展望台で大自然を満喫！ハワイのモロカイ島を回るおすすめプランをご紹介

オアフ島とマウイ島の間に浮かぶモロカイ島。島全体でも7000人ほどしか住んでいないモロカイ島には、世界最大の落差があるとされる天然の崖や、ハワイ最大といわれる白砂のビーチなど、自然の観光スポットがたくさんあります。

ハワイ諸島のなかではマイナーな部類に入るモロカイ島ですが、そのぶん静かにハワイの自然や空気を楽しむことができるといえます。そこで今回は、モロカイ島観光でおすすめのスポットとプランをご紹介します。

1. カラウパパ国立歴史公園

落差1000メートル以上という世界で最も高い崖によって隔絶された舌状の半島カラウパパ。ここにはかつて、ハンセン病患者を隔離したコロニーが置かれていました。その名残で今なおモロカイ島で唯一マウイ郡に属さずカラワオ郡という独立した行政区となっているうえ、車で外から半島内にアクセスする道もありません。19世紀にこの地区でハンセン病患者のケアに生涯を捧げ、自らもハンセン病で命を落としたダミアン神父の物語は、今も人々の心に響きます。

そんな歴史と自然の詰まったカラウパパ国立歴史公園へは、ラバに乗っていくミュール・ツアーに参加するか、モロカイ空港からカラウパパ空港へ空からアクセスするしかありません。約90人が暮らすカラウパパの町場までは、5kmほどの道のり。半島と海を眼下に、そして巨大な崖を横目に、モロカイの自然と歴史をじっくり味わうことができます。

ツアーには参加できないという人は、半島南西のカラウパパ・ルックアウトに立ち寄るだけでもおすすめです。崖と半島を一望できる見晴台なので、ここだけでも観光のプランに入れておくと良いでしょう。

2. ハラワ渓谷

モロカイ島の東端、ハラワ湾の奥に位置するハラワ渓谷は、ハワイ全体で見てももっとも古くから人が定住していた場所のひとつといわれています。その歴史はなんとおよそ1350年前にまでさかのぼるというから驚き！1950年代までは集落が営まれていましたが、2度の大地震によって、ほとんどの人がこの地を去りました。

今では緑豊かな人気のトレッキングコースとなっていて、モロカイ島のホテルでガイドツアーに申し込めば、探索することができます。途中には、モロカイ最古の教会やハラワ湾のビーチなどもあり、観光プランとしても申し分なし。約3kmの渓谷ハイキングの先には、落差76mのモオウラ滝が待っていますよ。

3. コーヒー・オブ・ハワイ

ハワイの名産といえばいろいろありますが、コーヒー豆を挙げる人も多いのではないでしょうか。とくにハワイ島西岸で栽培されるコナコーヒーが有名ですが、実はモロカイ島もコーヒー豆の産地のひとつなんです。

なかでも、クアラプウにあるコーヒー・オブ・ハワイは、標高約250mの高台におよそ2平方キロメートルものコーヒー農園を所有するモロカイコーヒーの有名ブランド！島のメインストリート沿いにある直営店では、100%ハワイ産のコーヒー豆を購入したり、100%モロカイコーヒーをその場でいただいてみることもできるんですよ。

モロカイ島で出会う本物の味。ぜひ観光プランに組み入れてください。

4. カプアイワ・ココナッツ・グローブ

南国のビーチ沿いの通りというと、ヤシの木のようなトロピカルな並木がつきものですよね。ここモロカイ島の中心街カウナカカイには、歴史あるココヤシの林があります。カメハメハ5世治下の1860年代につくられたもので、ハワイ王国最後のヤシ園といわれています。

爽やかなヤシの木立を歩けば、南国気分もクライマックス！とくに夕暮れ時の情景が美しいといわれているので、その時間帯にここを通るプランを練っておくと良いですよ。

ちなみに、運が悪いと（良いと？）ココナッツが落ちてくるので注意してください。レンタカーで訪れる場合は、車をヤシの木の下には止めないようにしましょう。

◎まとめ

ハワイのモロカイ島を観光するうえで、ぜひプランに加えてほしいスポットをご紹介しました。美しい自然が見られるのはもちろんのこと、ハワイの深い歴史や味に触れることができる観光名所もありましたね。

もっともハワイらしい島とさえ呼ばれるモロカイ島には、もちろん他にもたくさんの観光スポットがあります。できれば1日2日といわずじっくり滞在して、モロカイ島を端から端まで味わうプランを立ててみてください。