ヨルダン王国の首都アンマンを旅しよう!おすすめ観光地スポット7選

画像出典:David Bjorgen (CC BY-SA 3.0)

ヨルダン王国の首都アンマンを旅しよう!おすすめ観光地スポット7選

ヨルダンハシミテ王国の首都アンマンは、元々は7つの丘の上に作られた街ですが、今は市内がどんどん広がり19つの丘にまたがった街になっています。
アンマンに初めて降り立った人が良く言う感想は「想像していたより町がキレイで車が新しい」だそうです。

旧市街には人々の生活感あふれる商店街や市場があり、商業地区には洗練されたショップやカフェが並び、丘の上には遺跡群。古いと新しいが入り混じったアンマンには、観光スポットがたくさん。ヨルダン観光のメインであるぺトラ遺跡や死海のついでに寄るだけでは勿体ない!

そんなアンマン市内の、お勧め観光地を7カ所に絞ってご紹介します!


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ヨルダン王国の首都アンマンを旅しよう!おすすめ観光地スポット7選

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1.シタデル

出典: LiAnna Davis (CC BY-SA 3.0)

ガイドブックには、アンマン城と書かれている事もありますが、アンマンでは一般的にシタデルと呼ばれています。

観光の最初は高い所からアンマンの街を眺めて見ましょう。シタデルのある丘は、ジャバル・エル・カラと呼ばれ、古代から人が住んでいた場所で、政治的にも軍事的にもとても重要な場所でした。
様々な時代の遺物が残されていて、アンマン城跡に、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスが造らせたといわれるヘラクレス神殿の跡、8世紀のウマイヤ王朝時代に建てられたウマイヤパレスにモスクにビザンチン時代の教会、とまるで屋外博物館のようです。

ここからのアンマン市内の眺めは素晴らしく、観光客にとても人気があります。遠くに見える大きなヨルダンの国旗は30mx60m。旗を掲げる棒の高さは126.8mもあるんですよ!シタデルの入場料には次にご紹介する考古学博物館の入場も含まれています。

2.考古学博物館

出典: Michael Gunther (CC BY-SA 4.0)

シタデルにあるアンマン考古学博物館は1951年に建てられました。国内のあらゆる古代遺跡からの出土品が収められています。 所蔵品は時代順に並べられており、100万年前の石器時代からイスラーム時代までという広範囲。陶器やガラス、石、金属製の道具などの古代の日用品のほか、碑文や彫刻などの記念碑的なものなど盛りだくさんです。

以前は有名な死海文書の青銅の巻物を見ようと観光客が訪れていましたが、新たにヨルダン新国立博物館が出来てからはそちらに移されてしまいました。その収蔵品の素晴らしさに反して内部は地味でやや閑散としていますが、じっくり見学できるチャンスかも知れません。

アンマン観光の際には是非訪れてみて下さいね。

3.ローマ円形劇場

出典: Producer (CC BY-SA 3.0)

シタデルからきれいに見えていたローマ円形劇場を観光しましょう。細い階段道を15分ほど下れば到着です。2世紀にローマ皇帝アントニウス・ピウスによって作られた収容人数約6000人というサイズで、現在は修復されて野外コンサートや夏のイベントなどに利用されています。ローマ時代の遺跡を再利用するなんて贅沢ですよね。

丘の斜面を使って作られたからか、階段席の一段は結構な高さですが、一番上から見下ろすとても迫力があるので、頑張って登ってみて下さい。劇場内には音響が良い場所があり、手を叩いてみたり、歌を歌っている人がいるかも知れません。せっかくなので挑戦してみませんか?

