春を満喫できる京都の観光スポット7選。春の京都は【歴史×桜】がおすすめ

春を満喫できる京都の観光スポット7選。春の京都は【歴史×桜】がおすすめ

四季折々の楽しみがあり、何度も訪れたくなる京都。なかでも、京都の春は格別です。春×桜×歴史を思いっきり満喫できる京都の観光スポットを7選ピックアップしました。

「荘厳」「ご利益」「静謐」「夫婦円満」「パワースポット」「縁結び」「圧巻」「歴史」。
そんな言葉が浮かぶ京都。朝昼は清々しい青空の下で、夕刻は茜色に染まる風景に溶け込みながら、夜はライトアップされた光を浴びながら、思う存分桜を堪能していただくために、様々なシチュエーションを妄想しながらピックアップしました。さあ、あなたは定番スポット、穴場スポットどちらを選びますか?

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春を満喫できる京都の観光スポット7選。春の京都は【歴史×桜】がおすすめ

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1.「東寺(教王護国寺)」荘厳な伽藍群と華やかな桜

春の東寺(教王護国寺) しだれ桜 

新幹線から見える五重塔は京都のシンボル。近鉄京都駅から歩いて15分ほどの東寺(教王護国寺)は、京都に来たらまずは訪れておきたい世界遺産でもある圧巻の観光スポットです。

国宝などに指定されている建造物や仏像がずらり!の東寺ですが、特にご紹介したいのは講堂にある「立体曼荼羅」。曼荼羅は仏様の世界観を「絵」で描いたもので、それがわかりにくいと考えた空海(弘法大師)は、なんと21体の仏像とその配置を立体的に具現化。事前にチェックすることで、よりリアルに歴史を体感できます。

そんな荘厳な伽藍群も、春になれば山桜やソメイヨシノ、八重紅しだれ桜が華やかさを添えてくれます。清々しい昼も、茜色に染まった夕刻も違った印象を与えてくれる東寺の桜。夜もライトアップで楽しむことができるので、ぜひ訪れてみてください!

2.「平安神宮」パワースポット&縁結び

平安神宮の桜

目にも鮮やかな朱色が美しい建造物と、広くて開放的な庭園が特徴の平安神宮は、平安に都が遷った1100年のお祭りに造られた神社で、かつての雅やかな平安に思いを馳せた人たちの願いが込められた何度でも訪れたいパワースポットです。

朱塗りの大鳥居、応天門、大極殿などの社殿を取り囲むように4つの庭からなっている約1万坪の平安神宮神苑は、まさしく日本庭園の粋を表現。名勝に指定されています。折々の季節に美しい趣を見せますが、春は紅しだれ桜が池に映し出され、心に平安が訪れます。

平安京は四神に守られる都づくりで有名ですが、そんな神々のパワーが集まっている平安神宮。京都では名高いパワースポットです。また戦争が終わった後、神様の前で婚礼を上げる方式が流行し、多くの男女がこの場所で幸せになったことから、縁結びとしても知られています。「長寿橘守」や「しあわせの桜守」などオリジナルの可愛いお守りもお土産に喜ばれること間違いなし!

3.「平野神社」1か月半にわたり、様々な桜を愛でられる名所

平野神社のしだれ桜

梅で有名な北野天満宮のほど近く、平安京遷都の頃に創建された平野神社は、約60種400本もの桜があると言われる桜の名所。神紋は「桜」です。

平野神社を原木とする種など、様々な種類の桜の木があるため、1か月半ほどの長期間にわたり、お花見を楽しむことができます。

4.「仁和寺」遅咲きの桜で名高い国の名勝 "御室桜"

仁和寺 御室桜

真言宗御室派の総本山「仁和寺」は、旧御室御所と呼ばれる皇室に所縁がある寺院です。

「御室桜」として名高い仁和寺の桜は、中門内の西側一帯で遅めに開花する背丈の低い八重桜の桜林。貝原益軒の『京城勝覧』にて「洛中洛外で第一」と称され、国の名勝にも指定されている有名な桜です。ほかにも、鐘楼前のシダレザクラ、金堂前のソメイヨシノなど、春の仁和寺では桜が咲き誇る美しい景色を愛でることができます。

桜満開のお花見に出遅れた...という時には、仁和寺の「御室桜」を見に行ってみませんか?

