【モザンビーグの治安】海外保険加入はマスト！自分の身は自分で守る。

モザンビーグはアフリカ大陸の南東部にある国です。人気観光地といえば、世界遺産であるモザンビーグ島でしょうか。島には漁村やビーチ、歴史的な建物などがあります。そのほか首都マプト内の中央駅や教会も観光の見どころになっていますよ。そんなモザンビーグですがアフリカ観光で一番気になるのは、やはり治安ではないでしょうか。首都マプトも決して治安が良いとはいえません。渡航前に知っていただきたいモザンビーグでの治安対策に関する情報をお伝えしますので、参考にしてくださいね。

1.安定しない治安。情報収集はマスト！

2017年8月現在の外務省治安情報によると、危険レベル1の対象になっているのは、首都マプトのあるマプト州と、中部にあるソファラ州のみです。しかしこれまで外国人や移民を追い出そうとする目的で様々な暴行事件が起きていますから、決して治安が安定しているとはいえません。

またモザンビーグ内では貧富の差が激しく、強盗や車上荒し、麻薬取引などが多発しています。こうした治安の悪さに加え、日本とは生活レベルがかなり違います。それでもモザンビーグに行くだけの価値があるのか、渡航前によく検討しましょう。渡航する場合は地域別の治安情報と、頼れる場所の連絡先を含めた安全対策の情報収集を強くお勧めします。

2.貴重品管理は常に自分で行う

モザンビーグは経済的に成長を続けているにもかかわらず、貧富の差が激しいことから盗難事件が多発。治安には十分注意する必要があります。しかも暴力的で大胆なやり方が目立ちます。特にホテル周辺での事件が多く、少し部屋を開けた隙にハンマーのようなものでスーツケースを壊され、中の物が盗まれていたとの報告も。

モザンビーグの治安レベルでは、ホテルに設置されているセーフティボックスも残念ながら安全とは言い難いです。貴重品管理は自分で行いましょう。現金引き出し時の盗難やクレジットカードのスキミング被害も多いので、失効手続きが素早くとれるよう番号や連絡先は控えておいてください。アフリカではアジア人というだけで目立つ上に、金持ちと見られている日本人。モザンビーグでは貴重品を守るための、十分な治安対策が必要になるでしょう。

3.マプト州などの危険レベルが高い地域には滞在しない

モザンビーグの中でも特に治安の悪い地域としてあげられているのが、首都のあるマプト州とソファラ州。マプト州では強盗や麻薬取引、車上荒し、性犯罪、誘拐などが時間と場所を問わず起きている治安の悪さ。またソファラ州の軍事拠点がある地域では、車両の襲撃事件も発生。モザンビーグ内を車で移動する時には、必ず2台以上で行くことが勧められています。車が故障し、道端で停まっている時を狙った事件が発生しているからです。故障した時に限らず、赤信号で止まっている時にも盗難事件が起きています。モザンビーグでは、車の窓とドアはしっかりロック、常に周りに目を向けて治安対策は怠らずに行動しましょう。

4.警官も信頼できない！安全管理は自分自身で

モザンビーグの治安状態では、残念ながら警官も信頼できません。お金持ちに見える日本人に警官が難癖をつけてワイロを渡さないと開放してくれないなどという事態もありえます。ほかにも深刻なケースでは警官自体が凶悪事件の犯人であったり、警官と犯罪組織がグルになって犯行を起こすケースも報告されています。本来治安を良くするはずの警察官ですが、モザンビーグではむしろ警官に頼らない方がいいくらい。頼れるのは自分自身であると覚えておきましょう！

こんな治安状況ですから、モザンビーグでケガや事件に巻き込まれた場合の対応も期待できません。特にケガをした場合は、高額な費用を払って国外に行く必要も。日本からの常備薬は持参の上、海外旅行保険には必ず入っておくことを強くお勧めします。

5.団体ツアーで行っても安全とはいえない！

信頼できる日本国からのツアーで参加すれば、治安の悪いモザンビーグへ行くのも少しは心強いかもと思うかもしれません。しかし団体ツアーはモザンビーグでの治安を保障するものではありませんから、ガイドの言うことを守るのは当然のこととし、あくまで自分の身は自分で守るくらいの気持ちで行動するようにしましょう。団体ツアーで行ってもしつこい物売りに付きまとわれたりお金をせびられたり、金銭類の強盗被害が報告されています。

近年世界遺産のある島や美しいビーチへの観光客は増えています。モザンビーグでは治安の問題に加え食事などの衛生面や、交通整備上の安全面などにも十分に気を付けて旅をする必要があります。

◎まとめ

美しい自然や世界遺産が魅力のモザンビーグですが、治安レベルはかなり悪いです。本来お金を払う必要のない所でお金を払わされたり、脅して盗られるケースが目立ちます。個人で行く場合には、現地の信頼できるネットワークに頼るなど対処の手段を十分準備しておく必要がありますね。

【モザンビーグの治安】海外保険加入はマスト！自分の身は自分で守る。