ロサンゼルスといえば映画の聖地ハリウッドやセレブの街ビバリーヒルズなど、魅力的な観光スポットの宝庫。その広大さと車社会化が進んでいるロサンゼルスにおいて、観光を楽しむには公共交通機関の有効活用が欠かせません。
ロサンゼルス市内を網羅しているメトロバスや、さらに細かな停留所を設定しており市内のあらゆる場所に向かうことができるダッシュなどの交通機関があるロサンゼルス。その中でも特に使いやすく、人気の交通機関がメトロレールです。
様々な観光スポットへのアクセスに便利なメトロレールの中でも珍しく、ロサンゼルスの中心地であるダウンタウンを経由しない路線グリーンラインについてご紹介します。
目次
空港までアクセス良好！ロサンゼルス、メトロレールのグリーンライン
1.グリーンラインについて
グリーンラインの最大の特徴は、他のメトロレールの路線と違いロサンゼルスのダウンタウンには向かわないことが挙げられます。ロサンゼルスの空の玄関口であるロサンゼルス国際空港につながるフリーウェイ105に沿って架線され、「Redondo Beach駅」から「Norwalk駅」を結ぶロサンゼルスの南部を東西に走る路線となっています。
車体は比較的小さく、乗車人数もあまり多くないグリーンライン。さらには駅間の距離が長いことも特徴であるため、駅を降りてから自分の目的地に向かうまでにバスを利用したり自転車を利用する人も多いです。そんなこともありグリーンラインでは自転車を持ち込んでいる人もよく見かけます。
2.グリーンラインの乗り換え状況
出典： George Lumbreras (CC BY-SA 2.0)
グリーンラインの最大の魅力はロサンゼルス国際空港までのアクセスの利便性。グリーンラインの停車駅である「Aviation/LAX駅」にはグリーンラインを利用した人は無料で乗車できるロサンゼルス国際空港行きのバスがありますよ。グリーンラインへの乗車で使用済みのICカード式乗車券「tapカード」を見せることによって乗車できますので、ロサンゼルス国際空港へ向かう方はぜひご利用ください。
ロサンゼルスのダウンタウンに向かう場合はグリーンライン「Imperial/Wilmington駅」でブルーラインに乗り換える必要があります。
3.グリーンラインの工事について
現在メトロレールにはさまざまな路線の延長計画が立てられていますが、グリーンラインも例外ではありません。終点駅である「Redondo Beach駅」から先のトーランスエリアまで路線を南方向に延長するという計画が立てられています。まだ調査段階であるためいつごろに完成するのかは未定です。
また新路線として南北に走るCrenshaw/LAXラインの計画が進められており、東西に走るグリーンライン・エクスポライン・パープルラインをつなぐ予定となっています。この路線が完成すればダウンタウンを迂回して北に向かうことができるので、人の流れがよりスムーズになりダウンタウン周辺での混雑緩和につながると期待されているんですよ。
◎まとめ
ロサンゼルスの主要交通機関であるメトロレールの中でも、ロサンゼルス国際空港までのアクセスが便利なグリーンラインは観光客にとっては欠かせない路線。ロサンゼルスを訪れた際には、グリーンラインを有効活用して快適なロサンゼルス観光をお楽しみくださいね。
