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「ジョージア」と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。日本ではロシア語が由来の「グルジア」と呼んできましたが、旧グルジア政府からの要請もあり2015年に「ジョージア」と呼ぶようになりました。日本ではあまり馴染みのない国ですが、近年はワインなどで注目され観光客も増えてきているそうですよ。今回は、そんなジョージアの治安や訪れる際の注意事項などをご紹介していきます。
目次
【ジョージアの治安】大幅に改善されているものの国境沿いは接近NG!
1.ひったくりや強盗に注意
外務省が発信している治安情報では、ジョージア全土が危険レベル1に指定されており、さらに国境沿いはレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」となっています。以前に比べると首都トビリシの治安は大幅に改善されているようですが、まだまだ注意が必要のようです。
渡航先で巻き込まれる軽犯罪の代表格といえばひったくり。ここジョージアでも、観光客を狙った窃盗事件が多発していますよ。奴らは写真撮影やショッピングに夢中で気が逸れている隙を狙っているので、貴重品は肌身に離さず身に着けておくことが大切です。
さらにこれは、レストランやカフェでも徹底してください。椅子に荷物をかけたり足元に置いたままにすると、置き引きされる可能性があります。貴重品はバッグに入れず、洋服の中に着用するマネーベルトを使用するのも良いでしょう。とにかく油断は禁物です。
2.夜間の一人歩きはしないように
治安の良い日本にいると感覚が麻痺してしまいがちですが、どの国に行っても夜間の一人歩きはとても危険です。特に女性は要注意。ジョージアでは、顔面を殴ったり刃物で刺すなどの事件が発生しています。
金品を奪われるだけならまだしも、怪我まで負ってしまったら旅行の続行も危ういですよね。とにかく「日本とは治安が違う」を意識しながら行動しましょう。
3.南オセチア、アブハジア自治共和国、ロシア国境周辺は渡航延期
「南オセチア(ツヒンヴァリ地域)及びその周辺地域、アブハジア自治共和国の国境周辺地域」は、外務省の危険情報において「レベル2」に指定されています。これらのエリアでは、2008年にジョージアからの分離独立を求める軍事衝突が発生しており、現在も一触即発の状態が続いています。
戦闘が激しかったエリアでは、今でも不発弾が残っているほど。中には拘留された一般市民もいたそうです。ジョージア政府が治安を確保できていないため、万が一これらの地域でトラブルに巻き込まれても自己責任となりますよ。ジョージアを訪れる際は、必ず最新の治安情勢を入手するようにしましょう。
◎ まとめ
地域によってかなり治安の状況は異なってきますが、自ら注意すれば防げることも多いのが現実です。ジョージアはヨーロッパとアジアの交差点にあり、街の散策も楽しい国。ワインの産地であることから、ヨーロッパ諸国でも人気の観光地なんですよ。スリやひったくりなどの軽犯罪にさえ注意すれば、きっと楽しい旅になるでしょう。