知られざる美術の宝庫！ハワイで知るアートの世界！美術館3選ご紹介

ハワイと言えば、マリンスポーツにショッピングとアウトドアに事欠きませんよね。でもそれはハワイの一面でしかありません。3万8000点を誇るホノルル美術館、ユニークな現代アートをそろえるコンテンポラリー・ミュージアム、古典からモダンアートまでバランスよく展示するホノルル州立美術館とアートに触れる機会も大変充実しています。

日本でアートは敷居が高いと敬遠されている方も、美術館の空間そのものがオープンなので気軽に観ることができます。代表する3つの美術館のアートは、バランスよく住み分けているのも特徴的です。海にショッピングに遊びつかれたときは美術館にも行ってみましょう。知的なハワイに心を委ねてみるのはいかがでしょうか？

1.ホノルル美術館

1927年創設、ハワイ最大の美術館。ハワイはもちろん、アメリカ大陸、ヨーロッパからアジアまで世界中の美術品が集結しています。代表的なところだと、ゴッホ、ピカソ、モネ、葛飾北斎、ロダンの彫刻まで一級品が勢ぞろい。もちろんハワイローカル画家の展示物もあります。

地域ごとの展示室のあいだには、地中海風、アジア風など、その地域をモチーフにした美しい中庭も見所満載。日によっては、日本語の無料ガイドツアーもあるので大変便利です。ギフトショップには、ハワイの工芸品、文具、ポストカードなど洗練されたギフトも充実していることから、思わぬショッピングを楽しめます。

また美術館中庭にあるカフェは大人気！オーガニック野菜を使ったサンドウィッチやサラダを楽しみながら、おしゃれなテラスでランチができます。時間帯によっては混雑するため、入館前にご予約したほうかいいかもしれません。

2.コンテンポラリー・ミュージアム

ホノルルを一望する高級住宅地にある現代美術館。緑に囲まれた広大な美術館は、ホノルル美術館を設立したクック夫人が所有していた豪邸を改装したもので、そのデザインはニューヨークを代表する建築家ハートウッド氏が手掛けています。西洋、アジア、太平洋諸国のデザインを見事に混在させた邸宅は、従来のハワイのイメージと一味違い、オリエンタリズム溢れる落ち着きをもたらしてくれます。

地元アーティストから世界的なアーティストまで、モダンアートを季節ごとにテーマを変えながら展示。シニカルでエッジある作品を堪能できます。また芝生におおわれた庭をゆっくり散歩するのも贅沢な体験。併設されたカフェは、すべてが現代アートを意識された作りになっているので、ダイナミックな壁面、塩胡椒入れ一つを見るだけでも楽しめますよ！

3.ハワイ州立美術館

2002年にオープン、ダウンタウンにある白亜の美しい美術館。ハワイに生きた人々の痕跡をアートに残そうと、現地で活躍するアーティストによるユニークで力強い作品がコレクションされています。西洋絵画や日本の刺繍、太平洋諸国のウクレレ、キルトなど、世界中のカルチャーが巧みに融和したアートは圧巻です。
鑑賞するだけで、ハワイの現在、過去、未来の全てを体感することができます。

ハワイの大自然から生まれたアートは、繊細でありながら、力強く破壊的なため大変魅力的。ハワイに住む人々の深奥に迫ることができます。入館料は無料ですが、見応え十分なのでダウンタウンまで見に来る価値は十分ありますよ！スペイン風の瀟洒な（垢抜けした　すっきりした）外観だけでも必見です。

◎まとめ

エメラルド色の海、どこまでも続く青い空、一般的なハワイのイメージとは別のハワイがここには存在します。ハワイ現地の美術から西洋古典、モダンアートに至るまでバラエティに富んでいることも、ご紹介した美術館における特徴です。

さらに各々の建造物それ自体が、美しくユニークなために1つの美術品になっています。そして人気なのが、併設されているカフェ。アートを鑑賞した後に、サンドイッチを片手に余韻に浸るのはいかがですか？ホノルルを中心に近場に固まっているため、心も体も癒すには絶好の場所ですよ！