記載の情報は情報が古い、あるいは内容に変更がある場合があります。現時点の正しい情報は必ずMOFA等でご確認ください。
公式・関連サイトURL:http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/info/pcinfectionspothazardinfo_002.html#ad-image-0
インドネシアにはビーチや美しい景色など楽しいことが盛りだくさん。そこに暮らす人々の素朴でやさしい人柄も魅力的です。そこでまず気になるのは治安。都市部を中心に観光客を狙ったスリや強盗など起こっていて、治安にいささか心配があるのが現状です。もちろんそんなことをする人ばかりではありませんが、不要なトラブルに巻き込まれないためにも注意をしておいて損はないです。ここではインドネシアに旅行する際の強盗やスリへの対策などついて紹介します。
目次
【インドネシアの治安】強盗やスリへの対策は常に欠かさずに!
目次を閉じる
1.タクシー強盗には色を見て対策を!
首都ジャカルタなどではタクシー強盗が発生し、旅行者が被害に遭うこともありえる状況となっています。手軽な移動手段のタクシーだけに悩ましいところですが、簡単なタクシー強盗への対策として車体の色を見て判断することが可能です。
「ブルーバード・タクシー」はメーター式の明朗会計かつ安全だとインドネシアでも評判のタクシー会社。その車体はその名の通り青い色をしているので、とりあえず道で停めるタクシーは青い色のタクシーを選ぶようにしましょう。
しかし色を似せただけの偽ブルーバード・タクシーもいるため、社名とメーター式かをしっかりと確認してから乗り込むようにしましょう。それでも不安な方はホテルや店からブルーバード・タクシーを指名して呼んでもらうようにすると安心です。
2.タクシーでは運転者の写真と名前を確認
タクシー強盗への対策としてもう一つ知っておいてほしいのが、運転者の写真と名前を確認することです。盗んだタクシーを使って強盗を働いているケースがあり、その場合タクシーの運転手が別人にすり替わっているはずです。
また、空港から乗ったタクシーで法外な料金を請求される事例も頻繁に起こっています。対策としては名前と写真を確認し、タクシー会社名をメモしましょう。ブルーバード・タクシーなどのメーター式タクシーを選んで利用するのも効果的です。
3.パンク強盗にご注意を!
聞き慣れない名前ですが「パンク強盗」というものがインドネシアでは横行しています。パンク強盗とは釘などをばらまいて車をパンクさせ、タイヤの点検・交換のために乗っていた人間を降ろし、その隙に車内から荷物を盗むという手口。
さらに、運転中などに横に車やバイクが並走し「タイヤがパンクしている」と教えられ、車を止めたところで襲われるという恐ろしい強盗もあるのです。とにかく荷物は肌身離さず持つこと、そしてブルーバード・タクシーなどの信頼できる会社のタクシー以外は利用しないことが賢明です。
4.べチャとバジャイでも強盗が!
タクシーよりも気軽に利用できる交通手段として人気のべチャ(三輪自転車タクシー)とバジャイ(三輪自動車タクシー)ですが、トラブルに巻き込まれるケースもあるんです。
べチャやバジャイに乗車していた旅行者が、窓から突然手を入れられバッグに入った金品、中にはパスポートまでも盗まれる事例も起こっています。べチャやバジャイを利用する場合荷物は肌身離さない、バッグのファスナーはきっちりと閉めておくなどをして対処しましょう。
5.スリはホテルでも注意が必要!
インドネシアではスリの被害も問題視され、繁華街などだけではなくホテル内でも頻発しているので注意が必要です。主要なホテルの早朝のレストランやコーヒーショップ内、チェックアウト時のカウンター付近やロビーでもスリの被害にあった事例が報告されています。
ホテルの中だからだといって気を抜きすぎないようにしましょう。サイフなどは2つに分ける、パスポートは肌身離さず持っておくなどのリスクを分散される対策を取るようにしてください。ホテルの他に空港でも、たくさん荷物を抱えた状態を狙ったスリが発生しています。油断は禁物ですよ。
◎まとめ
インドネシアは楽しいことが満載の国ですが、その治安には少々気をつけなければいけません。特に強盗やスリは貴重品を奪われるだけではなく、命の危険にまで及びかねないものです。タクシー強盗などにあってしまった場合は、むりに抵抗などせずに絶対に自分の身の安全を第一に考えましょう。命を取られるよりかは、金品を取られる方がましと考えることが大切です。なるべくトラブルに遭わないために対策はきっちりして旅行を楽しみましょう。