名称:ディルイーヤのトライフ(At-Turaif District in ad-Dir'iyah)
住所: Ash Shaikh Muhammad Ibn Abdul Wahab,Saudi Arabia
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/1329#top
サウジアラビアには世界遺産が5か所あり、なかでも世界遺産の遺跡として有名な場所が「ディルイーヤのトライフ」です。登録されたのは2010年と最近ですが、歴史は何百年前にもさかのぼります。2019年9月27日、サウジアラビア政府は観光目的で渡航する日本国民に対して観光ビザの発給をスタートしました!ようやく観光が可能になったサウジアラビアの世界遺産、ディルイーヤのトライフへ行ってみませんか?
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サウジアラビアの建築遺跡!世界遺産「ディルイーヤのトライフ」
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「ディルイーヤのトライフ」って何?
アラビア半島では、1744年に第一次サウード王国が生まれました。その王国の首都だったのが「ディルイーヤ」です。第一次サウード王国は繁栄を極め、政治的にも力を持っていましたが、オスマン帝国との戦争によって滅ぼされ廃墟と化してしまいました。
現在、サウジアラビアの首都はリヤドですが、西に隣接する町ディルイーヤには、第一次サウード王国時代の都市遺跡が多く見られます。なかでも中心だったトライフ地区には城壁や砦など、アラビア半島中央部固有のナジド建築様式の遺跡が残っているのです。
「ディルイーヤのトライフ」へのアクセス
日本からフィリピン、エジプト、トルコなどを経由してリヤドのキング・ハーリド国際空港へ向います。キング・ハーリド国際空港があるのは、リヤド市街地のすぐ北。ディルイーヤのトライフまで車で30分あまりで行くことができます。
おすすめポイント①:サアド・ビン・サウード宮殿
「サアド・ビン・サウード宮殿(Saad bin Saud Palace) 」は、ディルイーヤのトライフ地区で一番の見どころのひとつ。エリア最大級の規模を誇る非常に壮大な宮殿である反面、繊細な造りが所々に見られるのも魅力。当時の技術力が相当なレベルにあったということが見て取れます。
おすすめポイント②:サルワ宮殿
第一次サウード王国の最初の居城が「サルワ宮殿(Salwa Palace)」です。段階的に建てられたと考えられており、政治や宗教上の拠点となった場所でもあります。
おすすめポイント③:イマーム・モハンマド・ビン・サウード・モスク
「イマーム・モハンマド・ビン・サウード・モスク(Imam Mohammad bin Saud Mosque)」は、イスラム原理主義の先駆的なワッハーブ派の宗教教育の中心となったモスクです。
◎まとめ
サウジアラビアには素晴らしい観光スポットがたくさんあり、ディルイーヤのトライフ地区もその1つ。リヤドからのアクセスが良いので、ぜひ立ち寄ってみましょう。遺跡の修復が進んできており、とても見応えがありますよ。