中国安徽省黄山、雄大な自然と歴史の残る世界遺産の街を紹介

画像出典:François Philipp/Flickr

中国安徽省黄山、雄大な自然と歴史の残る世界遺産の街を紹介

黄山(こうざん)は中国の安徽省にある山岳地帯の市です。古くから奇勝が見られることから、有名な景勝地でした。市の名前と同じ世界遺産の奇峰「黄山」や、宋代に作られ、今も残っている「屯渓老街」そして、安徽省のもう一つの世界遺産「西逓村・宏村」などがあり、近年も観光スポットとして高い人気を誇っています。

中国国内だけでなく外国からもたくさんの観光客が訪れる黄山。ここでは、その魅力をお伝えします。

目次

中国安徽省黄山、雄大な自然と歴史の残る世界遺産の街を紹介

目次を閉じる

1.黄山

出典: François Philipp/flickr

黄山は、仙人が住む地「仙境」といわれていた地域。その神秘的な美しさは、昔から水墨画を通して多くの画家により伝えられてきました。日本でも、仙人と聞いて、黄山のような岩山の風景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

長い間仙境として人を寄せ付けなかった黄山が、観光スポットになったのは、1979年。当時中国の首席だった鄧小平(当時75歳)が自らの足で登り、黄山の偉大さや美しさを自らの目で確認したのがきっかけでした。その後、観光地として開発が始められ、ケーブルカーやホテルが作られ、やっと一般の観光客もアクセスできるようになりました。

美しい黄山の風景は、奇岩に緑の松の木が生息しているようすが、まさに絵のよう。特に「天海風景区」と「北海風景区」には、名峰や奇峰が集まっていて、朝夕には、そこに雲がかかり、何ともいえない風情を作り出します。

◆黄山に行くならおさえておきたい情報

黄山の観光を十分楽しむには、早朝や夕方の山の風景を見逃すわけにはいきません。そのため、日帰りではなく、1泊か2泊、山頂近くにあるホテルに宿泊するのがおすすめです。黄山ではケーブルカーが3本運行しています。たくさんある黄山の景勝地同士を結んでいます。

山頂のホテルに行くには、予約したホテルに一番近いケーブルカーで登ります。しかし、ケーブルカーは山の途中までしか行かないので、それ以降は階段を上り、歩道を歩いてホテルに向かいます。そのため、大きな荷物は持たず、宿泊日数分だけの着替えなどをデイパックに入れて持っていくのが無難です。

ホテルで使う資材や宿泊客が運びきれない荷物などの移動は、すべて人間の足に頼ります。この仕事をしているのがポーターといわれる人たち。黄山を観光中、大きな荷物を背負ったり、天秤棒を使って荷物を運ぶポーターに出会います。

2.黄山温泉

黄山の山麓にある黄山温泉は、黄山表門を経由し黄山に入った時に最初に訪れる観光スポットになっています。日本から行くほとんどのツアーには、この黄山温泉の観光が含まれています。温泉がわき出しているのは、黄山風景区の南東、紫雲峰の下からで、湯の温度は約42.5℃。炭酸が強いですが硫黄が入っていないので、飲むこともできます。

湧き出すお湯の量は毎日約400トンにものぼり、一年中止まることがありません。黄山温泉は、消化、神経、心血管、新陳代謝、運動系の病気、皮膚病が適応症といわれています。黄山温泉には、白酒風呂、ワイン風呂、岩盤浴などがあり、黄山を歩いて観光した後の疲れとをるのに最適です。温泉と言っても、日本のように服を脱いで入るのとは違い、水着を着て入りますから、温水プールの感覚で楽しむことができます。

3.屯渓老街

黄山のふもとには「屯渓老街」と呼ばれる観光するのにオススメの街があります。屯渓老街の街並みは宋時代に建設が始まり、明、清時代を通して開発されてきたもの。そのため、昔の建築様式がそのまま保存されているんですよ。

黄山は「仙境」といわれただけあり、仙人とまでいわなくても多くの芸術家が住み着いたところです。だから、屯渓老街には水墨画を初め、様々な美術品や手工芸品を扱う店が並んでいます。また、国立の屯渓博物館と私立の万粹楼という2つの博物館もあります。

屯渓老街の建物は煉瓦と木材で作られ、ほとんどが2階建てや3階建です。現在では、1階のほとんどすべてが店舗として利用されています。老街で売られている手工芸品や美術品は黄山のお土産にピッタリですし、観光するだけでも楽しい所です。また、屋台になっている飲食店で、ちょっと黄山グルメを堪能するのもいいでしょう。

5.古民居郡「西逓村」

黄山から車で1時間くらい行ったところにある西逓村。宋の時代に集落として形成され、明・清時代に発展しました。当時の建物がしっかり保存されているため、2000年に世界遺産に登録されました。登録後は、観光スポットとして人気を博するように。黄山から近いため、黄山の観光と合せて、多くの人が訪れます。

西逓村の入口には「青石牌坊」と呼ばれる大きな門が立っています。中央には東西に渡って幹線道路があり、そこからたくさんの路地が作られ、その路地に沿って民家が建てられています。現在、124棟の明・清時代の建物が一般に公開されていますよ。

6.宏村

出典: François Philipp/flickr

黄山の近くにある宏村は作りが西逓村は少し違っています。宏村に到着するとすぐに目に飛び込んでくるのが、白壁の建物と水路!。宏村の入口にあるのは南湖と呼ばれる人工湖で、50年の歳月をかけて掘ったものです。村の中ほどには半月型の「月沼」湖があり、その美しさから、観光客に人気があります。写真撮影のスポットなので、カメラをお忘れなく。

村の形が牛の形に似ているのは、この地域の村ではよくあること。実際に歩いてみて、牛の形に似ているか検証してみてください。村内はたくさんの観光客であふれるときもありますが、少し奥に進んでいくと静かなエリアに出ます。そこに立ち並ぶ古めかしい豪邸をみると、昔の商人たちの贅沢な生活ぶりが想像できます。黄山観光に訪れたらぜひ足を運んでもらいたい観光スポットです。

◎まとめ

中国安微省にある黄山市、その中心にある世界遺産「黄山」は中国人の間で、「黄山を見るまでは山を見たとは言えない」と言われています。それほど黄山は、雄大で美しく、しかも神秘に満ちた山なのです。岩山という開発しにくい環境に対して、幾多の困難を乗り越え山を開発したおかげで、今では簡単にアクセスできる観光スポットとなりました。

また、黄山の近辺にある「屯渓老街」や「西逓村・宏村」では古い建物がしっかり保存され、明時代、清時代の豪商達の生活を偲ぶことができます。中国の雄大な自然と歴史の両方を兼ね備えた黄山は、今もなお観光客を魅了して止みません!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

黄山でおすすめの記事

    黄山の記事はまだありません。

黄山のアクセスランキング