世界中からたくさんの観光客が集まるロサンゼルスですが、近年は車社会化が進み、激しい渋滞が問題となっています。そんな状態を打破すべく公共交通機関の拡充に取り組んでおり、ロサンゼルスを効率的に観光するにはこの公共交通機関を有効活用することが必須となっています。
メトロバスや電車にあたるメトロレールなどがその公共交通機関として挙げられますが、その中でも今回はメトロレールのゴールドラインについてご説明します。近年路線の拡大を積極的に行っており、さまざまなスポットへのアクセスが便利となっているゴールドラインは、ロサンゼルス観光の際の移動手段としておすすめの一つ。ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
路線拡大が進むロサンゼルスの交通機関、ゴールドラインについて
1.ゴールドラインについて
出典： South Pasadena Photographer SALAAM ALLAH
もともと1885年から運行していた「Los Angeles and San Gabriel Valley Railroad」が前身のゴールドラインは、2003年に「Union駅」から「Sierra Madre Villa駅」間を開通し、ダウンタウンとロサンゼルス北東部の高級住宅街であるパサディナを結びました。
その後2009年には「Union駅」から南東に伸び「Atlantic駅」まで結ぶ路線延長の工事がなされ、リトルトーキョーを経由する路線となってから、リトルトーキョーへ向かう観光客にとっては非常に便利なものとなりました。
なお、ロサンゼルスの主要ターミナルである「Union駅」では地上のプラットフォームを使用しており、同じく「Union駅」に停車しますが、全面的に地下を走るレッドラインやパープルラインとは入り口が異なるので注意が必要です。
また、ゴールドラインは比較的小さい車体ながらもピーク時には1時間当たり10本ほどの電車が出ており、通勤電車としてラッシュ時には日本の大都市圏に劣らないほどの混雑ぶりとなります。ちなみに終電は午前2時過ぎ、始発は午前3時過ぎと、ほぼ一日中運行していることも嬉しいポイント。
2.ゴールドラインの延長工事
ロサンゼルスは車社会となっており以前から常に交通渋滞問題があったため、近年はどんどん公共交通機関を拡大しようという計画が立てられています。ゴールドラインも例外ではなく、開業した2003年は「Union駅」から「Sierra Madre Villa駅」を結ぶ路線となっていましたが、2009年には「Union駅」から南東に延びる路線が完成し、リトルトーキョーなどへのアクセスが便利となりました。
また2016年には「Sierra Madre Villa駅」からさらに東に5駅分路線が延長し、「Azusa駅」が終点駅となる「Gold Line Foothill Extension」が開通しました。しかし「Gold Line Foothill Extension」はまだ完成ではなく、今後は「Azusa駅」からさらに東に7駅分延長する計画となっています。
3.ゴールドラインの停車駅の見どころについて
ゴールドラインの停車駅の中でも特におすすめなのがリトルトーキョーです。ロサンゼルス市内であり主要ターミナル「Union駅」の近くという立地でありながら、日本のグッズや本、生活用品までショッピングすることができたり、日本食を堪能することができますよ！
また「Union駅」を北へ一駅分ゴールドラインで進むと到着するチャイナタウンは、世界的に有名な観光地となっていますので、こちらも是非立ち寄ってみてください。二頭のドラゴンが迎えてくれるチャイナタウンでは、本格的な中華料理やアジアンテイストな雑貨などのショッピングを楽しめます。
さらにゴールドラインで北上した先にあるロサンゼルス北東部の高級住宅街パサディナも見どころ満載の地区となっています。パサディナオールドタウンでは、ショッピングやゴッホやラファエロなどの有名なアーティストの作品が楽しめるノートンサイモン美術館、カリフォルニアのアートを鑑賞することができるPMCAなどがあります。ぜひ、ロサンゼルスに滞在中にゴールドラインを利用して訪れてみてはいかがでしょうか？
◎まとめ
いかがでしたでしょうか？ロサンゼルスの主要交通機関であるメトロレールの中でも、様々な観光スポットへのアクセスが抜群なゴールドラインは、観光客にとっては非常に便利な交通手段の一つとなっています。ぜひ今回ご紹介した記事を参考にしてゴールドラインを有効活用し、ロサンゼルス観光を満喫してくださいね！
