ジオサイトを楽しむ!宮崎県小林市のおすすめの観光スポット19選

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ジオサイトを楽しむ!宮崎県小林市のおすすめの観光スポット19選

南西部に霧島連山が連なり、北部には九州山脈の山々が広がる宮崎県小林市。そんな小林市には、豊かな自然を丸ごと楽しめる「ジオサイト」が点在しています。ジオサイトとは、地球について学び自然と触れ合える公園「ジオパーク」の見どころとなる場所のこと。ジオサイトを散策しながらその土地を知り、五感で自然を感じることで新しい楽しみ方が出来るのです。それでは、自然あふれる小林市のおすすめ観光スポットをご紹介していきましょう。

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ジオサイトを楽しむ!宮崎県小林市のおすすめの観光スポット19選

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1.四季折々の花が咲き誇る「生駒高原」

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霧島山の麓に広がる「生駒高原」は、一年を通して人気の観光スポットです。人気の理由は、四季折々の美しい花たち。春には菜の花やポピー、夏にはサルスベリやサルビアなどが咲き誇り、秋には100万本以上ものコスモスが辺り一面を埋め尽くします。その様子は、まるでピンクの絨毯を敷き詰めたかのようですよ。

コスモスの見頃は、9月下旬から10月下旬の約1ヶ月間。全国から観光客が訪れるので非常に混雑しますが、訪れる価値はあるでしょう。高原内のカフェではコスモス風味のソフトクリームも販売しているので、ぜひご賞味くださいね。コスモスシーズンに行けない方は、3月の菜の花や4月のポピーの時期がおすすめです。

2.不思議な形の「陰陽石」にびっくり

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小林市浜ノ瀬川にある珍しい形をした二つの石。この石は「陰陽石」と呼ばれる石で、男女の性のシンボルの形をしています。男岩とされる「陽石」は高さ17.5m、女岩とされる「陰石」は周囲5.5mあり、なかなかの迫力ですよ。ちなみに、2009年には「生命発祥の聖地」として宮崎県自然遺産にも登録されました。

このように男女揃って一つ岩として存在することは世界的にも珍しく、現在では「子宝」や「夫婦円満」の神として崇められています。また、陰陽石は「美女に見惚れた竜が天から舞い降りてきた」という伝説があることから、別名「竜岩」とも呼ばれているのだとか。カップルや夫婦でぜひ一度訪れてみたい、小林市を代表する珍スポットです。

3.「北きりしまコスモドーム」で天体観測のロマンを楽しむ

小林市は「星空の美しいまち」として5回も日本一に輝くほど、星が綺麗に観れる場所です。そのシンボルとして生駒高原に建設されたのが、天体観測用の「北きりしまコスモドーム」。館内には天体の観測ドームやプラネタリウムのほか、展示場、研修室、展望台、遊具などが設置されています。

せっかく小林市を訪れたのなら、ぜひ星空を見ておきたいと思いませんか?ここでは「皆既月食観覧会」や「昼間の星の観望会」、音楽の生演奏も楽しめる「星空の夕べ」など日中から夜まで様々なプログラムが行われているので、旅程に合わせて参加してみると良いでしょう。ロマン溢れる観光をお楽しみください!

4.「三之宮峡」で自然を感じる癒しの休日観光ピクニック

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小林市の北東に、霧島ジオサイトの一つである「三之宮峡」があります。およそ34万年前にカルデラ噴火の火砕流によって形成されたという三之宮峡は、全長約4kmの雄大な峡谷。途中には河童洞や千畳岩、櫓の轟(やぐらのとどろ)などたくさんの見どころが点在しており、終日観光客で賑わっています。

この荒々しい自然の中には約1kmに渡って遊歩道が設置されていて、ピクニックを楽しむことができるんですよ。「全国遊歩道100選」にも選ばれているこの遊歩道は、元がトロッコ道だけあって歩きやすいのが特徴。小さなお子様や年配の方の観光も安心です。

