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外務省海外安全HP:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_186.html#ad-image-0
ラトビアは、エストニア、リトアニアを含むバルト三国の一つ。首都リガは、旧市街地が世界遺産に登録されており、メルヘンで可愛らしい街です。ラトビアは、11月から3月の冬季には最低気温が氷点下となり、最も寒い1月、2月では、マイナス10度ほどになることもあります。そのため、夏季に観光客が多く、その時期にスリなどの犯罪も多くなっています。
ラトビアの治安は、他のヨーロッパ諸国と比べ特別警戒が必要なわけではありませんが、最低限の注意は必要です。治安への対策をしっかり行い、楽しい旅にしましょう。
目次
【ラトビアの治安】比較的良好ですが、スリなどには気をつけましょう
1.治安の悪い地域に注意する。
ラトビアは、首都リガに観光客が最も多く訪れるため、軽犯罪も多い街です。特に治安への警戒が必要な地域は、リガの旧市街や中央駅、中央市場など。とても混雑しているため、スリやひったくり、置き引きに注意しなければいけません。それ以外にも、バスターミナルやその周辺では、大きな荷物を持っている時は注意が必要です。人通りが少ない時間帯や場所を避けることも忘れないようにしましょう。
その他、リガ市内の主な公共交通機関であるトラムやトロリーバス、バスの車内でも、スリ被害が発生しています。ラトビアの治安は比較的良いとはいうものの、日本と同じ意識では狙われる可能性があることを認識しましょう。
2.狙われやすい服装は避ける。
ラトビアのような比較的治安の安定した国であっても、町歩きの際には狙われないような服装を心がけましょう。過度に派手な服装や高価なブランドものを身につけるのは、ターゲットになる可能性が高まるのでやめたほうがいいです。カバンは、ファスナー付きの斜めがけのものにし、体の前で抱えるように持つようにしましょう。また、ブランド店などで購入した際のショップバッグを持つのは控えてください。
多額の現金や必要以上のキャッシュカード、クレジットカードは持ち歩かず、貴重品や身分証明書は分散して携行するようにしましょう。服の中にしまえるポーチなどを活用し、1つのカバンにすべてを入れない工夫が必要。ラトビアで治安が心配される地域では、特にカバンの持ち方には注意しましょう。
3.被害例を把握して防犯意識を持つ。
ラトビアで実際被害報告のあった事例について、内容を把握し対策をとりましょう。
治安が心配されるバス停留所付近では、長距離バスのバスターミナルで、バスから荷物が下ろされるのを待っている間に、手荷物の中から貴重品が盗まれたケースや、通りがかりの男に話しかけられ、その隙にリュックから電子機器をすられたというケースが報告されています。
市内のレストランでは、いすの背もたれに掛けていたハンドバッグや上着から貴重品を盗まれたといったケースもあり、ホテルの朝食ビュッフェ時にも同様の報告があります。また、リガ旧市街で、手首に下げていたカメラを人混みの中で知らないうちに盗まれていたといったケースもあるので注意が必要。電車の車内でのスリもありますので、ラトビアでも治安については注意しましょう。
4.テロに警戒する。
フランスやベルギーにおいて、イスラム過激派によるテロが発生しました。ラトビアについては、2017年2月の時点では発生していませんが、他国同様、警戒が必要です。ラトビアの隣国であるロシアでは、最近でも計画中のテロが検挙されています。
世界的な治安の不安定化が懸念されているので、ラトビアでもテロに対しても認識しておくことが必要です。テロは自分で対策を取るのが困難ですが、渡航前には外務省のホームページやニュースなどで治安についての情報収集を必ず行うようにしましょう。
自爆テロ犯の一般的な特徴として、不自然に厚着をしている、行動が不審、泥酔したり、ドラッグをしたりしているなどがあります。そういった人に対しては、近づかないようにしましょう。
◎まとめ
ラトビアを旅行するときに最低限注意しなければいけない、治安についてご紹介しました。治安が比較的安定していますが、実際に日本人もスリや窃盗などの被害に遭っています。
特に夏の観光シーズンでは、混雑している場所も多いので、その時期は特に治安に気をつけてください。また、リガ国際空港は、バルト三国の中のハブ空港としての役割があり、利用者も多いのでカバンやスーツケースには注意。
ラトビアでの旅行が楽しい思い出となるよう、注意事項を確認してから観光してくださいね。