1973年に、たった160人余りの参加者で始まったホノルルマラソン。現在はJALがメインスポンサーとなり、正式名称はJALホノルルマラソン。今では参加人数も2万人を越え、ボストン、ニューヨーク、シカゴと並ぶ全米4大マラソンの一つに数えられるまでになりました。そして驚くのが、日本人の出場者の数。毎年一万人以上の日本人が参加し、出場者の半数以上を占めるようになりました。
今日、日本人が愛してやまないホノルルマラソンを、丸ごとご紹介していきます。
目次
本当に誰でも参加できる?!ホノルルマラソンは世界一の市民マラソン!!
1.ホノルルマラソンの参加資格
ホノルルマラソンの最大の特徴は、何と言ってもその参加資格の”ユルさ”。毎年12月の第2日曜に行われる大会当日に、7歳以上であれば、誰もが参加できます。勿論、タイム等の足きり条件や参加人数などの制限も無いので、東京マラソンのような厳しい抽選の壁も有りません。途中、休憩をしても諦めなければ完走することができるのです。
そんなホノルルマラソンですが、愛好家だけが集まるため、ゆったりと走る大会かというと、そうではないのです。世界記録こそ出ないものの(気候条件の影響)、過去最高タイムが男性2時間9分、女性が2時間27分と、世界レベルの実績を持っています。
世界レベルのマラソン大会であるにも関わらず、誰もが参加できるホノルルマラソンは地元の方々の声援やサポート、日本人からの絶大な人気を誇り、人生に一度ならホノルルへ。そんな人生の目標ともなる南国の楽園ハワイでの世界一の市民マラソンです。
2.ホノルルマラソンのエントリー方法
ホノルルマラソンの参加申し込みは、基本はウェブサイトからのエントリー。JALホノルルマラソン日本事務局オフィシャルサイトにアクセスして、”参加手続き”のページからエントリーします。
必要なものは決済に使うクレジットカードのみ。但し、20歳未満の方は保護者の同意・署名が必要な為、オンラインエントリーできません。ダウンロードした未成年者専用エントリーフォームを使用して手続きを。
エントリー期間は4月から11月にかけての3期に分かれており、時期が早いほどエントリー料金(およそ2万~3万円)は安くなります。尚、現地でも前日まで受付可能なので、急な参加も可能ですよ。応援に来たけど、やっぱり走りたいそんな方にも優しい大会です。
3.マラソン前には各種イベントも
ホノルルマラソンが行われる週は、関連行事も盛りだくさん。大会前の水曜から土曜までの4日間は「ホノルルマラソン・エキスポ」と題したイベントがハワイ・コンベンション・センターで開催されます。走り切るコツやポイントを教えてくれるブースや、ストレッチやマッサージ等の講習もあるので、ぜひご参加ください。
又、金曜の夜にはワイキキ・シェルで「ホノルルマラソン・ルアウ」と言う有料のイベントも。これはビュッフェ料理を食べながら地元の伝統音楽や舞踏、コンサート等を楽しむもので、云わば前前夜祭。
このような各種プログラムを楽しむ為にも、初めての場合は、数多くあるホノルルマラソンツアーの中からやりたいことに優先順位をつけて参加してみるのが良いかもしれませんね。
4.マラソン当日
ホノルルマラソンのスタートは、午前5時、辺りは真っ暗。12月とはいえ、常夏の国。最高気温は30度近いので、少しでも気温の低いうちにスタートしようということです。
スタート地点近くは人でギッシリ。周りの人達の服装を見ると、普通の短パンとランニング姿もいれば、ビキニ姿や海パン姿もあり、更には人気のアニメキャラなどに仮装しているランナーもいるので、パッと見るとパレードのような趣きもありますね。
走り出すと、沿道には関係者だけでなくホノルルの地元民が大勢詰めかけ、参加者に渡すフルーツやドーナツ等を持って応援してくれます。無事に完走できた人達へのご褒美は、記念Tシャツとメダル、それに完走証書です。一生に一回の思い出に、自分へのチャレンジとして、仲間とワイワイ楽しみながら、それぞれの想いを持って参加するホノルルマラソン。最後まで諦めず、マイペースでゴールまでたどり着きましょう。
◎まとめ
一度参加すると、やみつきになってしまうというホノルルマラソン。走る人は勿論、走らない人も、大会前のイベントから当日まで、関連行事の華やかさと出場者の陽気さ、そしてハワイの美しいビーチの景色と、普通では味わえないマラソン大会の臨場感を味わってみてください。一生に一度と言われる所以を味わうことができるはず。南国の海岸線を望みながら走るホノルルマラソン。ゴール後には新たな自分が待っている。最高の思い出作りにぜひ。