春には岩ツツジや藤の花、秋には紅葉が綺麗に見られるので、その時期を狙って訪れるのも良いかもしれませんね。ただし、天候によっては立入禁止となるエリアもあるので、観光に訪れる際はホームページで最新情報を確認しておくことをおすすめします。

5.地元で愛され春の訪れを紡ぐ「まきばの桜」

約1,000本のソメイヨシノ彩られる「まきばの桜」は、春の小林観光では絶対に外せない人気スポットです。桜が作り上げる美しいピンク色のトンネルはおよそ2kmも続き、全国から押し寄せる観光客で賑わいます。全盛期であった1960年代には、なんと40万人もの観光客で道が溢れたというから驚きですよね。

このソメイヨシノが植えられたのは、100年以上も前の1908年頃。通常ソメイヨシノの寿命は60年と言われているため、1970年代に入るとほとんどが老木となり、やがて影をひそめるようになりました。

しかし、かつての姿を取り戻そうと地元・小林青年会議所の呼びかけで「小林さくらの会」が発足。その後30年以上もの時を経て見事「桜の名所」として復興したのです。地元の方々に愛されている「まきばの桜」は、小林市の優しさに触れられる心温まる観光スポットなのですね。

6.アクティブにアウトドアを楽しめる「えびの高原」

出典: こーせー。 /PIXTA(ピクスタ)

小林市に隣接するえびの市。そのえびの市の南東部に位置し、霧島山の「韓国岳」「蝦野岳」「白鳥山」「甑岳」に囲まれた標高1200mの扇状地の高原が「えびの高原」です。豊かな自然の宝庫として、日本初の国立公園に指定されたことでも知られています。

えびの高原には、とにかく見どころがいっぱい!遠く韓国まで見渡せることから名付けられた霧島連山の最高峰「韓国岳(からくにだけ)」や、コバルトブルーに輝く「不動池」、かつてはアイススケートが楽しめたという「白紫池(びゃくしいけ)」、「えびの」の名前の由来となったというススキに埋め尽くされた「すすきヶ原」など挙げたらキリがありません。

九州最南端のアイススケート場やキャンプ場、足湯スポット、温泉など子供が楽しめる施設が充実しているのもうれしいポイント。自然とアクティビティの両方を満喫したい方は、迷わずえびの高原に足を運んでみてくださいね。

7.初夏の「出の山公園」で神秘の蛍を探す

霧島連山からの湧き水で有名な「出の山公園」では、水が綺麗なところならではの観光を楽しめます。
それは、毎年5月中旬から6月上旬のみに開催されるゲンジボタル鑑賞会。たった2週間のみの限定イベントですが、出の山のゲンジボタルを求めて全国から観光客が訪れるそうですよ。

イベント期間中には「出の山ホタル恋まつり」が開催され、「日本の名水百選」にも選ばれている湧水で淹れたお茶が来場者に振る舞われます。また、お食事処では川で獲れたばかりの新鮮な鯉や鱒(ます)を頂くことができるのだとか。ぜひこの機会に川魚を味わってみませんか?

8.大吊橋から眺める「須木の滝」の壮大な景色

出典: tana/PIXTA(ピクスタ)

本庄川の上流に位置する須木地区に「須木の滝」があります。かつては落差41m・深さ22mという壮大な滝でしたが、昭和33年にダムが出来たことによって水面が上昇し、落差が20mまでに縮小してしまったのだとか。すきむランド内にある大吊橋からは、須木の滝の全貌を眺めることができますよ。

実はこの須木の滝、とある伝説から地元では「ままこ滝」とも呼ばれているのです。その伝説というのが「亡き夫の連れ子(娘)がずっと嫌いだった継母が、須木の滝の上から娘を突き落として殺害を試みるも、自分と娘の帯が結ばれていて結局二人とも滝底に落ちて死んでしまう」というもの。

滝のすぐ近くには、二人の供養のために祀った観音様がおり「観音滝」と呼ぶ人もいるそうです。
そんな悲しい伝説を思いながら滝を眺めると、またちょっと違った趣を感じられるかもしれませんね。

