ミクロネシア連邦は太平洋のミクロネシア地域に位置するオセアニアの国家。ダイビングが盛んなスポットで、世界中から多くのダイバーが訪れます。治安は良好とされていますが、旅のルールは守って楽しい旅になるようにしましょう。
目次
【ミクロネシア連邦の治安】治安は良好。でも基本的なルールは守ろう!
目次を閉じる
1.スリやひったくりに注意しよう
ミクロネシア連邦の治安は比較的良好と言われています。外国人観光客を狙った凶悪な犯罪は少なく、観光も安全です。しかしいくら安全といっても、海外にいることを忘れずに基本的な旅のルールは守りましょう。特にスリやひったくりには要注意です。
派手な服装をしたり高価なアクセアリーを身に着けたりするのは控えましょう。また街中で高額な紙幣を見せたりするのも控えましょう。バッグは肩から斜めがけをし、ひたくりには常に注意しましょう。道路を歩く時は特に注意が必要です。後ろからバイクできて追い越しざまにひったくりに遭う場合がありますので、常に周囲に気を付けましょう。
2.置き引きに注意しよう
ミクロネシア連邦の治安は良好ですが、スリや置き引きには注意しましょう。日本ではレストランやカフェに入った時、足元にバッグを置いたりしますね。でも海外でそれは禁物!財布など貴重品は身に着け、バッグは常に目の届くところに置いておきましょう。空港やホテルでチェックインするときは特に注意が必要です。
またわずかな時間でもバスや車に貴重品を残して、外に出るのは止めましょう。特にカメラや携帯は必ず身に着けるよう心がけましょう。多額の現金をホテルの部屋に残したままにしたり、スーツケースのカギをかけずに外出するのもやめましょう。
3.危険な雰囲気の場所には近づかない
ミクロネシアにおいて日本人を直接標的としたテロ事件は確認されていません。しかしシリア、チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件が起こり、ヨーロッパやアフリカではテロが多発しています。テロや誘拐などの事件に巻き込まれないよう、危険と思われる場所には行かない、暴動が発生した場合には速やかにその場から逃げるなど注意が必要です。また報道機関などを通じ、常に最新の情報を入手するよう心がけましょう。
4.宗教、飲酒には注意が必要
コスラエ島コスラエ州はほぼ全島民がキリスト教プロテスタント派の信者のため、宗教上の理由からバー、レストラン等を除く公共の場での飲酒が制限されています。また日曜日の飲酒は一切禁止されています。首都のあるポンペイ州でも路上での飲酒は取締りの対象となっています。また最近バーでのトラブルが多く発生し,中には巻き込まれる被害も報告されているようです。現地のルールや習慣を守り、トラブルに巻きこまれないようにしましょう。
またポンペイ州では、鎮静作用を含有する「サカオ」というコショウ科の植物の根から作った伝統的な飲み物があります。昔ながらのつくりかたを守っており、日本人の感覚からすると不衛生な製造過程ともいえるのでオススメできません。どうしても飲みたいという方は自己責任でどうぞ。
5.野犬に注意しよう
ミクロネシア連邦にはたくさんの野犬がいます。街中で見かけても手を出さないように。特に夕方以降はこれらの野犬が群れをなし通行人に襲いかかることもあるそうです。ミクロネシア連邦には狂犬病が発生していないとのことですが、もし噛まれた場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
6.生水などに注意しよう
ミクロネシア連邦では生水を飲むのは控えましょう。ミネラル・ウォーターや煮沸した水、スーパーで販売されている清涼飲料水等を飲むことをお勧めします。レストランは比較的衛生管理が行き届いているそうですが、生野菜やサラダ、氷などには注意しましょう。
なお各州に州立病院がありますが、機器、薬品、職員等が乏しく、病院内の衛生状況も良くないようです。技術も高くありません。重症の場合は国外に搬送されることもあるので、体調管理には十分気を付けましょう。
ミクロネシア連邦は海洋性熱帯気候で湿度もあります。蚊が多く発生するので、蚊を媒介とした伝染病には気を付けましょう。中南米やアジア・大洋州で発生しているジカウイルス感染症は、ミクロネシア国内でも発生しています。またデング熱も発生しているので、蚊にさされないよう対策が必要です。
7.車に注意しよう
ミクロネシア連邦内の移動は、全州においてバス・鉄道等の公共交通機関がないので、基本的にレンタカー又は乗り合いタクシーの利用になります。トラブルに巻きこまれないよう、夜間に一人で移動することはできるだけ控えましょう。
なお、タクシーは運転が荒いので、後部座席に座って必ずシートベルトを締めましょう。道路は舗装されてない場所や、舗装していても凸凹のところも多くあります。ライトが点灯しなかったり、ウインカーが壊れているなど整備不良の車が多く見受けられるので、レンタカーを運転する時には十分、注意をしてください。
◎まとめ
ミクロネシア連邦はダイビングが盛んな場所。水着やTシャツなど軽装で過ごすことが多いと思いますが、トラブルを避けるためにも、特に女性は肌を露出しすぎるような服装は控えましょう。また必要以上に華美な格好は避けるのが無難です。飲酒など日本とはかなり勝手が違う部分もあるのでトラブルにならないよう十分気を付けましょう。ルールを守ってミクロネシア旅行を楽しんでくださいね!