雄大な自然のラッシュ！ハワイのカウアイ島を回るおすすめプランをご紹介

ハワイ諸島の最北に位置するカウアイ島。火山活動によってハワイで最初に形成された島とされ、最高峰のカワイキニ山から四方に悠然と伸びる裾野には、ハワイでも有数の個性豊かな自然が広がっています。

そんな太古からの自然に囲まれたカウアイ島には、個性豊かな景観スポットがいくつもあります。また、ヨーロッパ人として初めてハワイ島を発見したクック船長が上陸したのも、このカウアイ島なんですよ。

そんな自然と歴史のあるカウアイ島での滞在プランを練る際に、おすすめの観光スポットを4か所ご紹介します。

1. ナ・パリ・コースト州立公園

カウアイ島北西部に位置するナ・パリ・コースト州立公園は、あの映画『ジュラシック・パーク』の撮影で使用されたことで知られています。「ナ・パリ」とは現地の言葉で「断崖」の意。映画で見たとおりの雄々しい自然が広がり、美しい海岸線や力強く屹立する山々の姿に圧倒されることでしょう。

ナ・パリ・コーストへの道は1本しかなく、トレッキングで訪れるには最低でも2日を要します。上級者コースなので、しっかりした装備と経験が必要になります。カウアイ島南岸のポート・アレンからは、ナ・パリ・コースト遊覧の船や飛行機も出ていますよ。大自然が魅力のカウアイ島を観光するなら、ぜひプランに入れたい場所です。

2. ワイメア渓谷

「太平洋のグランドキャニオン」と称される絶景の観光スポットが、カウアイ島にあります。ワイメアの街からワイメア川をさかのぼると、両側に赤土色の切り立った岩々の連なる雄大な景色が現れます。ここが本当にハワイの島の中かと驚いてしまうほどのスケールの大きさですよ。

時間と体力に余裕があれば、ワイメア渓谷の先のコケエ州立公園まで足を伸ばしてみましょう。ここはハワイの固有の植物や野鳥と出会えるハイキングコースで、コケエ自然歴史博物館ではカウアイ島の珍しい草花を見ることができますよ。カウアイ島の自然観光プランには外せないスポットといえるでしょう。

3. ポイプ・ビーチ

カウアイ島の南端近くにあるポイプ・ビーチは、全米ベスト・ビーチに選ばれたこともある人気スポット！これはカウアイ島の観光プランに入れないわけには行きませんね。

透き通った海に美しい砂浜が魅力的なのはもちろんですが、このビーチが他と一線を画するのは、絶滅危惧種のハワイアン・モンクシールというアザラシを見ることができるからです。ハワイでもとくに晴天率の高いといわれるポイプ・ビーチでは、ハワイアン・モンクシールが日光浴をしている姿を普通に目にすることができます。ただし、絶対に手を触れたり餌をあげたりしてはいけませんよ。

リゾートとして整備されたビーチなので、小さなお子様連れでも安心して楽しむことができます。

4. ワイルア川

カウアイ島の玄関口リフエ空港からほど近いところを流れるワイルア川。すぐ脇に街が迫っているとは思えないほど、鬱蒼とした森の中を静かに流れています。この川で人気なのは、絶景を眺めながらのカヤックやカヌー。かつては沿岸に7つの神殿があったとされるほど、神秘的な景色を楽しむことができますよ。

この川の中流にある「シダの洞窟（Fern Grotto）」は、古くは王族しか立ち入ることを許されなかった神聖な場所。今では遊覧ボートで気軽に訪れることができます。体力に自信のある人は、さらに上流にある2つの滝や、支流のオパエカア川のオパエカア滝を目指してみましょう。

5. ダニエル・K・イノウエ・キラウエア・ポイント灯台

島の北端の岬に立つキラウエア灯台は、1913年からハワイの海を照らし続けている歴史ある観光スポットです。切り立った崖の上にあり、周囲の眺望にも優れていることから、カウアイ島でも有数の記念撮影ポイントとなっています。

周辺は、主に海鳥を対象としたキラウエア国立野生動物保護区となっているため、野鳥の姿をファインダーに納めることもできますよ。また12月から5月にかけては、運が良ければザトウクジラの群れを見ることもできるでしょう。

◎まとめ

カウアイ島の大自然を満喫できる観光スポットを4か所ご紹介しました。ほかにも、絶景スポットや自然と触れ合えるアクティビティが楽しめるところが、カウアイ島にはたくさんあります。

今回の記事をぜひ参考にして、カウアイ島で充実した時間を過ごせるようなプランを練ってみてくださいね。