ニジェールのお土産はそれぞれの民族が作り出す美しい芸術品!

画像出典:Mathieu Dessus/flickr

ニジェールのお土産はそれぞれの民族が作り出す美しい芸術品!

西アフリカにあるニジェール共和国。国土にはサハラ砂漠があり、多様な民族が共存しそれぞれの文化が育まれていることで知られています。そのため、アガデス歴史地区やアイル・テレネ自然保護区などの世界遺産があり、ニジェールは観光スポットがたくさんある国です。

そんなニジェールのお土産の定番は、それぞれの民族の民芸品です。アクセサリーや色鮮やかな布、工芸品は高い完成度や芸術性を誇ります。

しかし、残念ながら2017年7月現在、ニジェールのほとんどの地域が、外務省から退避勧告の対象地域となっており、渡航することができない状況です。

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ニジェールのお土産はそれぞれの民族が作り出す美しい芸術品!

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1.トゥアレグ族のジュエリー

出典: www.istockphoto.com

トゥアレグ族はアルジェリア・ニジェール・マリの砂漠地帯を中心に居住する遊牧民です。「トゥアレグ」という呼び名はアラブ人によって「神に見捨てられた者」という意味で付けられましたが、トゥアレグ自身は自らを「ケル・タマシェク」と呼んでいます。また、神秘的な青い衣をまとうことから、日本では「サハラの青い貴族」としても知られています。

そんなトゥアレグ族の作る美しいアクセサリーは世界中で有名。トゥアレグ族はサハラの支配者として畏れられてきた一方で、高度な工芸技術を持ち、銀製品をはじめとする金属工芸や革製品は、サハラ砂漠のお土産として人気があります。

トゥアレグ族は金製品を嫌い、かわりに銀を珍重したので、銀を用いた商品が一般的です。どれも洗練されたデザインのアクセサリーでお土産に買って損はないですよ。

イフェロアン、ティミアなどのアイル山地周辺のオアシスやアガデスのショップなどで買うことができます。ニジェールを代表する工芸品ですので、ぜひトゥアレグ族のジュエリーをお土産にどうぞ。

2.ハウサ族とヨルバ族の藍染め

藍染めは西アフリカの多くの国で作られていますが、中でもナイジェリアのハウサ族とヨルバ族の藍染めは、その質の高さでよく知られています。ハウサ族はニジェールとナイジェリア北部州を中心に居住する民族で、高い技術を持つ職人が多くいます。そのため、ニジェールのお土産として、藍染めは好まれています。

ヨルバ族はナイジェリア南西部に住む民族。染織工芸に代表される幅広い芸術作品で知られています。ヨルバ族が作る藍染めは、アディレ・エレコと呼ばれ、マメ科植物の葉などを発酵させた藍染料を使い絞り染めたものです。絞り染めなどによってエキゾチックな模様が描かれています。砂漠の国のエキゾチックな藍染はお土産にピッタリ!思わず自慢したくなるお土産ですよ。

3.ジェルマ族の布

出典: Ninara/flickr

ジェルマ族はニジェールの首都ニアメから、南西部の都市ドッソにかけての地域に居住する民族。彼らの工芸品としては、鮮やかな色模様を織り込んだ布がよく知られています。房飾りなどがついており、その美しさには目を惹かれます。ビビットな色合いはアフリカらしいですよね。村の市場で売られているので、お土産を購入する際は交渉をしてください。

また、ドッソはジェルマ族の王であるジェルマコイの住む都市です。市内には王宮や博物館があり、観光をするのにオススメの街。ぜひ、ドッソ観光のお土産にジェルマ族の布を買ってみてください。

4.ヨルバ族のブロンズ彫刻とテラコッタ彫刻

出典: Marc Fuyà/flickr

ヨルバ族はニジェール南西部に住む民族。ヨルバ族は王国時代に宮廷美術として高度で豊かな工芸文化をもっています。その代表的な工芸品にブロンズやテラコッタの彫刻が知られています。特にイフェ王国の時代に作られたものは写実性や完成度が高く、世界的にも評価されています。この彫刻芸術の文化は今でも残っており、観光客にはお土産として親しまれています。

どこか奇妙な彫刻は、部屋に1つ置くだけで途端にエスニックになりますよ。部屋に個性を出したい人にオススメのお土産です。ヨルバ族の住む地域を訪れた際には、テラコッタなどの彫刻もぜひお土産にお求めください。

5.フレベ族の壺とブレスレット

出典: https://flic.kr/p/37b3DB/flickr

フルベ族はアフリカ全土に幅広く居住する牧畜民。現在は都市に定住したり、農耕に従事したりする人が多く、牛の放牧で暮らしている人はわずかだそうです。フルベの女性は顔面に刺青を入れることで知られていて、その模様は地域によって異なります。

フルベ族は「ひょうたん壺」と呼ばれる、ひょうたん型の壺を作ります。周囲には幾何学模様が刻まれ、芸術性を感じさせます。壺は牛やヤギのミルクを入れたり、穀物を入れたりして運び、遊牧民の生活にはなくてはならないものだです。この「ひょうたん壺」もニジェールの文化を楽しめるお土産です。

フルベ族の村を訪れることがありましたら、この丈夫で軽く、美しい模様の壺をお土産に検討してみてはどうでしょう。また、フルベ族のブレスレットもお土産にオススメ。貝殻があしらわれたもので、ニジェールのお土産にピッタリな素敵なアクセサリーですよ。

◎まとめ

ニジェールのお土産でおすすめの5選を紹介しました。サハラ砂漠のある国にも、豊かで多種多様な文化が残っており、その文化を楽しめるお土産でしたね!どの工芸品もアフリカらしい独特の色使いや、洗練されたデザインを感じることができるので、お土産にピッタリなのではないでしょうか。

なお現在(2017年7月)、ニジェールを観光で訪れることは難しいですが、いつかは訪れて、これらのお土産に触れてみたいものですね。

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