ボスニア・ヘルツェゴヴィナはバルカン半島にある歴史のある国。首都はサラエボで、クロアチアやセルビア、モンテネグロと接しています。東西の文化の交流展として栄え、お土産としてはオスマン帝国時代の影響を受けた民芸品など、エキゾチックなものが揃います。またキリム絨毯やラキヤなどのお酒もおすすめです。
1.キリム絨毯
キリムとはイラン・トルコ・アフガニスタンなどで作られている平織りの敷物で、オスマン帝国の影響を強く受けたボスニアでも、キリム絨毯が盛んに作られています。ボスニアの家庭でも広く使われており、玄関マットくらいの小さな物から部屋全体に敷く大きなものまで、サイズもいろいろ揃っていますよ。
元々は遊牧民が穀物や家財道具を入れるための袋として作られもの。そのため軽くて丈夫です。デザインやモチーフなども産地ごとに特徴を色濃く残しています。一枚一枚、手織りで作られているので、機械織りとは異なった温かさがあり素敵です。ボスニア・ヘルツェゴヴィナを訪れた時には、お土産としてキリム絨毯はいかがですか。じっくり見て、お気に入りの一枚を見つけてくださいね。
2.ボスニアコーヒーセット
ボスニアコーヒーセットをはじめとした銀、銅製品はボスニア・ヘルツェゴヴィナのお土産としても人気。ボスニアコーヒーはトルココーヒーと似ており、細かく惹いたコーヒーの粉をフィルターで漉さず、直接ポットに入れてお湯を注ぎ、沸騰させます。そして小さなカップに注ぎ粉が沈むのを待ち上澄みをいただくというもの。もし気に入ったら、コーヒー粉も一緒にお土産にいかかがですか?
真鍮銅で作られたコーヒーセットはエキゾチックな雰囲気で、インテリアとしても素敵ですね。日本へ持って帰るのは少し大変そうですが、旅のお土産としておすすめです。
3.ラキヤ
ラキヤはバルカン半島で広く飲まれているお酒。プラムや葡萄などのフルーツを発酵させて作られる蒸留酒で、アルコール度数は40%以上とかなり強いです。日本酒と同じく、各地方ご自慢のご当地ラキヤがあるようですよ。ラキヤは昔からバルカン半島の人々に飲まれていて、欠かせないお酒となっています。スーパーなどで手軽に買うことができるので、お酒が好きな方へのお土産としていかがでしょうか。
4.銅製品
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボのマーケットでは、銅製品を並べる店も多く、お土産にもおすすめ。エキゾチックなデザインのものも多く、インテリアとしても素敵ですね。小物入れや食器のほか銅版に描いた絵なども売られています。
ゆっくりとショッピングを楽しみながら、お好きなものを選んで下さい。たくさん並んでいるので迷ってしまいそうですね。
5.バクラヴァ
バクラヴァはバルカン半島で人気のある伝統菓子。薄い層状の生地の間に砕いたナッツや少量の砂糖やシナモンが挟まれている、甘い焼き菓子です。トルコから中東などで作られているお菓子ですが、生地の厚さや入れるナッツの種類やロップの種類など、地域ごとに違います。
ボスニア・ヘルツェゴビナでもよく食べられているお菓子ですよ。スーパーなどで手軽に買うことができるので、見かけたらぜひ味見をしてみてください。ボスニア・ヘルツェゴビナの旅のお土産としてもおすすめです。
◎まとめ
お土産探しには、特にサラエボの職人街「バスチャルシア通り」がおすすめ。16世紀から続くエキゾチックな雰囲気漂うストリートで、様々な商品が所狭しと並べられているので散策も楽しいところです。
ここで紹介した以外にも、薬莢のボールペンや毛糸製品、木の伝統楽器や布製品などたくさんのお土産があります。じっくりと選んでくださいね。