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外務省海外安全HP:http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcareahazardinfo.asp?id=15
アフリカ大陸最南端にある南アフリカ共和国。観光客は年々増加し、年間900万人を超えています。そんな南アフリカにはケープタウンやテーブルマウンテン、ボルダーズビーチなど魅力的な観光スポットがたくさんありますね。最近は治安がよくなってきたというもの、油断は禁物です。そこで今回は、南アフリカの治安について紹介していきます。
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【南アフリカの治安】常に身のまわりの危険に気を付けて観光しよう!
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1.治安が悪い場所には行かないようにしよう
ヨハネスブルクは2010年にFIFAワールドカップが開催されました。街に防犯カメラの設置や警備の強化など治安対策が行われたため、少しずつ治安がよくなってきています。カフェや公園、ショッピングセンターもあるので、たくさんの観光客が集まっていますよ。通りも広く綺麗です。
しかし、油断は禁物。綺麗なったとはいえ日本と比べると治安は悪く、ダウンタウンなど地元の人でも行きたがらない場所にはいかないほうが賢明です。また、外を歩く時には高価なものを身に着けないなど注意をしましょう。
ケープタウンは、南アフリカの中でも比較的治安が良いとされています。付近には観光スポットも多く、海外からもたくさんの観光客が訪れている場所です。しかし、観光客にも人気があるロングストリートやグリーンマーケットスクエアは治安が悪化し、スリや強盗などの被害が出ています。また、ダウンタウンやタウンシップなどの危ないと言われている場所には近づかないようにしましょう。
2.置き引きに注意しよう
日本ではレストランに入るとバッグを足元に置いたり、椅子の背に置いたりしますね。しかし海外でこれは厳禁。テーブルの上など必ず目の届くところに置きましょう。食事中に見知らぬ人に話しかけられたら、警戒した方がいいかもしれません。ケープタウンやヨハネスブルクなど、観光地では置き引きが頻繁に起こっています。現金や携帯、カメラなど大切なものは常に身に着けてください。
また、写真を撮るために一旦ツアーバスから降りることがありますよね。そんな時は、わずかな時間でも必ず貴重品は身に着けてバスを降りるようにしましょう。バスに戻ったら財布がないという被害も起こっています。
3.宿泊施設を選ぼう
南アフリカでは宿泊施設でのトラブルも起こっています。宿泊先は多少、料金が高くても安全な宿を選んでください。ホテルは安全上、1階には泊まらないほうが賢明です。
必ず部屋の鍵がかかっているか確認する、貴重品は部屋に残さない、スーツケースの鍵は必ずかけるなど基本的なルールを守りましょう。バックパッカーズホテルでは、鍵のかからない部屋で侵入者に襲われる被害も起こっています。常に警戒を怠らないようにすることが大切です。
4.路上での被害に気を付けよう
ケープタウンやヨハネスブルク、その他の都市では路上での被害が相次いでいます。道を歩いていた時に銃を突き付けられお金を要求されたり、突然数人の人に囲まれバッグを奪われたなどの被害が報告されています。路上に停めておいた車から貴重品を盗まれたという被害も、あとを絶ちません。車では外から見えるような場所に私物を置かず、大事なものはトランクへ入れるようにしましょう。
日中でも単独での行動はなるべく避け、複数での行動を心がけてください。また、深夜や早朝など暗い時間帯の外出は短い距離でも避けることが賢明です。万が一被害にあったら、状況を悪化させる危険があるので、抵抗しないことが大切です。
5.偽装警官に注意しよう
ヨハネスブルグやプレトリア周辺では、偽警察官による強盗事件も起こっています。本物の警官から逃げることは罪になるので、明るい場所に移動して真偽を確かめるなど冷静に対応してください。また、違反したことが間違いない場合でも、警察官から不当に現金を請求されることがあるので、正規の手続きで罰金を支払うようにしてください。
6.ATMの被害に注意!
南アフリカでは、ATMで現金を引き出す時に被害が起こっています。観光客が現金を引き出した瞬間、後ろに控えていた人に襲われたり、ATMを操作している時に暗証番号を読み取られたなどの被害が多いです。
南アフリカでは計画停電が頻繁に行われているので、携帯は常に充電しておくよう心がけてください。また、停電時にはセキュリティ関係の設備が通常よりも緩くなることから、犯罪も起こりやすくなっています。南アフリカを訪れる際には懐中電灯を用意するなど、暗闇対策も考えておくといいでしょう。
◎まとめ
南アフリカの治安について紹介していきました。南アフリカは自然に囲まれた美しい国。たくさんの観光スポットがあります。ぜひ観光に訪れてみてください。でも海外だからとハメをはざさす、身の回りには常に注意しておきましょう。それでは楽しい旅になることを願っています。