名称:龍田大社
住所:奈良県生駒郡三郷町立野南1-29-1
公式・関連サイトURL:http://www.tatsutataisha.jp/
信貴山(しぎさん)の麓に位置し、信貴生駒スカイラインの起点の奈良県生駒郡三郷町。古くは龍田古道を行き交う旅人で賑わい、数多くの万葉歌にも謳われた歴史ある町です。元々は立野村・勢野村・南畑村の3つの村から三郷村(みさとむら)ができ、その後現在の三郷町(さんごうちょう)になりました。
三郷町には信貴山にまつわる観光地が多く、また関西では「竜田の紅葉」でも有名な素晴らしい町。また、最盛期には全国の8割を占めていた草履の生産地で、現在は「ケンコーミサトっ子」というブランドの草履が人気です。
今回は万葉歌人の歌が今にも聞こえてきそうなのどかな町で、絶対訪れてもらいたいおすすめの観光スポットを5ヶ所紹介します。
目次
信貴山の麓にある三郷町は紅葉の名所。万葉歌縁の町の観光スポット5選
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1.崇神天皇が創建した朱塗りの門と紅葉が見どころの観光スポット「龍田大社」
出典: aduchinootonosama / PIXTA(ピクスタ)
三郷町立野南に鎮座する龍田大社は、日本の第10代天皇「崇神天皇」が五穀豊穣祈願と疫病から諸国を守るために創建した非常に歴史のあるお社です。参道入口には立派な朱塗りの門があり、参道を進むと拝殿、その奥に主祭神を祀った本殿があります。
龍田大社は風の神様をお祀りする社で、「天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)」と「国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ)」の二神が主祭神です。参道の両脇は秋になると木々の葉が色づき、たくさんの紅葉見物の観光客で賑わいます。天武天皇の時代から継承されている風鎮大祭は1週間に及ぶ重要儀式で、最終日の風神花火は勇壮。必見の観光スポットです。
2.動物とのふれあいや各種体験が楽しい「農業公園信貴山のどか村」
信貴山の裾野にある「農業公園信貴山のどか村」は、三郷町きっての観光娯楽スポットです。その名の通りのどかな公園内には四季折々に花が咲き、イチゴやミカン、ブドウなどの果物だけでなく、シイタケやトウモロコシ、サツマイモなどの収穫体験もできます。他にもそば打ちやこんにゃく作りなど、各種教室も思い出に残る体験ですよ。
園内で飼育されているヤギやヒツジとのふれあいも楽しそうです。炭焼きBBQハウスでは食材セットも販売されていて、手ぶらでもOK!信貴山からの爽やかな風を感じながらの炭火焼肉は最高です。その他本格石窯ピザや、園内で飼育されている鶏の卵で食べる「天空たまごかけごはん」も観光客に人気です。
名称:農業公園信貴山のどか村
住所:奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1-7-1
公式・関連サイトURL:http://www.sigisan-nodokamura.com/
3.本堂からの眺望とご来光を是非!「信貴山朝護孫子寺」
信貴山の山服にある「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」は、所在地としては平群町ですが、アクセスとしては三郷町からお参りするのが便利です。
この寺は聖徳太子と縁があり、物部守屋討伐の戦勝を祈願した時に天から毘沙門天王が現れ、必勝法を伝授されたそうです。境内にある世界一の福寅、張り子の大寅が目を引きます。これは太子の前に毘沙門天が現れたのが、寅年・寅の日・寅の刻だったためです。当寺は信貴山真言宗の総本山で、今でも数多くの立派な伽藍が立ち並んでいます。
中でもおすすめが舞台造りの本堂。元々山腹のお寺ということもあり、眼下に広がる眺望が素晴らしく、舞台が日の出側に面していることから、ご来光を拝むために多くの観光客で賑わいます。
名称:信貴山朝護孫子寺
住所:奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
公式・関連サイトURL:http://www.sigisan.or.jp/
4.鐘の鳴る展望台は恋人たちの聖地!眼下の夜景は必見「信貴生駒スカイライン」
三郷町の信貴山門料金所と阪奈道路を登る入口ICをつなぐ信貴生駒スカイラインは、絶好のドライブコースです。信貴山と生駒山の尾根づたいを走るこの道は、関西エリアの大阪や生駒方面から三郷町へ多くの観光客を運んでくれます。
このスカイラインは関西随一の夜景スポットで、眼下には大阪平野や奈良盆地が開け、夕闇とともに現れる街灯りの夜景は絶景。道中には幾つかの無料駐車場が完備され、安心して夜景を楽しめます。中でも特にカップルにおすすめなのが「鐘の鳴る展望台」です。二人で鳴らすと幸せになれるという「希望の鐘」の他、恋人たちが永遠の愛を誓い南京錠を掛ける「誓いのリング」があります。三郷町観光の思い出づくりに立ち寄ってみてはいかがですか?
名称:信貴生駒スカイライン
住所:奈良県生駒郡三郷町南畑
公式・関連サイトURL:http://www.kintetsu.co.jp/leisure/skyline/
5.信貴山朝護孫子寺の有形文化財で、めでたい名前の観光名所「開運橋」
信貴山朝護孫子寺へと至る参道の入口に、三郷町と平群町を隔てる大門池があります。この池に架かる朱塗りの鮮やかな橋が、非常に珍しい工法で架けられた橋として観光名所になっています。
橋の名前は「開運橋」。このおめでたい名前も観光客に人気の秘密です。この橋の最大の特徴は、その工法。鉄道などの橋脚に使われる「トレッスル橋脚」の上に、東京ゲートブリッジなどと基本的には同じ構造の「カンチレバー構造」の橋梁が載っています。開運橋の竣工は1931年で、日本最古の上路カンチレバー橋として2007年に国の登録有形文化財に選定されています。渡れば開運が授かる橋の上から、大門池に映る信貴山の景色も必見ですよ。
名称:開運橋
住所:奈良県生駒郡三郷町勢野西1-2-2
公式・関連サイトURL:http://www.town.sango.nara.jp/
◎まとめ
三郷町には今回ご紹介した観光スポット以外にも、聖徳太子が創建された四十六ヶ寺の一つ「平隆寺」や、重要文化財にも指定されている、室町時代の春日造りの本殿が素晴らしい「勢野薬隆時八幡神社」など価値の高い古刹があります。樹齢250年という枝垂れ桜が見事な「遍照院」や、カトレヤや胡蝶蘭が咲き誇る「大和洋らんセンター」など、花を愛でる観光にも三郷町は最適です。
信貴山観光の拠点には信貴山観光ホテルがおすすめです。昭和の薫りがする和風の旅館は、露天風呂からの眺望も絶景。ハイキングなどの行楽には「とっくり湖」という、ちょっと面白い名前のダム湖がありますよ。山菜採りが楽しめ、春には全長100mのとっくり吊橋から見事な桜が眺められます。
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