岸線をはじめ、イパオ岬、オロテ岬までを一望のもとに見渡すことができます。
しかし、恋人岬は単なる絶景ポイントではありません。ここは、先住民族チャモロ人が置かれた悲しい境遇を物語る歴史スポットでもあるんです。スペイン統治時代に、「チャモロの美しい娘が、結婚を迫るスペイン人総督から逃れ、チャモロ人の恋人と永遠の愛を誓い、髪を結びあってこの岬から身を投げた」という悲恋伝説から、この名が付けられたといわれています。
2. スペイン広場

グアムの長い歴史の中でも、300年以上に渡ったスペインによる植民地統治は、この島にとくに大きな影響を及ぼしました。そんなスペイン統治時代の面影を色濃く残す歴史スポットが、グアムの主都ハガニアの中心にあるスペイン広場です。
かつてスペインの総督邸があった場所で、今もこの一帯はグアムの行政の中心地。グアム議会やグアム政府など、数々の政府機関が集まっています。広場周辺には総督邸跡のほかにも、スペイン総督夫人が来客をチョコレートドリンクでもてなしたことから名付けられた「チョコレート・ハウス」や、白亜の建物が美しい「聖母マリア大聖堂」などたくさんの歴史スポットが点在していて、スペイン統治時代の歴史を知るには格好の場所。
名称:Plaza de España
住所:Plaza de España, Hagatna, Guam
公式・関連サイトURL:http://www.visitguam.jp/media-gallery/view/plaza-de-espana-01/
3. 横井ケイブ

グアムの美しい自然はビーチだけではありません。ジャングルに覆われた緑の中にあるタロフォフォの滝もその1つ。そして、このタロフォフォ・フォールズ・リゾートパークの敷地内にあるのが、太平洋戦争を物語る歴史スポット「横井ケイブ」です。
元日本兵の横井庄一さんが、終戦後もその事実を知らず、28年間潜伏生活を送っていたといわれる洞穴を再現したもの。タロフォフォの滝の売店の横から細い遊歩道に入り、10分ぐらい歩くとたどり着きます。忠実に再現されたレプリカですが、よくぞこんな場所で何十年も暮らせていたと思うほど狭い場所。有名な歴史スポットではありませんが、日本人にとっては価値ある場所といえるでしょう。
名称:Yokoi's Cave
住所:talofofo, Guam
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/hBtRHZ
4. マゼラン記念碑

グアムが初めて西洋文明と接したのは、1521年3月6日。世界一周航海の途にあったマゼランがグアム島を発見し、ウマタックに上陸したとされています。これを記念して、1926年にウマタック村に造られたのが、このマゼラン記念碑。実際に見ると目立たない地味な記念碑ですが、長いグアムの歴史の中では、正に転換点ともなった出来事を示す観光スポットです。
1565年には、スペインのコンキスタドール(征服者)であるミゲル・ロペス・デ・レガスピがグアム島に到達し、スペイ ン国王がグアム島及びその他のマリアナ諸島の領有権を正式に宣言しました。 この時から、333年にも及ぶスペインの支配がはじまったのです。
名称:Magellan Monument
住所:2, Umatac, Guam
◎まとめ
南海の楽園グアムの歴史スポットをご紹介してきました。美しいビーチや、フレンドリーでオープンな人々を見ていると、一見グアムには穏やかな時だけが流れていたように見えます。
しかし実際には、軍事や経済上重要というグアムの地理的条件ゆえに、戦争の舞台になるなど何度も歴史の荒波をかぶってきました。そんなグアムをより深く知るために、ぜひ歴史スポットも巡ってみて下さい。