九份は昼間の観光だけで十分？いいえ、夜もバーも楽しめます！

九份はスタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』以来、すっかり定番の観光地となり、日本人もたくさん訪れるようになりました。ノスタルジックな街並みが有名な九份は、あまりバーがたくさんあるというイメージはありません。

でも、街並みを眺めて散歩を楽しむだけでなく、その雰囲気の中で、のんびりお酒を飲んでくつろぐこともできるところです。九份のバー事情をご紹介します。

1. 台北からも近い観光名所、九份

九份は台北から北東側の海に向かって30キロくらいのところにある、山あいの観光地です。台北の街なかからバスで1時間ほどで行ける便利さもあって、いつでもたくさんの観光客で非常に混雑しています。細い曲がりくねった道と、その行側にびっしり並んだお店で有名。

台北から近く日帰りが基本の観光地なので、バーやナイトライフのお店はほとんどありません。ただ、この場所ならではのバーや、そこでの楽しみ方もあります。

景観、軽食、お茶だけではない、もう一つの九份の楽しみ方として、ここでこそ楽しめるバーにも、ぜひ入ってみてください。

2. 阿妹茶酒館

九份といえば、阿妹茶酒館です。スタジオジブリが認めたわけではないのですが、『千と千尋の神隠し』に登場する、湯婆婆のお風呂屋さんのモデルになったとも言われている建物で、3層に重なったテラスの作りや、軒に並んだ赤提灯など、特徴的でどこか懐かしい印象を受けます。

九份の観光ゾーンの中心とも言える、お店がびっしりならんだ通りの入り口にあって、まさに九份という場所。名前の通り、お茶やお酒のお店、つまりバーなのです。

九份はどこも坂道ですし、とても混雑しているので、散歩すると意外と疲れます。暑い日も多い国ですから、九份らしい雰囲気を楽しみながらビールでも飲んで一休み、というのもおすすめです。

3. 暗街茶房

九份は非常に人気のある観光地です。いつでも大混雑ですし、山の斜面に作られた街なので道はすべて坂道、さらに暑い台湾、観光するのも結構大変です。しかも、たくさん並んだお店のほとんどはお土産物をはじめとした雑貨や、軽食を扱うお店。なかなかゆっくり休むお店が見つかりません。お酒が好きな人ならバーが恋しくなるでしょう。

そこで、九份散歩中にぜひ探してみて欲しいのが、暗街茶房です。細い入り組んだ道を登って、九份の混雑の中に入っていった先にあるお店です。名前の通りお茶屋さんですが、注文が入ってから丁寧に入れるお茶は、まさにカクテルをつくるバーテンダーのよう。お酒にしか興味がないというバー派の方もぜひ一度お試しください。

4. 九重町客棧

九份には台北から日帰りでくる人が多いので、夜になる混雑は緩和されていくのですが、実は九份は夜景がとても綺麗なところでもあります。電球や提灯の光が灯った街は、一層ノスタルジックな風景になります。そして、山の上の方、開けたところにあるお店からは、海に浮かぶ漁船の光も眺められます。

そして、日が暮れれば恋しくなるのがバーです。夜景とお酒が楽しめる、九份の代表的なバーが、九重町客棧です。九份の坂道を登りきったところにあり、さらに屋根の上にテラス席が作られていますので、九份の街の夜景を見下ろしながら、のんびりお酒を飲むことができるバーです。

5. 九份280小酒館民宿

九份の街は夜にはとても静かになります。夕暮れまでは人出がありますが、9時ころにはほとんどのお店がしまり、観光客もみんな台北へ帰っていきます。でも、常に観光客で混雑している九份だからこそ、一泊して人の減った街を楽しんでみるのもおすすめです。

泊まるなら、九份の夜とバーを思う存分満喫できます。そんな時におすすめなのが、九份280小酒館民宿です。九份では少ない、夜遅くまで開いているビストロ・バーでもあり、宿泊施設でもあります。

心ゆくまでゆっくり九份のバーを楽しんで、そのまま泊まることもできる、便利なところです。あまり飲み過ぎず、翌日は早起きして、まだ観光客の少ない朝の九份も楽しんでください。

まとめ

いかがでしょうか。九份は日本でも非常に知名度も上がり、台北に行った人の多くが訪れる場所になりました。でも、ほとんどの人は昼間訪れて、観光して戻って来るだけでしょう。

バーでゆっくりする人も少ない、夜景を楽しめるバーがあるともあまり知られていません。台北とはまた違った、とても静かな夜が過ごせる街ですので、身軽な旅行ができるなら、ぜひ九份でも一泊して、夜のバーを楽しんでみてください。

九份は昼間の観光だけで十分？いいえ、夜もバーも楽しめます！