イタリア本土の西に位置するサルデーニャ島。白い砂のビーチに紺碧の美しい海、まるで楽園のようなこの島に魅せられて多くの旅行者が訪れます。城壁に囲まれた雰囲気抜群の旧市街に羊飼いの文化が残る内陸部と様々な魅力に溢れたサルデーニャ島。そんなサルデーニャ島は食文化も豊富。イタリア料理のみならず北アフリカやアラブ影響も受けており、豊富な海産物からチーズにワインと様々な食材を見ることができます。
今回はそんなサルデーニャ島のお薦めのお土産をご紹介いたします。
1、毛織物
サルデーニャ島の内陸部Nuoro(ヌオーロ)地方では、今でも昔ながらの羊飼いの文化が残っています。そのためヌオーロ地方では300年以上も前から美しい毛織物が盛んに作られており、しかも柄も織り方も地域によって全く異なるのだとか。昔は多くの家庭に機織の機械があり、村の女性の大切な仕事として母から子へと受け継がれていたそうです。
そんな伝統的毛織物はサルデーニャ島のお土産として気になるところですね。島の中心近くにあるサムゲーオではサルデーニャ島の織物の90%がここで作られるのだとか。鳥の絵のモチーフ、花のモチーフを表した美しい色彩の幾何学模様の生地のクッションカバーなどは小さくてお土産にはいいのではないでしょうか。ぜひお薦めしたサルデーニャ島の伝統的お土産ですよ。
2、コルクのお皿
透明な美しい海のリゾート地というイメージが強いサルデーニャ島ですが、実は内陸部にも見所が沢山あるんです。美味しいランチを食べながら昔から歌い継がれてきた羊飼いたちの歌を聴く、なんてツアーもあるんだとか。そんな内陸部伝統のお土産がコルクのお皿です。
コルク樹皮から出来ているお皿はどれも同じ物は全くなく、丸い物から歪んだ物に反り返った物と素材をそのまま生かしています。以外にもコルクのお皿は水や油に強く汁物などでも平気なのだとか。コルクの木に乗せるだけで料理の味が一層引き立つ気がしませんか?そんなコルクのお皿はぜひお土産に持って帰りたい品ですね。ヌメロの工房などではコルクのお皿以外の様々な商品も見ることができますので、ぜひサルデーニャ島のお土産にいいのではないですか。
3、籠細工
地中海の中でも重要な拠点として、様々な国により支配を受けたサルデーニャ島。しかしながらサルデーニャ島独自の文化を色濃く残している部分が様々な所で見受けられます。
その一つがサルデーニャ島の伝統的なお土産の一つ籠細工です。葦やイグサを編んで作った籠は昔より身近な日用品として使用されていました。サルデーニャ島の籠細工はカラフルな色使いや様々な模様でデザイン性があることで有名です。島内には様々なアンティークの素晴らしい籠細工を集めた博物館もあるのだとか。平たい籠から、物入れ、パスタ作り用など様々な用途の籠細工、サルデーニャ島を訪れたら記念に一つは持って帰ってほしいお薦めのお土産ですよ。
4、カラスミ
太陽の恵みを沢山受けた温暖な気候のサルデーニャ島。海に囲まれた環境から新鮮な魚介類が手に入り内陸部では羊肉、また美味しいチーズにワインさらにイタリア料理に欠かせないパスタと美味しい物が盛り沢山!
そんな沢山の美味しい物の中からお土産として特にお薦めなのがカラスミです。ボラの卵巣を塩漬けにしたカラスミはボッタルガ(Bottarga)と呼ばれ、イタリアでも「サルデーニャのキャビア」と呼ばれ珍重されています。生臭さがあまりなく、水分の少ないボッタルガは薄くスライスしてパスタなどと一緒に食べるのが一般的だとか。粉末タイプのカラスミは配る用のお土産としてもちょうどいいですね。日本でも高級珍味のサルデーニャのカラスミで、美味しいパスタを日本でも作ってみて下さいね。
まとめ
サルデーニャ島のお薦めのお土産はいかがでしたか?島にはこの他にも美味しい物が沢山。様々なパスタはもちろんのこと、ペコリーノチーズなどの美味しいチーズもぜひぜひ持って帰りたい品ですよね。島独特の伝統的コルク皿でサルデーニャ島で購入したパスタやチーズを使って料理をすれば、日本にいてもサルデーニャ島の気分を味わえるのではないでしょうか。地中海の楽園で癒しのひと時と買い物をぜひ楽しんで下さいね。