名称:阿蘭草仔粿芋粿
住所:新北市瑞芳区基山街90号
台北からバスに一時間半ほどゆられると、絵になる景色に心を奪われる街、九份に着きます。太平洋に面した傾斜地に金鉱の街として築かれた九份は、今も古い建物が並び、独特な雰囲気がたくさんの観光客を引きつけています。台北へ旅行に行ったら、必ず足をのばして立ち寄りたい人気の観光スポットですね。
小吃(シャオチー)とは、簡単で手軽な一品料理のこと。九份の細い路地をのんびりと散策しながら、ぜひ食べ歩きたい小吃をご紹介します。
目次
ノスタルジックな九份で、街歩きのお供に食べたい小吃をご紹介
1.阿蘭草仔粿芋粿
九份(台湾)名物、阿蘭草仔粿の芋個粿。どのガイドブックにも載っているし、混雑しているのでも食べてみたが、美味しいのは普通の餡子のみ。それ以外の種類はやめた方がいい。 pic.twitter.com/UHf2s7dsq4
— 森川勇一郎 (@u16com) February 27, 2014
九份で食べたい小吃、1つ目は「阿蘭草仔粿芋粿」の、干しエビと切干しダイコンの「菜蒲」と、高菜の「鹹菜」です。九份で大人気の餅菓子屋さんで、いつも行列ができています。日本でいうところの草餅やヨモギ餅をやわらかくしたもの、という印象で、1つずつ袋に入っています。
日本でよくあるような、こちらのお店でもあんこを包んだ「甜紅豆」が定番の人気ですが、小吃としておすすめしたいのは、切り干し大根や高菜の入ったもの!特に、干しエビと切干しダイコン入りの菜蒲が一番人気です。甘い味のお餅の中にしょっぱい具が包んであり、甘さとしょっぱさのバランスが調度よいのが人気の理由。一見ちょっと抵抗があるかもしれませんが、旅行の時こそチャレンジしてみましょう!
2.阿雲傳統切仔麺店
九份で食べたい小吃、2つ目は「阿雲傳統切仔麺店」の綜合魚丸湯(魚のすり身のスープ)。老舗の多い九份老街ですが、こちらのお店も1951年から続く人気のお店です。お昼を過ぎてもたくさんの人だかりで、お客さんが途切れることがありません。
阿雲傳統切仔麺店の一番人気は「綜合魚丸湯(魚のすり身団子スープ)」。新鮮なサメやイカを団子にしており、魚の旨みがぎゅっとつまっていて、出汁のきいた優しい塩味スープとマッチすると人気です。スープにとろみがついたタイプの「魚羮湯」や、他にもそぼろ肉が乗ったご飯「肉燥飯」は、油っぽくなくペロリと食べきれるサイズで、おすすめの小吃です。混んでいますが回転はとても速いので、少し待って席をゲットしましょう。
名称:阿雲伝統切仔麺店
住所:新北市瑞芳区基山街9号
3.金枝紅糟肉圓
九份で食べたい小吃、3つ目は「金枝紅糟肉圓」の肉圓(ロウユェン/バーワン)です。デザートで有名な芋圓と並んで、九份の名物にあがるのが紅糟肉圓。日本人にはあまり馴染みがありませんが、もち米やさつまいもの粉でできている半透明のプニュプニュの皮で、豚肉の餡を包んだものです。
九份の肉圓の特徴は紅麹が入っていること。見ためが赤いのは着色料ではなく、紅麹の色素なのです。紅麹は血圧を下げたり、コレステロールを正常値にするなどの健康効果でも知られています。紅糟肉圓は九份ではいたるところで見かける小吃なので、ぜひトライしてみましょう!
名称:金枝紅糟肉圓
住所:新北市瑞芳區基山街112號
4.九份老麺店
九份で食べたい小吃、4つ目は「九份老麺店」の餛飩麺(ワンタンメン)。あっさりした透明なスープに、青菜とプリプリのワンタン、平たい陽春麺が入っています。テーブルに備え付けのラー油を入れると、ピリ辛スープに変わって最後まで美味しくいただけるので試してみてくださいね。ペロリと完食できるサイズなのもうれしいところです。
九份老麺店の一番人気は牛肉麺。少し甘みのあるスープが特徴で、麺の上には大きめに煮込んだ牛スジが乗っています。スープは八角の香りが効いているので好みが分かれますが、八角がOKな方はこちらもぜひ。九份老麺店のメニューはまさに軽食という少なめの量なので、小吃めぐりにぴったりです。
名称:九份老麺店
住所:台湾新北市瑞芳鎮基山街45号
◎まとめ
九份でおすすめの小吃を食べられるお店を4軒ご紹介しました。観光や買い物しながら、入り組んだ細い路地を歩きながら小吃を食べ歩いてみませんか。また、九份へ行く前には『悲情城市(A City of Sadness)』や、九份がモデルになったと言われる『千と千尋の神隠し』などの映画を観かえしておきましょう。きっと、より一層ノスタルジックな雰囲気の街歩きが楽しめますよ。