ギニア湾岸の熱帯雨林地帯 カメルーンのビザの種類と申請方法

画像出典:Amcaja (CC BY-SA 3.0)

ギニア湾岸の熱帯雨林地帯 カメルーンのビザの種類と申請方法

サッカーで有名なカメルーン。ドイツ、フランス、イギリスと幾つもの国の植民地となった歴史がありますが、一番色濃く影響を受けているのはフランスで、公用語が英仏両方とはいえ、フランス語が圧倒的に話されている国です。日本との交易も深く、カメルーン産のコーヒーも人気があります。

「ミニチュアのアフリカ」と呼ばれ、アフリカの国々の特徴を全て一国に有しているカメルーンのビザについてご紹介します.

目次

ギニア湾岸の熱帯雨林地帯 カメルーンのビザの種類と申請方法

1. カメルーンのビザの仕組み

カメルーンへの入国には短期の旅行であってもビザが必要です。ビザの種類としては、次の6種類があり、それぞれ3ヶ月、半年有効ものがあります。ビザは在日カメルーン大使館に申請します。

・観光ビザ
・商用ビザ
・研究、会議等ビザ
・撮影(ドキュメンタリー等)ビザ
・公用・外交ビザ
・長期ビザ

また、半年以上の長期滞在の方は現地の出入国管理局にて2年間有効の滞在許可証の申請が必要です。

2. カメルーンのビザの種類

《短期滞在用ビザ》観光ビザ

観光目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上のパスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:ホテルの予約確認書、知人宅の場合は招待者の身分証明書等のコピーや宿泊証明書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・四週間滞在以上の場合、ポリオワクチン接種証明書(可能であればマラリア予防接種も)
・英文保証書(ギャランティー・レター):家族によるレター。渡航者との関係、渡航者に関し一切の責任を負うことを記載し、連絡先、署名と捺印。家族がいない場合は旅行会社作成のもので代行可。
・車でカメルーンへ入国する場合は通関手帳(”Carnet de Passage en Douane”)と国際免許証

《短期滞在用ビザ》商用ビザ

商用目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上のパスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:ホテルの予約確認書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・四週間滞在以上の場合、ポリオワクチン接種証明書(可能であればマラリア予防接種も)
・英文会社推薦状(レコメンデーションレター)
・訪問先からの招聘状。ビジネスミーティングの内容、参加者名等の詳細の記載も必要。

《短期滞在用ビザ》研究・会議等ビザ

研究や会議参加目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。留学もこれにあたります。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上のパスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:ホテルの予約確認書、知人宅の場合は招待者の身分証明書等のコピーや宿泊証明書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・四週間滞在以上の場合、ポリオワクチン接種証明書(可能であればマラリア予防接種も)
・所属先からの推薦状
・在学証明書または在職証明書
・受け入れ機関からの招待状、入学許可書、研究許可書等
からの招聘状、研究許可証など
・留学の場合、入学許可書

《短期滞在用ビザ》撮影ビザ

ドキュメンタリー等の撮影目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。ビザ申請前に、撮影許可申請書と英文か仏文のプロジェクトレターを提出後、大使館からの連絡を待ちます。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上のパスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:ホテルの予約確認書、知人宅の場合は招待者の身分証明書等のコピーや宿泊証明書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・四週間滞在

《短期滞在用ビザ》公用・外交ビザ

政府機関の派遣の場合や外交目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上の外交パスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:ホテルの予約確認書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・四週間滞在以上の場合、ポリオワクチン接種証明書(可能であればマラリア予防接種も)
・口上書

《長期滞在用ビザ》居住用ビザ

半年以上の長期滞在目的でカメルーンへの入国の場合に申請します。主に居住者や家族に会いに行ったり、家族と住む場合が対象です。入国後、入国管理局にて滞在許可証の申請が必要です。

必要書類
・残存有効期間が6ヶ月以上のパスポート。
・申請用紙
・写真1部
・往復チケット・eチケット・旅行会社が発行するフライトスケジュール等のコピー
・宿泊証明書:招待者の身分証明書等のコピーや宿泊証明書
・滞在費証明:残高証明等のコピー
・旅行保険(医療/送還含む)
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)。
・ポリオワクチン接種証明書(可能であればマラリア予防接種も)
・既婚者は結婚証明(戸籍抄本、婚姻届け、結婚受理証明書等)


3. カメルーンのビザ申請の流れ

各ビザに必要な書類を添えて在日カメルーン大使館に申請します。申請書は大使館のホームページ(http://cameroon-embassy-jp.org/ja/consular-services/)からダウンロードできます。申請してから、3〜4日で発行されます。

なお、来館が不可能な場合、郵送でも申請できます。
国内の場合は返信用のエックスパックか宅急便着払い伝票の同封、海外からの場合はビザ料金に追加で郵送料を支払った理、国際宅急便の着払い返信用伝票添付などで申請が可能です。

なお、ビザ料金は2017年2月現在、3ヶ月が14,000円、6ヶ月が28,000円、公用・外交ビザは無料となっています。

◎まとめ

アフリカには短期の観光目的の滞在の場合、日本国籍保持者はビザ免除になったり、イエローカードが不要な国も多いですが、カメルーンはビザが必要なので注意しましょう。発行までは他と比べると早い印象ですが、書類の不備で再申請なども考えられますので、十分時間に余裕を持って、早めに申請すると安心ですね。

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