身体が浮く死海でのスイミングや世界遺産のペトラ遺跡など、歴史と自然が魅力のヨルダンを一度は観光で訪れてみたい!という方も多いのでは。ヨルダンは親日国ともいわれているので、ますます気になってしまう国ですね。
そんなヨルダンは中東にあり、イスラエルやシリア、イラクとも隣接しています。周辺国はあまり治安のいいイメージはありませんが、ヨルダンの治安はどうなのでしょう?気になるヨルダンの治安情報をお伝えします。
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テロに悪質ドライバー、セクハラetc…中東ヨルダンの治安情報
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1. テロに注意

ヨルダンは中東では比較的治安の良い国といわれ、世界各国から多数の観光客が訪れていました。しかしながら、2016年12月に思いもよらないテロが起こり、治安が悪化しているといわれています。
テロが発生したのは、首都アンマンから南に132km行った場所にある人気観光スポットのお城です。武装集団が立てこもり、外国人観光客を含む10人が死亡、34人が負傷しました。またこの事件の直前には、他の場所でも警察が襲撃されました。犯人の自宅からは自爆ベルトなどの爆発物が発見されたそうです。未だ実行犯は捕まっていません。
残念ながら、かつていわれていた程、現在のヨルダンの治安は良くないということを念頭に置いておきましょう。
2. シリア及びイラクの国境周辺には近づかない
ヨルダンではとくに、シリア及びイラクとの国境周辺の治安が悪いので、近づいてはいけません。2014年には、ヨルダンの隣国イラクのISILが有志の国民に対し、軍人・民間人を問わず攻撃するよう扇動する声明が出されました。
また2016年には、シリア国境近くのヨルダン軍事施設で、爆発物を積んだシリアからの車両が突入し、ヨルダン軍関係者が7名死亡する事件が起きました。この事件についてもISILが声明を発表しています。
ヨルダン政府は、治安の悪いシリアとイラクとの国境付近を軍事閉鎖区域に指定しました。現在は立ち入り禁止区域となっています。治安が安定するまではしばらく時間がかかりそうなので、近寄らない方が良いでしょう。