アメフト不毛の地「ロサンゼルス」今、逆襲のときを迎えています!

画像出典:Dave Herholz

アメフト不毛の地「ロサンゼルス」今、逆襲のときを迎えています!

アメリカのスポーツといえば?と聞かれて「アメフト」と答える方も多いのではないでしょうか!?そして観光にも大人気な西海岸の大都市といえば「ロサンゼルス」。ロサンゼルスへ旅行にいくならアメフトを観戦したいと思っている方もおおいのでは?
ではロサンゼルスのアメフトチームといえば、何でしょう??? そうです、なかなか出てきませんよね。

実は30数年間、ロサンゼルスにはアメフトのプロチームが不在でした。ところが2016年にラムズ、17年にはチャージャーズと続々参戦。さらには新スタジアム建設予定と今ロサンゼルスのアメフト文化が始まっています!ここではロサンゼルスのアメフト事情についてご紹介します。

目次

アメフト不毛の地「ロサンゼルス」今、逆襲のときを迎えています!

1.ロサンゼルスでは学生アメフトが人気?

出典: Neon Tommy

ロサンゼルスは近年に至るまでNFLのプロチームが不在でしたが、カレッジ・フットボール・リーグのメッカと呼ばれるほど学生アメフトが盛況です。UCLAとUSCを中心に数え切れないほどのスター選手を輩出。もちろんテレビの放映も実施、王座決定戦「ボウル・ゲーム」を目指した学生による闘いは、ロサンゼルス市民をながらく熱狂させてきました。

とりわけロサンゼルスの二大勢力であるUCLAとUSCは永遠のライバルです!実は、かつていたプロチームが離れてしまった原因は、この学生カレッジに食われてしまったと言われているほど。もはや両チームの対戦はロサンゼルスでは公式行事。NHLに限らずカレッジ・フットボールもおすすめですよ。

2.ロサンゼルスのプロチームは?

出典: Erik Drost

2017年時点、ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズの2チームが本拠地としています。ラムズは2016年シーズンより、本拠地をセントルイスからロサンゼルスに移転。昔、本拠地にしていたロサンゼルスへ数十年ぶりに帰還です。一方のチャージャーズは2017年より、サンディエゴからロサンゼルスに移転してきました。

何十年もロサンゼルスにプロチームがない!という空白期間が続いてきましたが、2016、2017と立て続けにプロチーム参戦すると、環境が激変。新スタジアムも建設予定計画があり、ロサンゼルスのアメフト界は目が離せません!

3.ロサンゼルスに新スタジアム?

出典: Ron Reiring

チャージャーズは、しばらくのあいだはカーソンのスタブハブセンターが拠点になります。郊外の都市、カーソンにある複合競技施設。サッカーのスタジアムということもあって、収容人数も27000人ほど。NFLにしては小さいスタジアムなことから不安視もされています。

ラムズはロサンゼルス・メモリアル・コロシアムを2016年より本拠地にしています。新スタジアムまでの暫定ですが、ラムズにとっては37年ぶりの帰還ということになります。二度のロサンゼルスオリンピックのメインスタジアムですが、歴史はあるものの修繕に資金が回らず、屋根もないことから評判は著しくありません。しかし、2019年からチャージャーズとラムズが新スタジアムを共用することを発表しています。ハリウッドパーク競技場跡地に「ロサンゼルス・スタジアム・アット・ハリウッドパーク」が建設予定です。

4.観戦方法とチケット

出典: allison

NFLのチケットはチームによって最低価格が大きく異なります。安いものだと20ドル、高いものは100ドル以上、ちなみに最高価格は青天井で限界がありません。因縁の一戦、地元開幕戦などのチケットも高騰しやすいのでご注意ください。チケットは大手公式サイトなど日本から購入可能です。

では、先にご紹介したカレッジはお手頃なのかというとそうでもありません。あくまでも参考ですが、6試合のシーズンパスで100ドルだったり、試合によっては1試合100ドル前後することもあります。全試合テレビで放映され、10万人の観客が詰めかける事実から、カレッジフットボールがプロと同等の規模感を誇るのがよくわかります。こちらもオンラインサイトで購入可能、でももっと安く買いたい!という方は合法の転売マーケットを漁ってみるのもいいかもしれません。

◎まとめ

ロサンゼルスのアメフト事情について、ご紹介しました。ドジャースやレイカーズなど野球やバスケは主要チームがありますが、ことアメフトに関しては意外にも代表するプロチームがありませんでした。

しかし、ご紹介の通り近年2チームが参戦。新スタジアムも計画予定と、さらなる盛り上がりが期待できます。加えてカレッジ・フットボールの人気は盤石であることから、アメフトの街として再興の気配があります。観光の際は、一度本場のアメフトを堪能してみてはいかがですか!

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