台湾茶のお土産と喫茶体験ができる九份の老舗茶坊3選をご紹介！

山あいにレトロな家々が並ぶ景色が特徴の九份には、茶坊も軒を連ねています。急な斜面にできた町なので、眺めがいいのも九份の台湾茶体験のポイントです。茶坊では主に、台湾茶やウーロン茶を提供しています。

どのお店もオリジナルのサービスがあり、お茶の淹れ方や選び方も教えてくれます。気にいったお店が目についたら、とにかく入ってみましょう！また、日本のお茶とは楽しみ方がだいぶ違うので、迷わずにトライしてみましょう。それでは、九份でおすすめの台湾茶のお店3か所をご紹介します。

1. 九份茶坊

2階建ての茶坊で台湾茶が体験できます。九份らしい茶屋は外観の美しさだけでなく、台湾に「上九份の茶坊」ブームを起こしました。築百年以上の古い茶坊からは、年月を経て生まれる深い生命力が感じられます。高い梁や天窓からは暖かい陽光が差込み、雨の多い九份でも茶坊のストーブが部屋の隅まで温めてくれます。ここで台湾茶をいただけば、九份の美しい景色と古き佳き台湾の雰囲気を満喫できます。

九份茶坊で体験できるメニューは、杉林溪烏龍茶、炭焙東方美人茶、伝統炭焙茶のなかから一つを選択できるシングルコースと、梨山烏龍茶1壺を丸ごと楽しめる金銀花ダブルコース。どちらのコースも、季節ごとの台湾のお茶菓子がついています。美味しいお茶と美味しいお茶菓子がいただけるのは、とってもうれしいですね。

2. 承園名茶

「台灣之寶．承園名茶」は、初代である楊文樹が1907年に創設し、2代目の楊栄松、そして現在の経営者楊智評（3代目）へと続いています。なんと3代目で100年以上の時を経ているのだそうですよ！歴史を感じますね。「良いお茶を注ぐ」という理念のもと、南投県松柏峰産の茶葉を、台湾各地に広げていきました。台北にある九份店では、そんな台湾茶の原点を味わうことができます。

承園名茶では、茶葉を採取してから発酵させ、揉んでから乾燥させます。製法には基準があるので、本物の台湾茶を味わうことができます。さらに専門の講師がお客さんにお茶のアドバイスをしてくれるので、台湾茶の知識やお茶の淹れ方なども勉強できますよ。

3. 水心月茶坊

九分の目抜き通り基山街の一つ隣にある軽便路沿いに建つ水心月茶坊。九份茶坊と同系列のお店で、以前は「天空之城」という名前でしたが、2005年に水心月茶坊としてリニューアルオープンしました。

芸術家洪志勝のアトリエだったという赤レンガの重厚な建物は、レトロな九份でもとくに存在感が感じられます。店内には洪志勝の作品も飾られていて、にぎやかな九份市井の観光の後の休憩にピッタリですよ。天気が良ければ遠く基隆港を望むこともできます。九份でシックなティータイムを楽しみたいなら、水心月茶坊がおすすめです。

◎まとめ

九份茶坊、承園名茶、水心月茶坊と、台湾茶でティーブレイクを楽しめる茶坊を3か所ご紹介しました。台湾茶以外にも多くの種類のお茶を扱っているので、ぜひ試してみてください。台湾のお茶は日本の喫茶と同じで、お菓子を食べながらおしゃべりに興じるのが一般的。九份観光で歩き疲れたら、茶坊で景色を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみるのも良いですね。

台湾茶のお土産と喫茶体験ができる九份の老舗茶坊3選をご紹介！