ローマ劇場の隣には小さな劇場オデオンがあります。ローマ時代から何度も改修がなされて、今の形になりました。
ローマ劇場とオデオン、博物館は共通入場券です。

4.ヨルダン民族博物館・伝統文化博物館

出典: Michael Gunther (CC BY-SA 4.0)

ローマ円形劇場の舞台そでにあたる部分には、二つの小さな博物館があります。一つはヨルダン民族博物館(フォルクローレ博物館)で、ベドウィンスタイルの楽器や、武器、食器などの日用品が展示されています。

もう一つがヨルダン伝統文化博物館で、アンマンの南30kmのところにある有名なマダバから運ばれた、ビサンチン時代の教会から出土したモザイクのコレクションが展示してあります。黒・茶・黄色をベースにしたちょっと地味な色合いのモザイクですが、動物や植物などが生き生きと描かれていて必見です。

どちらの博物館も規模は小さいですが、古代の劇場通路を利用しているようで雰囲気がありますよ。

5.ヨルダン新国立博物館

出典: Freedom's Falcon (CC BY-SA 3.0)

2005年にオープンした、ヨルダン新国立博物館は、アンマンの新しい市街地の南西部にあり、白い壁の巨大な現代建築のなかに建っています。ヨルダン国内最大の歴史・文化遺産を有する博物館として観光客の人気を集めています。

ほとんどの観光客のお目当ては、20世紀初めにイスラエルのクムランの洞窟で発見された、紀元前2世紀の宗教文書である死海文書と、世界最古の人形といわれる、アイン・ガザルの双頭胸像でしょう。これらは以前、シタデルにある考古学博物館に展示されていましたが、今はこちらに移されています。死海文書が発見されたのかを説明するビデオが流されているので忘れずに見て下さいね。

ぺトラ遺跡から発掘された遺物や、石器時代、ギリシャ・ローマ時代からイスラム時代など、様々な時代の遺物があり、ゆっくり見ているとあっという間に2.3時間たってしまうかも知れません。時間に余裕を持って出かけて、ぜひゆっくりと観光して下さいね。

6.キングアブダッラーモスク

アンマンで一番大きいと言われるキングアブダッラーモスクは、比較的新しく、1982年から1989年にかけて建設されました。外装に青いタイルを使っているので、別名、アンマンのブルーモスクと呼ばれています。

前フセイン国王が、自分の祖父のアブダッラー国王を記念して建てたことから「キング・アブダッラー」と呼ばれていて、現国王の名前を付けた物ではありません。ヨルダン国内のモスクは、イスラム教徒以外の観光客は入れない事が多いのですが、このキングアブダッラーモスクは、金曜日と、礼拝の時間を除いて、誰でも内部の見学ができます。

観光客用の入り口にはいきなりお土産屋さん!ちょっと戸惑いますが、露出の多い服装の方は、ここで体をすっぽり隠すマントを貸してもらいましょう。
入り口横には小さなイスラム博物館があるので、合わせて観光して下さいね。

7.王立自動車博物館

王立自動車博物館は、1956年から1999年まで即位していた、故フセイン国王をしのんで建てられました。車を通して、ヨルダンハシミテ王国の歴史を知る事が出来ます。

60台のクラッシックカーと50台のバイク、ロールスロイスやキャデラックの限定モデルなど、見た事もないような豪華な車が展示されていて、さすがは王族のコレクション!と驚かされます。代表的な展示品のひとつは、故フセイン国王が英国留学中と 1953 年 の戴冠式で使用した 1952 年型リンカーンカプリ、 1955 年の結婚記念に贈られた 1936 年型コード 810 と言えるでしょう。

特に貴重なコレクターズアイテムとして、ヨルダンのルマナヒルクライムレースで、故フセイン国王が使用したガルウィングの 1955 年型メルセデスベンツ 300SL スポーツカーも必見です。

貴重な写真やビデオ資料も閲覧できるので、とにかく車好きにはたまらない博物館ですね。アンマン観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。

いかがでしたか?アンマンのお勧め観光スポット7選!
今回ご紹介できなかったキングフセインモスク周辺は、いわゆるアンマンの下町エリアで、観光客のブラブラ歩きにピッタリです。ヨルダンらしい、ファラーフェルというひよこ豆のコロッケやシャワルマ、ジューススタンド、地元の人で行列が出来るアラブ菓子のお店など、街角グルメがいっぱいですよ。買い物客で賑わう市場や商店街を散歩するのも旅の醍醐味ですよね。

素晴らしい観光資源がたくさんあるヨルダンに行ってみませんか?日本からの直行便はないので、中東(ドーハ・ドバイ・アブダビ)などの経由が便利です。

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