【コソボの治安】治安は悪くはない！でも身の回りには気を付けよう

コソボは紛争のイメージがありますが、実はそれほど治安は悪くはありません。歴史ある観光スポットも多く、観光も楽しい国。街の人は穏やかで温かく、快適な旅を楽しめることと思います。だからといって油断は禁物。旅の基本的なルールは守りたいですね。またコソボはいまだに民族対立が激しいので、最新情報を常に把握しトラブルに巻き込まれないようにしましょう。

1. 海外安全情報を確認しよう

コソボは2008年2月に独立を宣言しました。コソボでは従来からアルバニア系とセルビア系の民間の対立が続いていて、コソボ独立宣言後は、独立に反対するコソボ北部のセルビア系住民居住地域の情勢が不安定です。北部に限らず、セルビア系・アルバニア系の住民が近接して居住する地域では、トラブルに巻き込まれないよう十分な注意を払う必要があります。しかし、その他の地域では情勢は落ち着いていて、治安が悪化する兆候はないようです。

外務省では2018年9月現在、コソボ北部の一部に「レベル2：不要不急の渡航は止めてください」の情報を出しています。この状況は変わることがあるので、観光やビジネスなどでコソボを訪れる際には最新の情報を入手するようにしてください。

2. 交通事故に注意

コソボといえば紛争のイメージがありますが、一部地域を除きそれほど治安は悪くありません。人々の生活は決して豊かではありませんが、心温かい人も多いです。とはいっても、ぼんやりと道を歩くのは危険。

コソボは車社会で交通量が多く、さらに運転は荒いので注意が必要です。交通ルールもあるようでなく、信号が少ないため、気を付けて横断してください。事故やトラブルに巻き込まれないためにも、観光やビジネスでコソボを訪れたら車に要注意です。

3.スリや置き引きに注意しよう

コソボの治安は悪くはないといっても、やはりここは海外。身の回りには十分、気を付けましょう。特にスリや置き引きなどにはご注意を。ひったくりの被害に遭わないためにも、バッグは肩から斜め掛けをし道路の端を歩かない、ズボンの後ろポケットに財布を入れないようにしてください。また、高価なものは身に着けない、高額な紙幣を街で見せないなど、観光やビジネスでコソボを訪れたら気を付けましょう。

また日本ではカフェやレストランでバッグを足元に置いたり、椅子にかけたりしますが、海外では禁物。バッグは必ず目の届くところに置いてくださいね。空港やホテルでチェックインする時も要注意です。

4. 貴重品は身に着けておこう

コソボは置き引きもひったくりも少ないと聞きますが、トラブルに巻き込まれないためにも貴重品は常に身に着けておきましょう。例えば観光バスに乗っている時、写真撮影のためのわずかな時間、バスから降りる時があります。そんな時も財布や貴重品は必ず持って降りましょう。

また、レンタカーや車で移動することもあると思いますが、大きな荷物はトランクに入れて外から見えないようにしておきましょう。コソボを訪れた時は楽しく過ごせるよう、パスポートや財布の管理はしっかりしておきたいですね！

5. 夜間の外出は気を付けよう

コソボの治安は落ち着いているとはいっても、一人で夜遅く町を歩くのは避けた方が無難です。コソボは女性が一人で観光に訪れることができる国ですが、それでも夜は薄暗く、危険な雰囲気がするのは否めません。できるだけ、現地の知人や集団で行動することをおすすめします。

6. セルビアとの国境も注意

コソボはセルビアに接しており、それぞれチェックポイントを設けてパスポートを確認しています。コソボはセルビアから独立しましたが、セルビアはコソボを独立国として承認しておらず自国の領土としています。したがって外務省のホームページによると、コソボからセルビアに入国することはセルビアへの不法入国と見なされ、セルビアへの入国が拒否される恐れがあります。

コソボからセルビアへ入国する際は第三国を経由するなどし、トラブルに巻き込まれないように十分注意してください。情勢は常に変わるので、観光などでセルビアやコソボを訪れる時には最新の情報を入手してください。セルビア、コソボを訪れるのであれば、第三国としてマケドニアを含めるのもおすすめです。

◎まとめ

コソボは比較的治安がよいですが、夜中にひとりで歩いたり、見知らぬ人に誘われて行かないようにしてください。コソボはいまだに民族対立が激しい国です。コソボではセルビア人居住地区とアルバニア人居住地区が分かれているので、事前に確認してくださいね。コソボには世界遺産など、歴史的観光スポットも多くあります。ぜひ訪れてみてください。

【コソボの治安】治安は悪くはない！でも身の回りには気を付けよう