プリシュティナのおすすめ観光スポット12選。バルカン半島の新生都市

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プリシュティナのおすすめ観光スポット12選。バルカン半島の新生都市

プリシュティナはコソボの首都。バルカン半島の交通の要所にあり、東ローマ帝国時代の6世紀には交易都市として発展。12世紀から15世紀にかけてはセルビア王国、15世紀末にはオスマン帝国の支配下に置かれました。セルビアと結びつけられることが多いのですが、コソボに暮らす大多数の人々はアルバニア人です。コソボ紛争が起きた1999年にはプリシュティナは戦場と化し、街は大きな被害を受けました。

コソボは人口の75%が35歳以下という若者国家で、プリシュティナにも若者があふれています。新生国家の首都として、エネルギーがみなぎるプリシュティナの観光スポットをご紹介したいと思います。

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プリシュティナのおすすめ観光スポット12選。バルカン半島の新生都市

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1.マザーテレサ大聖堂

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プリシュティナにあるこの教会はマザーテレサに捧げられた大聖堂で、おすすめの観光スポット。プリシュティナの繁華街・マザーテレサ大通りの南の端にあります。マザーテレサは、オスマン帝国領だったコソボ州ユスキュブ(現在のマケドニア共和国のスコピエ)のカトリックの家庭に生まれました。

イスラム教徒だった当時の大統領は、2007年にコソボの首都プリシュティナにカトリックの大聖堂建築を許可。未完成のまま2010年8月26日、マザーテレサ生誕100年の日に献堂されたものです。建物本体は完成済みですが、内部は今も工事中とのこと。観光客は内部を見学することもできますよ。

2.ニューボーン モニュメント

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2008年にセルビアからコソボが独立した記念として建てられたもので、プリシュティナの観光スポットのひとつ。「若さとスポーツの宮殿」前にあります。長さ24m、高さ3mのメタル製のモニュメントで、「NEWBORN」と書かれています。

2008年2月17日の独立宣言の10日前に計画され、わずかな期間で作り上げた作品なのだとか。式典当日はまずは首相が、その後、式典に参加した人々が次々とモニュメンにメッセージを書き込んだそうです。コソボの独立を象徴するモニュメントは、プリシュティナのこの「NEWBORN」だけ。人気の撮影スポットにもなっているので、お見逃しなく!

3.国立図書館

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国立図書館は、プリシュティナで最も目を引く建物。観光客の注目の的にもなっていますよ。1982年に建設されたもので、ルービック・ キューブを組み合わせ、その上にプラネタリウムを思わせるようなドーム屋根を置いたユニークな構造。プリシュティナの周囲の建物とのアンマッチさも見どころです。

評価が分かれる外観ですが、観光客も中に入れるのでぜひ見学してください。外観同様、中も斬新なデザインとなっていて、明るく広々とした空間が広がっています。プリシュティナの図書館では、紛争で多くの書物が失われたそうです。新しい図書館としての意気込みが感じられる建物ですね。

4.民族博物館

民族博物館は、幹線道路からオールドバザールを通り過ぎた100mほど先にあります。少し分かり難い場所にあり、表示などが出ていないので見落とさないようにしてくださいね。

15世紀オスマントルコ時代の裕福な家の住居を利用したもので、漆喰塀と木枠の趣のある外観。中に入ると、扉や棚の装飾、調度品などトルコ調の伝統的なデザインを随所に見ることができます。オスマントルコ時代の暮らしぶりが再現されている、とても充実した展示。無料で観光できるのもうれしいですね。

5.オールドマーケット

野菜から日用品まで幅広く売られているオールドマーケット。民族衣装や民族楽器も売られているので、プリシュティナの観光土産にいかがですか?朝8時から開店する店もありますが、9時頃にはほぼ全部の店が開店します。夕方4時には閉店しはじめ、6時には全部閉まってしまうのでお買物はお早目に!

野菜のほかにもはちみつやフレッシュチーズなど、様々な食材が並んでいますよ。伝統的なコソボ料理「ビュッレック」や「プレスカビッツア」なども安く食べることができるので、観光にもおすすめです。プリシュティナの人々とのコミュニケーションも楽しんでくださいね。

6.ムブレティトゥモスク

ムブレティトゥモスクがある旧市街は、イスラムの香りが感じられる観光スポット。このモスクはオスマン朝のスルタン、メフメト2世によって1461年に建てられたもので、プリシュティナを代表するモスクとして観光客にも人気です。

プリシュティナの旧市街にはいくつかモスクがありますが、このムブレティトゥモスクはプリシュティナで最大のモスク。歴史を感じさせる建物ですよ。周辺にはオールドマーケットや民族資料館、時計塔などがあり、情緒あふれる街並みとなっています。周辺の観光も合わせて、街歩きも楽しんでみてください。

