シンガポールの対岸の街・ジョホールバルの人気観光スポット14選

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シンガポールの対岸の街・ジョホールバルの人気観光スポット14選

ジョホールバルは、マレー半島の南端付近にあるジョホール州の州都です。首都クアラルンプールに次ぐ人口規模を誇り、ジョホール海峡の対岸にシンガポールを望む港町として発展しています。シンガポール中心部から1時間ほどで行けるため、シンガポール側からの日帰り観光地としても大人気。歴史的建造物やレジャー施設も多く、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめるのが魅力です。今回は、そんなジョホールバルでぜひ訪れたいおすすめの観光スポットを14ヶ所ご紹介していきます。

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シンガポールの対岸の街・ジョホールバルの人気観光スポット14選

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1.スルタン・アブ・バカール・モスク

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「スルタン・アブ・バカール・モスク」は、マレーシアで最も美しいと称される木造モスク。ジョホール海峡を見下ろす丘の上に立ち、白亜の壁と青い屋根のコントラストが印象的です。「近代ジョホールの父」であるジョホール国王アブ・バカールの命を受け、8年の歳月をかけ1900年に完成しました。

広い礼拝堂を持つこのモスクには、一度に2000人もの信者を収容することができます。礼拝時間以外は内部を見学も可能ですが、男性は長袖と長ズボン、女性は長袖と長ズボン、スカーフの着用が必須となるので要必要。高台から眺めるジョホールバルの街並みも必見ですよ。

2.スルタン王宮博物館

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「スルタン王宮博物館」は、国王アブ・バカールが1886年に建てた王宮です。白と青のコントラストが美しいビクトリア調の建物内には、実際に使用されていた家具や食器、衣装などが7万点も展示されています。
館内には国王や王妃の部屋などが再現されており、とにかく見どころがいっぱい。整備された美しい庭園からは、ジョホール海峡を眺めることもできます。

3.ジョホール動物園

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1928年に開園した「ジョホール動物園」は、アジアでも最も古い動物園の一つです。規模はさほど大きくありませんがライオンやゾウ、オランウータン、トラなどといった定番の動物から、日本ではあまり見られないカラフルな鳥や爬虫類まで幅広く飼育されています。

どの動物も至近距離で観察できるとあって、お子様連れのファミリーに大人気。スルタン・アブ・バカール・モスクから徒歩10分ほどなので、ぜひ併せて訪れてみてくださいね。

4.タンジュン・ピアイ国立公園

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「タンジュン・ピアイ国立公園」は、ユーラシア大陸最南端の岬を中心とする国立公園です。敷地内にはおよそ526ヘクタールものマングローブの森が広がっており、回廊を歩きながら園内を散策することができます。森の中には野生のサルや鳥が多く生息しているので、運が良ければ会えるかもしれませんよ。

タンジュン・ピアイ国立公園は、ジョホールバル市内から90kmほど離れたところにあるので、バスかタクシーを利用するか現地ツアーに参加するのがおすすめ。名前と日付入りの「アジア大陸最南端の地到達」という認定書(有料)も発行されているので、ぜひ手に入れてみてくださいね。

5.新山華族歴史文物館

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「新山華族歴史文物館」では、中華系民族がマレーシアに渡ってきた歴史をパネル形式で紹介しています。ジョホールバルの歴史に華人が深く関わってきたことを示す資料館だけに、ここはぜひ訪れておきたいところ。ちなみに、ジョホールバルは中国語で「新山」と呼ばれたそうですよ。

館内には、華人の世界に浸透している秘密結社の様子や、第二次世界大戦時の日本統治の様子が様々な資料を通して展示されています。丁寧な解説が付いているので、じっくりと読んでみてください。館内にはショップも併設されており、マレーシアの歴史に関する資料や本が販売されています。

6.マレー民族村

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マレーシアが多民族国家であることは有名ですが、実は、そのうちの約6割をマレー系民族が占めています。そんなマレー民族の伝統的文化を紹介しているのが「マレー民族村」。ジョホールバルの観光ツアーで必ず訪れる人気スポットです。

カラフルな衣装を身に着けて踊るマレーダンスの鑑賞や伝統家屋の見学だけでなく、バティック(ろうけつ染め)や石鹸作り、名物料理の体験や試食も楽しめるのが魅力。ショップにはバティック染めの小物や伝統工芸品も販売もしているので、お土産としても購入するのもおすすめです。

7.柔怫古廟(ジョホール・グーミャオ)

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ジョホールバルの道教寺院「柔怫古廟」は、様々な宗教寺院が並ぶ通りにあります。このエリアを歩いていると、マレーシアが多民族国家であることをより強く感じられるかもしれません。寺院は主に5つの地域の神々を祀っていて、中国系移民の心の拠り所となっています。

