多くの史跡が残るパールハーバーで歴史を探訪する!オススメの博物館5選

多くの史跡が残るパールハーバーで歴史を探訪する!オススメの博物館5選

オアフ島のパールハーバーは、日米人のみならず世界中から観光客が訪れる観光スポットの1つです。訪れたことがなくても日本人なら一度は耳にしたことのある場所。1941年12月7日に大日本帝国海軍による真珠湾奇襲が行われたところです。

その真珠湾攻撃の歴史を知るためには、やはりオアフ島セントラルの博物館は訪れておくべきスポットといえるでしょう。今回は、オアフ島セントラルのパールハーバーにある博物館をご紹介していきます。

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多くの史跡が残るパールハーバーで歴史を探訪する!オススメの博物館5選

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1. ハワイ・プランテーション・ビレッジ

オアフ島ワイパフにある「ハワイ・プランテーション・ビレッジ(Hawaii’s Plantation Village)」は、1992年に開設された歴史的資料博物館です。1800年代から1940年代にかけて、さまざまな国からハワイへ移民してきた農園労働者の暮らしぶりを知ることができます。サトウキビのプランテーションで働いていた労働者たちの生活様式を忠実に再現した貴重な文化施設で、過酷な労働条件のなか、移民たちが当時どのように日々を過ごしていたのかをうかがうことができます。

日本語によるガイドツアーもあり、資料をもとにハワイ入植の歴史を詳しく説明してくれます。敷地内には、さまざまな国の労働者の住居や公共浴場、医療施設、商店、床屋などがあり、農園内で日常の一切を賄えるようになっていました。ハワイへ移住してきた人々の知られざる歴史を探訪できるおすすめのスポットです。

2. 太平洋航空博物館パールハーバー

真珠湾奇襲時に米海軍の基地の中枢となっていたフォード島。今でもいくつかの軍事施設があるものの、さまざまな記念館も建てられているため、半ば観光地化しています。そのなかの1つが、「太平洋航空博物館パールハーバー(Pacific Aviation Museum Pearl Harbor)」です。

真珠湾攻撃時に爆弾が投下された場所に建つこの博物館は、国定歴史建造物指定となっています。米軍の旧格納庫を改装した館内には、第二次世界大戦当時の航空機が復元・保管され、零戦やB-25ミッチェル爆撃機などの貴重な戦闘機もジオラマで展示されています。館内の一角には、戦闘シミュレーターなどのアトラクションも備えており、空中戦を体験することができますよ。日本語ガイドツアーもあるので、事前に予約してから行きましょう。

3. 戦艦ミズーリ記念館

出典: くまちゃん / PIXTA(ピクスタ)

アメリカ海軍の戦艦ミズーリは、太平洋戦争における日本の降伏文書調印の舞台となったことで有名です。朝鮮戦争や湾岸戦争でも活躍し、1998年にパールハーバーに係留され、翌年に戦艦ミズーリ記念館として第二の人生をスタートしました。

甲板の艦砲や神風特攻機の衝突跡、トマホーク巡航ミサイルとハープーン対艦ミサイルの発射台などを見ることができます。また艦内の施設や乗組員部屋も見学でき、当時のようすが忠実に再現されています。日本語によるガイドツアーもあるのでぜひ利用しましょう。

4. アリゾナ記念館

アリゾナ記念館は、1941年12月7日の真珠湾攻撃によって沈没した戦艦アリゾナ号とその乗組員を追悼し、慰霊するために建てられました。水深12mの海底に水没した戦艦アリゾナ号の上に建っているため、足下に沈んだ戦艦アリゾナ号を見ることができます。戦艦からは今でも重油が流れ出ており、「アリゾナの涙」と呼ばれています。

記念館へは、歩いていくことはできないので、アリゾナ記念館ビジターセンターで申し込んでボートで渡る必要があります。入場に際しては人数制限があるので、注意してください。

5. ボーフィン潜水艦博物館&公園

真珠湾攻撃の1年後に着水したボーフィン潜水艦は、日本では学童疎開船「対馬丸」を撃沈したことで知られています。「真珠湾の復讐者」の名で呼ばれたこの潜水艦は、現在では博物館となっています。

全長95mの艦内を見学することができ、機銃兵員の居住スペースやエンジンルーム、魚雷発射管など、当時の潜水艦のようすをうかがい知ることができる貴重なミュージアムとなっています。また、屋外展示のある公園エリアには、旧日本軍の特攻機であった人間魚雷「回天」や、アメリカの初期対艦ミサイルなどが展示されています。

◎ まとめ

オアフ島セントラルにあるパールハーバーは、年間100万人以上の人々が訪れる一大観光スポットです。ですが、パールハーバーを訪れる日本人観光客は、決して多いとはいえません。

日本人が訪れるにはなかなか重たいスポットの多いセントラル地区ですが、歴史に目を背けず、逆に日本とアメリカ、そして戦争について深く考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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