北は地中海、南西はサハラ、南はリビアとアルジェリアに面したチュニジアは、その細長い地形から地中海のリゾートからサハラでの砂漠観光までが楽しめる国です。ヨーロッパに近いアフリカと言われる通り、イタリアのシチリア島まではわずか290キロ。カルタゴ、ローマ時代の遺跡がたくさんあり観光資源にも事欠きません。そんなチュニジアのお土産と言えば?プチプラながら、しっかりチュニジアの香りがする、そんなお土産品を4つご紹介しましょう!
目次
チュニジアのお土産は何にする?プチプラでも素敵なお土産があるんです!
1.砂漠のバラ
砂漠のバラ。砂漠のエリアまで行かなくても、あちこちで見かける物ですが、これには石膏でできた物と重晶石でできた物があり、本来透明で滑らかな鉱物の表面に砂が付着しているので茶色でザラザラした石になっているんです。水に溶けたミネラルが結晶に成長するので、砂漠の中でも水がある地域、つまりオアシスがあった場所でしか採取されません。
自然現象でできた砂漠のバラ!大きな物もありますが、お土産には手のひらサイズで十分。小さくても存在感アリです。一体どのくらいの年月をかけてこんな形の物ができたんだろう?と地球の不思議を感じますよね。露店などでは、値段は交渉次第、頑張って三分の一くらいから値切ってみましょう。
2.陶器類
チュニジアには何か所か陶器を製作している町がありますが、一番有名なのは地中海に面したナブールで作られるナブール焼き。チュニジアでは一家に一つはナブール焼き、レストランやホテルでも良く見かけるちょっと濃い目の色合いの焼き物です。ナブール焼きは古くはバビロニアを起源とし、17世紀にスペインを追われたアンダルシア人が釉を使った陶器作りの技術を伝えたことで発展したと言われています。伝統ある陶器の町同士という事で、日本の瀬戸市と姉妹都市なんですよ。流行りのタジン鍋は持ち帰るのが大変かもしれませんが、灰皿や小皿などは使っても良し、飾っても良しで手軽なお土産になりますね。チュニジアにはナブール焼き以外にも素朴な焼き物がいっぱいあって陶器好きにはたまらないですね。
3.オリーブのお漬物
チュニジアはオリーブの一大産地!オリーブオイルやオリーブのお漬物だけではなく、オリーブの木で作ったカップや、まな板、ボウルやスプーン、フォークなどもチュニジアを代表するお土産品です。食通の方へのお土産ならば、オリーブのお漬物がおススメ。チュニジアでの食事に欠かせないのはフランスパンとハリッサという唐辛子ペーストと、オリーブのお漬物の小皿。オリーブのお漬物は種類も味も色々あります。香辛料入り、ピリ辛、大きさも味も千差万別。スーパーで瓶詰を買うのもいいですが、味にこだわるならば市場に行ってみましょう。山積みされた様々なオリーブはすべて味見OKです。じっくり味見をしてから買うことが出来るのが楽しいですよね。すべてグラム売りなので、100gだけだって大丈夫。ぜひトライしてみて下さいね。
4.籠製品
チュニジアの人を観察していると、籠を持っている人が多い事に気が付くはず。特にチュニジア南部のトズールが籠製品の産地で種類も多く値段も安め。といっても原材料はナツメヤシなので原価は安く、値段を聞いて想像より安いのでびっくりするかも?とはいえ、手作りの素朴な雰囲気を味わう籠製品なので、細かいところまでのクオリティを求めないで下さいね、あくまでも民芸品です。お部屋に置いてマガジンラックにしたり、ランドリーバックにしたり、もちろんチュニジア人のように買い物に持っていくのも可愛いですね。小さなバスケットもあるので、お土産にもピッタリですよ。
◎まとめ
観光地にはお土産屋さんがずらりと並びますが、時間がない方や交渉が苦手という方におすすめなのが、チュニスのメディナの入り口(ファルハット・ハシェド広場の前)にあるスーラ・センター。1階に金製品や陶器類、スパイスや食品類、2階には布製品、3階には革製品、4階が絨毯類、5階にトイレと休憩スペースがある総合お土産センターなんです。チュニジア各地のお土産が
全部ここで揃うので、1階だけでも覗いて見ると楽しいですよ。