ナイジェリアにこんな世界遺産があった!スクルの文化的景観!

画像出典:StefanCramer (CC BY 3.0)

ナイジェリアにこんな世界遺産があった!スクルの文化的景観!

西アフリカに位置するナイジェリアは、アフリカでは最も人口が多くアフリカの経済大国でもあります。アフリカの巨人との異名も持ち、数千年の長い歴史を持つ多民族国家の国。多民族国家には様々な文化や言葉が存在し、どれも興味深いものばかり。そんなナイジェリアには二つの世界遺産がありますが、今回のその内の一つ「スクルの文化的景観」をご紹介しましょう。

目次

ナイジェリアにこんな世界遺産があった!スクルの文化的景観!

スクルの文化的景観とは?

出典: SULE (CC BY-SA 4.0)

ナイジェリアの世界遺産であるスクルの文化的景観は、カメルーンとの国境にほど近いナイジェリア東部のアマダワ高原地帯に位置します。今も人々が暮らすこの遺跡は鉄製が盛んであり、鉄製所の遺構が残っている場所です。

スクルは前期鉄器時代、そして17世紀から20世紀初頭まで栄えます。その後近隣の部族に破壊されてしまいましたが、古来から続く生活様式や鉄製所の遺構は貴重な歴史や文化を示すものとされ、1999年に世界遺産へ登録されました。

「スクルの文化的景観」へのアクセス

世界遺産スクルの文化的景観からもっとも近い空港は、マイドゥーグリ国際空港です。マイドゥーグリ国際空港からスクルまでは車で3時間程度見ておいた方が良いでしょう。

スクルの文化的景観のおすすめポイント

出典: Chukaanthony (CC BY-SA 4.0)

世界遺産スクルの文化的景観では、鉄製所の遺構と特徴的な住居を見ることができます。この小さな集落では丘の上に宗教的にも重要な首長の宮殿を置き、下に棚田が広がっていました。今では宮殿は廃墟になってしまいましたが、土着信仰や文化は人々に受け継がれているので生活の端々に見て取ることができます。

藁ぶき屋根の先が尖った可愛らしい住居群は特徴的で興味深いものでした。しかしボコ・ハラムの襲撃を受け、村は深刻な被害を受けます。現在、非営利団体によって支援がなされていますが、修復どころか人々への支援すらままならない悲しい状況です。

◎まとめ

ナイジェリアの世界遺産、スクルの文化的景観をご紹介しました。太古の時代に生活をしていた人々の文化が今でも続く、なんとも興味深い世界遺産ですよね。しかし残念ながら、外務省の海外安全情報によるとナイジェリアのこの付近はレベル4に分類されています。とても渡航できる状況ではないので、治安が回復するまで待たなくてはいけないのが残念ですね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ナイジェリアでおすすめの記事

ナイジェリアのアクセスランキング