ヨーロッパのイベリア半島の先端部にあるイギリス領ジブラルタル。対岸のアフリカ大陸までは20km程と、目と鼻の先にあります。
ジブラルタルは昔から「地中海の鍵」といわれ、地中海の見張り役を果たしてきました。現在もイギリス軍が駐屯しています。この半島はイギリスの占領下にあるものの、今でもスペインとの間で領有権をめぐって争われています。
とはいっても、ジブラルタル領内の治安そのものは、いたって安全といえます。今回は、ジブタルタルの治安情報をご案内します。
目次
地中海の入り口を扼するイベリア半島の要衝ジブラルタルの治安情報
総じて治安の心配はなさそうです
嬉しいことに、ジブラルタルは治安の良い地域ということができるでしょう。2017年上半期現在、外務省からの危険情報も発令されていません。
しかしながら、昨今のテロや移民問題により、ジブラルタルを含めたヨーロッパ全体が安全とはいえなくなってきました。これまでテロが発生していない国や地域でも、今後は何が起こるのか分かりません。人が集まる場所はテロの標的にされる可能性があるため、最新の治安情報を入手しておきましょう。
ジブラルタル滞在中にデモなどが行われる場合は不要に近づかず、人の集まるイベントなどでは不審物や不審な人を見つけたら退散しましょう。
安全な国とはいえ羽目をはずしすぎないように
ジブラルタルの治安は安定していて、若い女性の夜の独り歩きも安全だといわれています。しかし、だからといって羽目をはずし過ぎると、思わぬ事故に巻き込まれる可能性は往々にしてあります。女性は不快は場面に出くわしたらしっかりと意思表示をし、その場を離れましょう。
治安の良いジブラルタルでも、軽犯罪は日常茶飯事です。とくにイベントや夜のパブなど、人混みでのスリなどが発生しているので注意が必要です。財布にチェーンをつける、リュックの際は後方を気にするなど、注意を怠らない様にしましょう。現金を必要最低限しか持ち歩かない、というのも対策の一つですよ。
◎まとめ
ジブラルタルの治安情報をお伝えしました。人口がおよそ3万人と少なく、岬ひとつ分の面積しかないジブラルタルでは、凶悪犯罪も発生していません。
しかしながら、滞在中に羽目をはずしすぎると痛い目に遭う可能性もあります。海外はどこに行こうとも、住み慣れて勝手が分かりきっている日本とは違うことを意識しましょう。安全で楽しい旅行をしたいものですね。