【世界遺産】タージ・マハルとは?|ムガル帝国の白亜の霊廟!

画像出典:saiko3p/Shutterstock

【世界遺産】タージ・マハルとは?|ムガル帝国の白亜の霊廟!

世界的に知られるインドの世界遺産「タージ・マハル」は、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが36歳でこの世を去った愛妃ムムターズ・マハルのために建てた白亜の霊廟です。一見すると宮殿のように見える立派な建物ですが、ムムターズ・マハルの遺言である「後世に残る墓で眠りたい」を叶えたものです。

1858年にムガル帝国は滅亡しましたが、王の愛妻への気持ちがこもったタージ・マハルは、インドを代表するイスラム建築の代表として現在もヤムナー川の畔に佇んでいます。本記事では、インドの世界遺産タージ・マハルの詳細情報をご紹介したいと思います。

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【世界遺産】タージ・マハルとは?|ムガル帝国の白亜の霊廟!

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タージ・マハルとは?

出典: Itoshin / PIXTA(ピクスタ)

インド北部のアグラにある、世界遺産のタージ・マハルは眩いばかりの白い大理石でできた霊廟です。1653年の完成時には「天の楽園をも凌ぐ美しさ」と称えられました。この世界遺産のタージ・マハルには計り知れないほどの皇帝の愛が詰まっているのです。

タージ・マハルの完成までには、22年の歳月が掛けられました。金細工師はフランス、宝石細工師はイタリアからと、世界各地から一流職人を招いて造っており、その費用はムガル帝国の国政を揺るがすほどだったといわれています。

白亜の大理石が柔らかな曲線を描くドームやペルシア風の庭園など見どころは尽きません!1983年に世界遺産に登録されたタージ・マハルはまさにインドを代表するイスラム建築の傑作です。

アクセス

タージ・マハル

インドの世界遺産、タージ・マハルへのアクセス方法をご紹介します。羽田空港からインドの首都デリーのインディラ・ガンディー空港まではバンコクでの乗継を経て飛行機で約15時間です。そこから国内線で、アグラまで約40分です。

また、電車でアグラにあるカントンメント駅まで約2時間で行くこともできます。駅からタクシーで約15分で、世界遺産のタージマハルに到着します。

おすすめポイント①:美しすぎる霊廟!タージ・マハル

タージ・マハル

世界遺産のタージ・マハルは材料を運ぶための1000頭もの象、そして世界中から集められた2万人もの技術者たちの手によって造られました。

莫大な費用と人員を費やしたタージ・マハル。アラベスク模様や透かし彫りなど細部にまでこだわったその造りは、言葉を失うほどの美しさ。左右対称のシンメトリーもタージ・マハルの大きな特徴です。

満月時には予約をすれば、夜のタージ・マハルを見学することができます。夕暮れ時のオレンジ色に染まったタージ・マハルもたいへん美しいですよ。

おすすめポイント②:夫婦2人で並んで眠る墓

皇帝シャー・ジャハーンは、膨大な国家財産をかけてタージ・マハルを造り、さらに対岸に自分のための黒い大理石の霊廟を建て橋でつなぐ設計をしていました。しかし、あまりの浪費ぶりなどが原因で三男のアウラングゼーブに幽閉され、計画は叶わぬものとなりました。

そのため、シャー・ジャハーンの棺もタージ・マハルに置かれています。愛妻の棺は霊廟の中心にあり、宝石や透かし彫りを施した大理石の壁で囲われています。2つの棺が並んでおり、夫婦2人が仲良く眠っています。

おすすめポイント③:計算されつくした美しさ

世界遺産のタージ・マハルの美しさは、緻密に計算されたシンメトリックなデザインにあるといえます。左右対称美を見せる赤砂岩の正門の、十字型の噴水池の映る姿は上下対称となっています。

世界遺産のタージ・マハルの美しさはシンメトリーだけではありません。朝焼けは赤みを帯びてバラ色に、昼は青空の下眩いほどに白く輝き、夕日の頃は黄金色に染まり、時間を追って違う美しさを楽しめます。また、月の光に照らされ青白く浮かび上がる妖しい美しさも、世界遺産のタージ・マハルの魅力です。

◎まとめ

インドの世界遺産、タージ・マハルはいかがでしたでしょうか?

ムガル帝国の全盛期の皇帝、シャー・ジャハーンが愛する妻ムムターズ・マハルのために建てたタージ・マハルを訪れれば、永遠の愛が感じられるかもしれません。

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