5.「上賀茂神社」神聖で心が落ち着く穴場スポット

上賀茂神社の斎王桜

上賀茂神社は京都の鬼門を守る由緒正しい神社で、正式名称は「賀茂別雷大神(かもわけいかづちじんじゃ)」。「わけいかづち」とは若い雷(神鳴り)を指し、雷の神の威力により厄払いの守護神として信じ崇められています。古来の人たちは雷を神様と信仰していたのですね。。

他の観光地とは離れた場所にあるため京都の他の神社に比べると比較的のんびりとした雰囲気で参拝できるところがおススメです。

春は「御所桜」「斎王桜」など京都の人々に愛され続ける見事なしだれ桜を堪能できます。賀茂川沿いのソメイヨシノとセット散策するのもいいですね。イベント時は混雑も予想されますので、ゆったり過ごしたい方は公式サイトでイベントのチェックをお忘れなく。

6.「千本釈迦堂(大報恩寺)」おかめ桜は夫婦円満のシンボル

千本釈迦堂の本堂とおかめ桜 

鎌倉時代に立てられた千本釈迦堂と称される大報恩寺。本堂は応仁の乱などによる戦いの火事を免れ、京都市内で最も古い木造の建物であり、国の宝として定められています。

ここの見どころは何と言っても、「阿亀(おかめ)桜」。3月下旬に見事に咲き誇るしだれ桜は、本堂建立時に棟梁を務めた長井飛騨守高次の愛妻、おかめの名前にちなんでいます。
明るい笑顔とふくよかなお面で有名なおかめさんですが、実はとても悲しいお話です。夫である大工の棟梁、高次はなんと本堂の柱を短く切りすぎて悩みに悩みます。そんな高次に機転の利いた助言をしたおかめさん。そのおかげで見事、窮地を脱したにもかかわらず「女の知恵で大仕事を成し遂げた、と噂されては夫の恥」と上棟前に自害してしまったというのです。

この「助け合う夫婦」の思いがつまった千本釈迦堂。【夫婦円満】【縁結び】【子授け】にご利益があるというのもうなずけますね。ぜひ「おかめ桜」と「おかめ塚」を訪れてください。

7.「三十三間堂(蓮華王院)」有名なのに春は穴場!

三十三間堂の桜

平安後期に権勢を誇っていた平清盛に資財協力させて後白河上皇が建てた、33の柱間のあることから「三十三間堂」と呼ばれる蓮華王院は、世界一長さの木造建造物。とにかく建物も仏像の数も壮大なスケールで胸がすくような思いがするおすすめスポットです。

10列の階段状にずらっと並んだ1000体の千手観音像があまりにも有名ですが、実際に見てみると「圧巻」の一言。一体一体の頭上には11の顔と40本の手。その手の1本1本には25の救いがあると言われ、「手」と「救い」が掛け合わされると1000の救いがあるそうです。同じような顔に見える1000体の観音様ですが、心が通じ合うと会いたい人に似た観音様が見つかるそうで、時間を忘れて見入ってしまいますよ。

3月末から早咲きの桜が楽しめます。有名なお寺なのに春に訪れる観光客はちょっと少な目で境内はそんなに混雑しないので、穴場スポットとも言えるでしょう。

◎春の京都【歴史×桜】まとめ

春と言えば桜。桜と言えば京都。桜の名所のご紹介とも言える京都巡りの旅は如何でしたか?

歴史や文化と深くつながっている京都は、町を歩いているとどこにでも国宝や名勝、重要文化財があり、雅な暮らしを愛していた人々の思いにふれることができる町です。興味を持って下調べをしてから訪れることで、もっと深い「感動」が得られると思っていただけるとうれしいです。

春は新しいことをスタートする季節。心新たにリスタートする前に、京都のすばらしい春、すばらしい桜を満喫して、自分にご褒美をあげてください。

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