柔怫古廟で有名なのが、旧正月に行われる「遊神」というお祭り。元天上帝、洪仙大帝、感天大帝、華光大帝、趙大元帥の5つの神像を神輿に乗せて市内を練り歩くもので、140年以上の歴史を誇ります。五神像はそれぞれ異なった表情をしており、そちらも見どころの一つとなっていますよ。

8.スルタン・イブラヒム・ビルディング

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1939年に建築された「スルタン・イブラヒム・ビルディング」は、小高い丘の上に建つ州庁舎です。街のどこにいても目にすることができるこの建物には、かつて日本軍の司令部が置かれていました。当時は、この建物からジョホール水道越しにシンガポールまでを見通すことができたのだとか。いつになるかは未定ですが、将来は博物館として使用される予定です。

9.アルルミグ・スリ・ラジャカリアマン・グラス・テンプル

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「アルルミグ・スリ・ラジャカリアマン・グラス・テンプル」は、別名「グラステンプル」と呼ばれるヒンズー教の寺院です。世界にあるいわゆる「ガラス寺院」の中では最も古く、マレーシアでは唯一のものなのだとか。およそ1年の歳月をかけて2009年に完成しました。

複雑な彫刻が施された外観も見どころですが、驚くのは内装の美しさ。内部の約9割が鏡のモザイクで作られていて、至るところでキラキラと輝いています。中には多様性を受け入れるマレーシアらしく、ヒンズー教の神様のほかにキリストやブッダの像も祀られていますよ。マザーテレサの像もお見逃しなく!

10.パサ・マラン(夜市)

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東南アジアの夜といえば、夜市(ナイトマーケット)は外せませんよね。ジョホールバルの夜市「パサ・マラン」も観光客に大人気で、月曜日から日曜日まで毎日あちらこちらで開催されています。

B級グルメやスイーツを気軽に堪能したい方は、お手頃価格の夜市がおすすめ。サトウキビのジュースや海老のすり身がたっぷりと入ったさつま揚げ、「バニー」と呼ばれるお焼き、ラクサなど名物グルメが目白押しです。Tシャツやアクセサリーなども扱っているので、お土産探しに訪れてみるのも良いかも。

11.レゴランド・マレーシア

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2012年にオープンしたジョホールバルの新名所「レゴランド・マレーシア」。レゴランド自体は日本にもありますが、マレーシアらしさを感じられるジョホールバルのレゴランドも一見の価値ありですよ。身長制限も100㎝と低めなので、小さなお子様も思う存分楽しむことができます。

2013年には、なんと「ウォーターパーク」がオープン。世界中にあるレゴランドの中で最も大きなウォーターパークで、のんびり遊べるプールから高速で滑るスライダーレース、スリル満点のアトラクションなどバラエティーに富んだ設備が揃っています。お子様連れのファミリーはぜひ。

12.オーキッド・バレー

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世界最大級を誇るラン園「オーキッド・バレー」には、80種類以上ものランが栽培されています。かつてはランばかりでしたが、現在は様々な種類の観葉植物が飼育されており、園内にあるトラムに乗りながらゆっくりと見学することができます。園内にあるショップでは観葉植物を購入することもできたりと、お花好きにはぜひ訪れて欲しい観光スポットとなっています。

13.エンダウ・ロンピン国立公園

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熱帯雨林保護区である「エンダウ・ロンピン国立公園」は、「タマン・ヌガラ」に次ぐマレーシア第二の規模を誇る国立公園です。ジョホールバルの北東に位置し、世界で最も古い熱帯雨林の一つとして有名。約8万ヘクタールという広大な敷地には、珍しい動植物が多数生息しています。

ジャングルの中を歩くトレッキングでは、リーフモンキーやオナガザル、シロテテナガザル、ゾウ、シカ、バク、そして稀にトラやヒョウなどに遭遇することもあるのだとか。園内を流れるエンダウ川とロンピン川では川下りも楽しめます。ちなみに、入園するには許可が必要なのでご注意くださいね。

14.ティンギ島

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ジョホール州の東海岸から70kmほどの場所に浮かぶ島「ティンギ島」。ティンギ島の歴史は古く、15世紀に栄えたマラッカ王朝時代に中国の船団が寄港していたとされています。かつては中国の水夫から「将軍の帽子島」と呼ばれ、人口500人ほどの小さい島ながら高いところでは海抜約600mもあるのだとか。

ティンギ島の魅力といえば、きれいな海で楽しむマリンスポーツ!島内ではハイキングやトレッキングなどもできるとあって、観光客の様々なニーズに応えられるスポットとしても高い支持を得ています。
ジョホールバルを訪れた際には、ぜひ足を伸ばしてティンギ島での滞在も検討してみてくださいね。

◎まとめ

ジョホールバルには、多民族国家マレーシアを象徴する歴史スポットがたくさんあります。一方で、自然豊かなエリアでもあり、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめるのが魅力です。シンガポールからもとても近いので、シンガポール観光の際にジョホールバルまで足を延ばしてみるのもおすすめですよ。

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