7.コソボ・ポリェ

プリシュティナから5kmほど行ったところにあるコソボ平原は、1389年にセルビアとオスマン帝国が戦った「コソボの戦い」の地で、プリシュティナの観光地となっています。

ここにガジメスタンと呼ばれる「コソボの戦い」の記念碑が建てられていて観光することができます。1989年のコソボの戦い600周年の式典で、セルビアの政治家であるミロシェヴィッチ氏がここで演説を行い、これをきっかけに民族紛争(コソボ紛争)が始まったと言われているんです。

平和維持軍が常時護衛を行っており、観光客が入るにはパスポートの提出が必要。といっても、のどかな雰囲気の場所で、塔の登るとプリシュティナの大地を遠くまで見渡す事ができますよ。

8.グラチャニツァ修道院

グラチャニツァ修道院は、世界遺産「コソボの中世建造物群」の一つ。プリシュティナから5km離れたグラチャニツァ村に1310年に建造された修道院で、プリシュティナのおすすめ観光スポットです。

この修道院の建物は後期ビザンチン建築の最高傑作と言われていて、必見の観光スポット!ここでは14世紀から15世紀にかけて多くの修道僧が暮らし、非常に神聖で豊かな芸術作品を育みました。中でもフラスコ画は観光客に人気です!

行き方は、プリシュティナのメインバスターミナルからバスで15分くらい。グラチャニツァ村はセルビア人の居住区で、街にはセルビアの旗が掲げられ、プリシュティナとは違った雰囲気がありますよ。

9.救世主キリスト大聖堂

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プリシュティナの救世主キリスト大聖堂は、セルビア正教の教会で、1995年に建設をスタートしました。しかし、その後起こったコソボ紛争のため建設がストップしてしまい、現在も未完成のままとなっているのです。建設途中ではありますが、歴史を感じさせる建物としておすすめの観光スポットですよ。

隣の国立図書館の斬新な建物とは対照的で、静かな佇まいを見せています。プリシュティナを訪れた時にはぜひ、図書館と一緒に訪れてみてください。プリシュティナ市内にはそのほかにも観光スポットがいくつかあるので、観光や街歩きを楽しんでくださいね。

10.チャルシアモスク

次のプリシュティナの観光スポットは旧市街の入口にあるチャルシアモスクで、こちらも観光客に人気。フェイスモスクと同じくプリシュティナでは最も有名なモスクで、フェイスモスクのすぐそばにあります。この2つのモスクはプリシュティナの双璧を成し、プリシュティナの人々の心の拠り所となっています。

このモスクはオスマン帝国支配時にセルビア王国とオスマン帝国が戦って勝利した記念に建てられたとか。コソボ紛争で被害を受けましたが、トルコ政府の協力の下、補修工事が進んでいます。

大きな通りに面しているため、遠くからでも見ることが出来ますよ。 高いミナレット(尖塔)が目印ですよ。周辺には市場やレストランがあり、観光にもおすすめです。

11.ビル・クリントン元アメリカ大統領の銅像

プリシュティナには「ビル・クリントン通り」と呼ばれる通りがあり、ここに元アメリカの大統領ビル・クリントンの銅像が立っています。クリントン元大統領はコソボ独立の立役者と言われていて、アメリカはコソボ独立後、最初に承認した国として知られています。

銅像の近くにはクリントン元大統領夫人・ヒラリー・クリントンに由来する「HILLARY」と書かれたドレスショップもありますよ。ヒラリー・クリントンさんが訪れたことから、名前を変えてしまったとか。

クリントン元アメリカ大統領の銅像は、プリシュティナ観光の隠れた人気スポットにもなっていて、写真を撮る人も多いそうですよ。プリシュティナの街歩きの途中に、ぜひ観光に訪れてみてくださいね!

12.マザー・テレサ通り

「マザー・テレサ通り」は、プリシュティナで一番賑わっている通り。歩行者天国になっていて、ゆっくりと観光を楽しめます。コソボは紛争のイメージがありますが、「マザー・テレサ通り」を歩けばきっとそのイメージが払拭されますよ。

通りにはプリシュティナに関係する人物の銅像がいくつか建っているので、写真に収めてみるのも良いかもしれませんね。通りの入口に建っているのは、コソボの初代大統領イブラヒム・ルゴヴァの像とアルバニアの英雄スカンデルベルクの騎馬像。 途中には、マザーテレサ像もありますよ。

◎まとめ

プリシュティナをはじめ、コソボ国内にはたくさんの観光スポットがあります。地元の人々はとてもフレンドリーなので、ぜひコミュニケーションもお楽しみくださいね。コソボ紛争で大きな被害を受けながらも、復興に向かって進むエネルギッシュな街プリシュティナ。今後も注目です!

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