800種ものシグリッドが泳ぐ奇跡の湖!世界遺産マラウイ湖国立公園

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800種ものシグリッドが泳ぐ奇跡の湖!世界遺産マラウイ湖国立公園

「大地溝帯」は、東アフリカを縦断する総延長7000kmにも及ぶ巨大な大地の裂け目。その大地溝帯の南端部に位置するアフリカで3番目に大きな湖が「マラウイ湖」です。マラウイ湖はマラウイとモザンビークに属し、タンザニアとモザンビークの国境になっています。

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800種ものシグリッドが泳ぐ奇跡の湖!世界遺産マラウイ湖国立公園

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世界遺産マラウイ湖国立公園とは?

出典: ja.wikipedia.org

大地溝帯にできたタンガニーカ湖とマラウイ湖は、どちらも南北に細長い淡水湖です。南北約560kmのマラウイ湖には多くの魚類が生息していることで有名ですが、特にシクリッドは800種以上が確認されています。

シクリッドは卵や稚魚が捕食されるのを防ぐため、口の中で育てる口内保育がみられるのが特徴。そんな口内保育するシクリッドに托卵するという利己的な魚がいるなど、興味深い進化がみられます。

「カンパンゴ」は、稚魚を育てるためエサとして産卵するという珍しい子育て方法を生み出したナマズ。そしてさらに、そのカンパンゴにも托卵する「サプア」というナマズもいます。このようにマラウイ湖の水中では、子孫を残そうとするさまざまな生存戦略と、進化した奇想天外な托卵など、興味深い世界が繰り広げられているのです。

国立公園・世界遺産として登録されているのは、マラウイ湖の南部「ケープ・マクリア・ネイチャー・リザーブ(Cape McClear Nature Reserve)」という自然保護区。多くの観光客はここを目指して訪れ、素晴らしい自然の風景を見ながら参加できるアクティビティなどで楽しんでいます。

世界遺産マラウイ湖国立公園へのアクセス

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日本からマラウイへの直行便はありませんので、香港や広州、ドバイ、ナイロビ、ヨハネスブルグなど2か所以上を経由して、マラウイのリロングウェ国際空港へ向かいます。

リロングウェ国際空港からマラウイ湖国立公園まで、車で約3時間ほどのドライブです。

世界遺産マラウイ湖国立公園のおすすめポイント①:ケープ・マクリア

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マラウイ湖国立公園の一部であるケープ・マクリア・ネイチャー・リザーブ。ここで参加できるいろいろなマリン・アクティビティは、世界遺産の観光客に大好評です。

まずは、ビーチサイドのレセプションに置いてあるカヤックに乗ったり座ったりしながら安定したものを選び、ビーチから美しい湖に向かってシュノーケリングを楽しみましょう。

ケープ・マクリアには3つの島があり、その1つであるスンビ島なら30分ほど。ターコイズブルーをした穏やかな水面、カラフルな熱帯魚たち!この世界遺産のシンボルともいうべき美しいシクリッドの魚たちをぜひ見てみてください。ドムウェ島とマンボ島には、宿泊する観光客のためのキャンプサイトもありますよ。

出典: Radek Borovka

さらに、スキューバ・ダイビングにも挑戦してみましょう。ダイビングのライセンスを取得できるPADIのショップもあります。世界遺産登録の要因となった、湖の豊かな生態系に本格的に迫るチャンス!熟練したダイバーが魚たちの住処や、洞窟、花崗岩の尖塔、沈んでいる難破船などに案内してくれます。

世界遺産マラウイ湖国立公園のおすすめポイント②:オッターポイント

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世界遺産マラウイ湖国立公園の中で、シュノーケリングやカヤック、ピクニックを楽しむのに良いスポットが「ゴールデンサンズ・リザーブ」。この長いビーチの先にある「オッターポイント」は、深いターコイズ色をした水に、小さな島、巨大な花崗岩の岩、無数の熱帯魚が住む魔法の場所です。湖に潜って、カラフルな美しい世界を満喫してください。

世界遺産の見どころであるオッターポイントには、ボートでもアクセスOK。このポイントの入場料は、自然保護区を維持するのに貴重な財源となっています。

世界遺産マラウイ湖での注意事項

とても美しいマラウィ湖ですが、「住血吸虫(ビルハージア)」がいることも知られています。これは皮膚を貫通して体内に侵入するため、湖に入って遊ばなかったとしても、湖の水を使用するシャワーや歯磨きなど様々なルートで感染する可能性が考えられます。

もし、だるさや微熱などを感じたら、フラジカンテル(Phraziquantel)という薬を飲みましょう。この薬はリロングウェやンカタ・ベイなどの町なら一般的に売られており、安価で購入することができます。

また、マラリアの危険性も排除できません。渡航前に抗マラリア薬を医師に処方しておいてもらう方が安心です。しかし抗マラリア薬も完全ではありませんので、マラリアを疑う症状が出た場合や、具合が悪くなったときには速やかに医療機関を受診するようにしてくださいね。

◎まとめ

ブルーが美しいスキアエノクロミス・フライエリー、頭の形が独特なキルトカラ・モーリィ、鮮やかな黄色のイエロー・ピーコックなど、マラウィ湖固有の魚が多いことで有名な世界遺産。美しい景色とともに、ぜひこれらの魚も見てみたいものですね。

ケープ・マクリアでは、マラウイ産のお茶やコーヒー、新鮮なフルーツ、工芸品、かぎ針編みのビキニや地元の人がデザインした衣服まで、素晴らしい世界遺産観光のお土産が手に入ります。プルメリアの咲く美しい庭園で、コーヒーやお茶を飲みながら自家製のお菓子をいただくのもおすすめ。マラウイ湖国立公園は、自然美と豊かな生態系を誇る素晴らしい世界遺産です。

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