9.すきむらんど内の「かじかの湯」で旅の疲れを癒す

「すきむらんど」は、須木地区の霧島ジオサイトの一つである「小野湖」と「須木の滝」周辺に広がる観光施設です。敷地内には売店や飲食店のほか、バンガローやログハウス、キャンプ場などの宿泊施設も完備。温泉施設「かじかの湯」もありますよ。

かじかの湯では、天然ヒノキを使用した内湯と北欧フィンランド式のサウナを楽しめます。泉質は単純温泉なので、小さなお子様やお肌が敏感な方でも安心。緑豊かな自然の中でレジャーと温泉を思う存分満喫してください。きっとリフレッシュできますよ。

10.大人も子供も楽しく遊べるレジャー施設「のじりこぴあ」

小林市野尻湖の湖畔に位置するレジャー施設「のじりこぴあ」。園内には子供に大人気の遊具はもちろんのこと、特産品を販売する「ふるさと資料活用センター」やレストラン、民俗資料館、ゴルフ場、バラ園、プールなど、老若男女が楽しめるバラエティー豊かな観光スポットが揃っています。

「のじりこぴあ」の特徴は、どこもかしこも野尻町のもので溢れているというところ。自然派に人気のレストラン「いなかの台所ふるさと」では、地元のお母さんたちが野尻産の食材を使用して作った家庭料理をバイキング形式で味わうことができます。

民俗資料館は建物そのものが野尻町産の木材のみを使用して建てられており、館内では野尻町の歴史や文化について学ぶことができるのだとか。お土産探しには、野尻町の特産品や民芸品を販売する「ふるさと資料活用センター」がおすすめですよ。

11.トレッキングにおすすめ!高さ1700mから眺める絶景「韓国岳」

出典: こーせー。/PIXTA(ピクスタ)

「韓国岳(からくにだけ)」は、小林市とえびの市、鹿児島県の霧島市をまたぐ霧島山連山の最高峰です。標高はおよそ1,700m。晴れた日に山頂から韓国が見えるということから「韓国岳」と名付けられました。
しかし、名前の由来には諸説あり未だはっきりとしていないのだとか。

山頂から霧島山系の山々や高千穂峰、錦江湾の桜島、高隅山などの絶景が見渡せるほか、高山植物や野鳥、昆虫など様々な生き物が生息していることから多くのトレッキングファンを魅了している韓国岳。時間をかければ登山初心者でも登れる山ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

おすすめは雪化粧が美しい冬ですが、登山に不慣れな方は温かい春か夏に登ってみると良いですよ。
ただし、夏場と言えども山頂は冷え込むので防寒具はお忘れなく!また、山頂へのトレッキングコースはいくつかありますが、天候によって閉鎖される場合もあるので注意しましょう。

12.「北きりしま物産センター四季彩館」でお土産探し

ホタルの幼虫をモチーフとした独特の外観に、驚く観光客も少なくないでしょう。実はここ、小林市で生産された特産品や工芸品が展示販売されている物産センターなんです。「北きりしま物産センター四季彩館」内には観光案内所やお食事処が併設されているので、観光前に立ち寄ってルートチェックや腹ごしらえをするにはもってこいですよ。観光後のお土産さがしにもおすすめです。

13.珍しい淡水魚に会いに行こう「出の山淡水魚水族館」

「出の山淡水魚水族館」には、世界の珍しい淡水魚130種類1500匹が展示されています。特に派手さも無くこぢんまりとした水族館ですが、観光客の満足度が高いことで有名。純木造建築の館内には清々しい木の香りが漂っており、淡水魚を眺めながらリフレッシュできる癒しスポットとなっています。

この出の山淡水魚水族館は、宮崎県内で初めてチョウザメの養殖に成功した水族館でもあるんですよ。他にも国の天然記念物に指定されているオオサンショウウオや、一世を風靡したウーパールーパー、宮崎県の名物であるヤマメやアユも展示しています。まさに、小さな子供から大人まで楽しめる観光スポットですね。

