車社会のロサンゼルスでは渋滞などが問題になっており、近年では交通機関の整備が進んでいます。そこで市内のメインの交通機関となるのが、メトロレールやメトロバス。どちらもロサンゼルス市内を網羅しており、さらには低価格であるため観光客にとっては欠かせない移動手段となっています。
しかしながらロサンゼルス市内にはメトロバスよりも低価格で狭い区域を走るダッシュと呼ばれるバスがあることをご存知でしょうか?今回はロサンゼルス市内の移動手段としておすすめのダッシュについてご説明いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ロサンゼルス市内で便利な移動手段、路線バスのダッシュについて
1.ダッシュとは
ダッシュはロサンゼルス市交通局が運営する路線バスで、37の路線がダウンタウンはもちろんハリウッドやミッドウィルシャーなど、ロサンゼルス市内を走っています。ダッシュはほとんどの路線が環状なので、路線を間違えて知らない場所に辿り着いてしまう心配がないこともメリットとして挙げられます。
なお、ダウンタウン・ロサンゼルスやハリウッドにある観光案内所やホテルなどでは、ダッシュの路線図を無料で入手することができるので、利用を検討している方は是非手に入れておきましょう。
2.ダッシュの料金と乗り方について
メトロバスも一律で1.75ドルと非常に低価格となっていますが、ダッシュの価格はなんと50セントという衝撃の安さです(2018年5月現在)。乗車距離は関係ないため、ロサンゼルス市内の観光にはもってこいの移動手段です。なお、料金の支払い方法はメトロバスと同様前金制となっていますので、乗車時に運転手の横にある料金箱にお金を入れるようにしましょう。
また、注意事項として日本のバスと違いお釣りは準備されていませんので、お釣りが発生せずに支払えるよう小銭を準備しておくことをお忘れずに。ダッシュの窓横に設置されているヒモがあります。降りる際はこのヒモを引っ張ることにより「STOP REQUESTED」のランプがついて、バスが停まってくれます。降車ボタンはありませんのでご注意ください。
3.ダッシュのルートと行き先について
ダッシュは行き先によってルートがA、B、D、E、Fの5つに分類されています。ルートCは存在していませんので、注意してくださいね。ルートAはウォルト・ディズニー・コンサート・ホールやリトルトーキョーに停車します。メトロレールのターミナル駅である「7th St./Metro Center駅」にも停車しますので、観光の際に使い勝手が良いことが特徴です。
ルートBはダウンタウン北側のチャイナタウンやロサンゼルスの主要ターミナルであるユニオン駅を通り、7th St./Metro Center駅へ南北に走ります。ルートDはユニオン駅が始発でダウンタウン・ロサンゼルスの真ん中を南北に運行しており、主にオフィス街を通行しますので通勤通学客を多く運んでいます。ルートEはファッションディストリクトから南西のメトロレールのブルーラインSan Pedro駅までで、ルートFはダウンタウン中心から南側のエクスポジションパーク、USCまで向かったルートです。
4.ダッシュの各ルートの運行時間について
ダッシュの特徴として、ルートにより運行スケジュールが異なっていることが挙げられますので、注意してください。ルートAは平日午前6時から午後6時30分まで7分ごとに、ルートBは午前5時50分から午後6時30分までを8分ごとに、ルートDは午前5時50分から午後6時までが5分ごとに運行し午後6時から午後7時までは15分ごとの運行に切り替わります。
なお上記ルートは土日は運行しておらず平日のみとなっていますので、ご注意ください。ルートEは平日が午前6時30分から午後7時までを5分ごとに運行しており、土曜日は午前6時30分から午後5時までを10分ごと、日曜日は午前10時から午後5時までを5分ごとの運行に切り替わります。
ルートFは平日が午前6時30分から午後5時50分までが10分ごと、午後5時50分から午後6時30分までが20分ごとの運行で、土曜日と日曜日は午前10時から午後5時までを20分ごとの運行となっています。
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?ロサンゼルス市内のメインの移動手段であるメトロバスやメトロレールよりも安く、さらに細かく停留所が設定されているダッシュが観光客にとって非常に便利な交通手段となっていますよ!ぜひ今回ご紹介した記事を参考にして、ロサンゼルス観光の際にはダッシュを利用してみてはいかがでしょうか?