オレンジカウンティのベトナムエリア「リトルサイゴン」を訪ねてみよう!

画像出典:Orange County Archives

オレンジカウンティのベトナムエリア「リトルサイゴン」を訪ねてみよう!

オレンジカウンティのリトルサイゴンは、アメリカ最大のベトナム系コミュニティ。ベトナム戦争が終わった1975年以降、アメリカには多くのベトナム難民が住むようになり、1990年には61万4500人に達しました。その半数はカリフォニアに住み、とくにロサンゼルス郊外のオレンジカウンティに集中するようになりました。

そうしてできたベトナム系の人たちが集まるエリアが、「リトルサイゴン」です。場所はオレンジカウンティ(オレンジ郡)内の3都市、オレンジ市・アナハイム市・ハンティントンビーチのちょうど真ん中あたり。アクセスするには車が必要です。

ここでは、カリフォルニアのベトナム「リトルサイゴン」の見どころをご紹介しましょう!

目次

オレンジカウンティのベトナムエリア「リトルサイゴン」を訪ねてみよう!

1. アジアン・ガーデン・モール

アジアン・ガーデン・モールは、リトルサイゴンの中心部にあるベトナム系ショッピングセンター。1階のフードコートは朝早くから営業していて、ベトナム式サンドイッチのフランチャイズとして有名なリーズサンドイッチ(Lee's Sandwiches)が入っているほか、日本でも人気のフォーや生春巻きなどを食べることができます。

2階には線香の香りが立ち込める祭壇があり、なんともベトナムらしい雰囲気。洋服やバッグ、靴などのファッション系のお店から、ベーカリーやギフトショップ、化粧品店、ジュエリーショップなどが並んでいます。店員さんも買物をする人も、ほとんどがアジア系。まさにアメリカの中のベトナムを感じさせる空間です。

アジアン・ガーデン・モールではいろいろなイベントも催されていて、夏には駐車場を会場にしてナイトマーケットも行われます。ベトナム料理の屋台がずらりと並んで楽しいイベント。夏にオレンジカウンティを訪れたら、ぜひナイトマーケットにも足を運んでみてください。

2. ドン・スーパーマーケット

リトルサイゴンのメインロードから1本入ったところにあるベトナム系のドン・スーパーマーケット。野菜、肉、魚などの生鮮食料品が、ロサンゼルスの市街地やオレンジカウンティの他のスーパーに比べて安価で売られています。

圧巻なのは、もちろんアメリカでは貴重なベトナム系の食材!フォーや生春巻きの皮などのほか、調味料がずらりと並んでいます。スイートチリソースやトムヤムクンのスープベースなど、アジア系の食材のほとんどが揃いますよ。最近、日本でも人気が出てきたベトナムコーヒーはお土産にもピッタリ!オレンジカウンティのリトルサイゴンでショッピングをするならイチオシの小売店です。

3. チュア・フエ・クァン寺院

ベトナムは敬虔な仏教国。オレンジカウンティのリトルサイゴンの北東にも、チュア・フエ・クァン寺院というベトナム移民の祈りの場があります。1984年に建立され、2002年に新しく建て替えされたベトナム寺院で、本堂には巨大な仏像や本国から運ばれてきたという豪華な調度品が飾られています。

仏像は真珠のパウダーで作られているそうで、光が当たると白く輝いてとても美しいんですよ!ベトナム系仏教徒の寄付で作られた寺院は、ほかにもイタリアから取り寄せた大理石が用いられているなど豪華絢爛。リトルサイゴンの人たちの信仰の篤さがひしひしと伝わってきます。

年に数回例祭が行われ、旧正月の行事「チト」やベトナムのお盆にあたる「ブラン祭」、そして中秋節には大人から子供まで多くの人が集まります。機会があったらぜひ参拝に訪れてみてくださいね。

◎まとめ

オレンジカウンティのリトルサイゴンには、ベトナム料理のお店もたくさんあります。ベトナムの定番料理フォーや春巻きから、クレープのような「バンセオ」、たこ焼きのような料理「バンコット」などがよく知られています。リトルサイゴンに来たらぜひ食べてみてくださいね。

リトルサイゴンは、ディズニー・ランドの南西に位置するウエストミンスター市にあり、車でのアクセスが便利。オレンジカウンティに来たらぜひ立ち寄ってみてください。

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