14.源泉掛け流し「恵の湯 神の郷温泉」で旅の疲れを芯から癒す

小林ICから10分ほどの場所に位置する「恵の湯 神の郷(かんのごう)温泉」。毎分2トンも湧き出るという源泉はかけ流しで、入浴するだけでなく飲用として持ち帰ることもできます。

日帰りでも宿泊でも楽しめるほか、ヘルシーなバイキングとセットになったお得なプランもあるので、スケジュールに合わせて利用してみると良いでしょう。露天風呂や内風呂、休憩所を貸し切りにすればプライバシーも保たれるので、デートや家族旅行にもおすすめですよ。

15.宿泊施設と入浴施設が完備された「道の駅ゆーぱるのじり」

「道の駅ゆーぱるのじり」は、全国でも珍しく宿泊施設と入浴施設が完備された道の駅です。お部屋のタイプは和室と洋室があり、お風呂は「のじりこぴあ観光バラ園」のバラを浮かべたバラ風呂が大人気。
レストランや売店もあり、ドライブの休憩ポイントとしてはもってこいですよ。

16.季節のお花が爽やかに迎えてくれる「萩の茶屋」

出典: Oasis Miyazaki/PIXTA(ピクスタ)

「花と緑と水のまち」小林市を象徴する観光スポットが、ここにもありますよ。国道268号線沿いに位置する「萩の茶屋」は、春には2千本の八重桜と3万本のツツジ、夏にはアジサイとネムの花、秋には400万本もの彼岸花が咲き訪れる観光スポット。季節毎に異なるカラーで彩られる姿は、まさに圧巻です。

中でもおすすめは、野尻町の町花である彼岸花が咲く秋頃。辺り一面が真っ赤な絨毯で覆いつくされる光景に、思わず圧倒されるでしょう。燃えるように赤い彼岸花は、訪れるすべての人々を魅了して止まないのだとか。これは一見の価値がありますよ。

17.家族連れにも人気の「いちごの丘」でいちごの食べ放題

小林市にある「いちごの丘」は、環境に配慮した栽培方法で知られるイチゴ農園です。誰もが安心して食べられるように、ミツバチによる自然交配で栽培しています。高設栽培で小さなお子様も安心。清潔なうえ、簡単に手が届くので家族みんなでイチゴ狩りを楽しめます。

イチゴの品種は「さがほのか」。酸味と甘みのバランスが良いので、何個でも食べられちゃいますよ。
食べ放題は1時間制ですが、購入したものを持ち帰ったり地方発送することも可能。小林市自慢のイチゴをお土産にいかがですか?

18.「足湯の駅えびの高原」の足湯で旅の疲れを癒す

小林市に隣接するえびの市の観光名所・えびの高原。ここには無料で足湯を楽しめる「足湯の駅えびの高原」があります。川湯の流れをイメージしたような造りの足湯で、お湯の温度は35度前後。腰かけられるようになっているので、ゆっくりと旅の疲れを癒すことができますよ。

観光の合間に立ち寄れば、きっとリフレッシュできること間違いなし。売店やレストランが併設されているので、食事をしたりお土産探しに訪れるのもおすすめです。

19.「すも~る・ふぁ~む農園工房」でブルーベリーの食べ放題

「すも~る・ふぁ~む 農園・工房」は、小林市の野尻中学校そばにあるブルーベリー農園です。大粒のブルーベリーの木が、完全無農薬・有機肥料で20種類300本も栽培されています。7月~8月は予約制でブルーベリー狩りが可能。工房では手作りのジャムやパン、フローズンベリーも販売されていますよ。

◎まとめ

「花と緑と水のまち」と呼ばれる小林市だけあって、心癒される観光スポットがたくさんありましたね。
高原の澄んだ空気に触れ、自然を満喫しながら清らかな水に育まれた特産品を食す。さらに温泉でゆっくり疲れを癒せば、もう何も求めるものはないでしょう。小林市をゆっくり歩きながら、四季折々の自然の魅力を五感で感じてみてくださいね。

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