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外務省海外安全HP：http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_157.html#ad-image-0
オランダは、干拓により国土を広げた国。国内には、風光明媚な運河や河川が多く、ボートが重要な移動手段となっている地域もあります。オランダは画家のゴッホやアンネ・フランクの出身国でもあり、魅力的な観光都市。
風車やチューリップといったのどかなイメージが強く、治安の良い国だと思っている人も少なくないかもしれません。しかし、大使館には毎年100件を超えるパスポートの盗難被害が届けられています。オランダ旅行を満喫するために、治安について注意すべきことをご紹介します。
目次
意外と多いスリ被害！オランダの治安と旅先で注意すべきこと
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1.犯罪多発地域を確認しよう。
オランダの治安については、ヨーロッパの中で突出して悪いということはありません。しかし、犯罪が多発している地域がありますので、その場所を認識し、不用意に立ち入らないようにしたり、夜間に一人歩きしたりするのは避けましょう。
犯罪多発地域は、アムステルダム中央駅及びその周辺、ダム広場周辺、スキポール空港（出発・到着ロビー、両替所付近、タクシー乗り場及び駐車場付近）、国立美術館、ゴッホ美術館付近のフォンデルパーク等の観光名所です。
公共交通機関や観光地など、観光客が訪れる場所ばかりなので、行く際には気を引き締めていきましょう。また、ダム広場周辺は飾り窓と呼ばれる売春小屋があり、オランダの中でもっとも治安が悪い場所ですので注意してください。
2.外出時の服装に注意しよう。
服装については、オランダに限らず、諸外国に行く場合には最低限心得ておかないといけないことです。日本ほど治安の良い国は、珍しいことを認識しましょう。
オランダでの町歩きの際には、旅行客だと目をつけられないように、ガイドブックや地図を手に持ったまま歩いたり、大声で友達と日本語で話したりするのは控えましょう。服装についても治安を考慮して、高価なブランドものを身につけたり、過度に派手な服装をするのは、狙われやすくなります。またカバンは、ファスナー付きの斜めがけのものにし、体の前に持ってきて注意を向けておくことが重要。カメラやスマートフォンを手に持ちながら歩いていると、ひったくられることがありますのでカバンにしまっておきましょう。
3.鉄道やトラムの車内や駅構内では注意する。
オランダは、電車の駅や空港での治安に警戒が必要です。特に、アムステルダム中央駅の車内や駅構内、スキポール空港駅等の到着ロビーやタクシー乗り場など利用者が多い場所では注意しましょう。また、オランダとベルギーを結ぶ国際列車内やアムステルダム市内のトラムの1番、2番、5番線では、特に多くのスリ被害が報告されています。
国際列車の駅や空港では、トランクなどの大きな荷物を持っていることが多く、特に狙われやすいと認識する必要があります。治安が悪く、スリやひったくり置き引きに合うかもしれないことを警戒し、荷物から目を離さないようにしましょう。また、車内では、スリなどが発生しやすくなっていますので特に注意が必要。人に囲まれている間にすられたといったケースなどが報告されています。
4.写真撮影禁止場所について知っておこう。
オランダでは、軍の関係施設での写真撮影は禁止されています。カメラを向けることのないよう、注意しましょう。
また、オランダでの治安の悪い地域である飾り窓のエリアでも、写真撮影はやめておきましょう。このエリアには、麻薬の密売人や浮浪者などもいることがあります。また窓越しに売春婦たちを観られるようになっている場所もあるため、写真を撮るとトラブルの原因ともなりかねません。治安の悪い場所では、行動に注意しましょう。
5.ドラッグ販売店等に注意しよう。
オランダでは、大麻等の「ソフト・ドラッグ」使用者が多く、販売等が事実上認められているため、合法であるかのように思っている方も多いかもしれません。いわゆる「コーヒーショップ」と呼ばれる店舗で売られていますが、外国人への販売は訴追はされませんが違法です。トラブルに巻き込まれることのないよう、絶対に手を出さないようにしましょう。また、ヘロインやコカイン等の「ハード・ドラッグ」の所持・販売等についても、全面的に違法とされ、違反者に対する取締りも厳しく実施されています。
オランダの治安悪化への影響が懸念されるドラッグの問題なので、楽しく安全に旅行するためには距離を置くことが重要です。
◎まとめ
オランダの治安や旅先での注意事項について紹介しました。ヨーロッパの都市圏で発生しているような、スリ、ひったくりなどのケースと同様なものがオランダでも起こっています。この国では、治安の悪い犯罪多発地域が外務省より発表されているので、そのエリアに行く際には特に注意しましょう。
また、ドラッグや売春に関する取り扱いについて、他国とは少し違う特徴のある国です。トラブルの原因ともなりかねない危険なものですので、関わらないことが重要です。オランダを楽しく旅できるよう、注意してくださいね。
